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更新日 :2021年05月01日

洗濯ネットの使い方・選び方ひとつで、色移り・型崩れ・ほつれ知らず

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一人暮らしを始めた当初は、「洗濯ネットとか使う意味あるの?」なぁんて思ってた僕ですこんにちは。

だってほら、ただの袋じゃないですかあれ。
なら別に無くてもいいじゃん? と使わず洗ったのが運の尽き、まだらに青いシャツの完成です。

いやぁ大事ですね洗濯ネット。それからはちゃんと使うようになりました。

…後日、ケチって安物を使ってたら洗濯中に破れて、黄色いまだらが付いたわけですが。

洗濯ネットの効果

じゃあ洗濯ネットには何ができるのか。それを解説いたしましょう。

ずばり、洗濯物の隔離です。

・毛玉なんかのゴミが移るのを防ぎ
・服どうしが絡まるのを妨げ
色移りをしなくする

基本的にはこういう効果があります。

洗濯ネット選び

冒頭でも書いた通り、僕は安いもの……100円+税のネットを使いました。
ネットの生地が違うだけ? サイズが違うだけ? そんなはずがありません。
安物で充分なら、数百円するものが売られてるわけが無いのです。

というわけで、大雑把にどんな違いがあるのか知るべきでしょう。
網み目のこと型くずれ防止機能について違いを解説します。

編み目のこと

高いものほど編み目が細かくなる傾向にあります。じゃあ何が変わるのか。
細かいほどに、糸くずとか毛玉とかが付きにくくなります。
そりゃそうですよね、通り抜ける穴が小さくなるんですから。

また、ネットの強度が変わります。形を保つための柱が増えますからね。
強度があれば、中にある服もぐちゃぐちゃにならずに済む。
つまり、形崩れとかシワの心配が減るわけです。

逆に、目が粗いことの利点もあります。それが『しっかり洗える』点。
目が細かければゴミ同様に水も通りにくくなります。そうすると洗浄力が少し落ちる、なんてことが起きるのです。

型くずれ防止機能

洗濯ネットの中には『袋』から『かご』に変化したものもあります。一部の方にはなじみ深いでしょう、下着用のアレとかですね。

このタイプは強度こそ全て。当然、値段が低ければ強度が下がってしまいます。
であれば、使う以上は良いものを使うようにしましょう。
なに、高くてもせいぜい4~500円程度のもんです。

実際の使い方

それでは使っていきましょう。とは言え、どんな服をネットに入れるべきか分からないでしょうし、まずはそこからです。

ネットに入れるべき服

6タイプの服をチェックしていきましょう?

洗濯ネット使用の表示がある服
当たり前です。

セーターなど、糸くずが出そうなもの
スパンコールなど、剥がれそうな装飾があるもの
他の服と絡まらないように、最悪でも被害がネット内で済むように隔離しましょう。
裏返しにして入れるようにすれば、より被害が減ります。

色移りして欲しくない服
汚れが付きやすい or 目立つ服
こういう、被害者側の服のほうが多いなら、そっちをネットに入れた方がいいでしょう。

ワイヤーなど、形崩れが恐いもの
専用のネットに入れればたぶん大丈夫。

色移りが恐いだけの、例えば白いTシャツなんかは粗目のネットで充分でしょう。

反対に、細かいゴミが恐いもの、黒いストッキングとかは細かい網目のものを使うといいです。

洗濯をする

さあ本題です。服をネットに入れて洗濯をしましょう。

   手 順  

1. シミなどは抜いておく

目立った汚れ、手洗いでも取れそうなシミなんかは取っておきましょう。
洗濯は全体的な汚れを取るのであって、ピンポイントな汚れには弱いものです。

2. 洗濯物をネットに入れる

1つのネットに1つの洗濯物を心がけてください。シワや形崩れを気にしないのなら複数入れても構いませんが、洗濯機で起こることはネットの中でも起こるのだと思ってください。

オシャレ着のような絶対にシワが付いて欲しくない服は、ピッタリな大きさのネットに畳んで入れるようにしましょう。

後は普通に洗うだけ。
洗濯ネットは特に手入れを必要としないので、何も考えず使っていきましょう。

変化球的な使い方

洗濯以外の用途を紹介しましょう!
他の使い方したら洗濯ネットじゃないって? 細かいことは気にしない気にしない。

服の保管として

長期の保存というより、旅行に持っていく服を入れる袋的な意味合いですね。

見ての通り穴が空いている、かつ丈夫な袋です。そう、通気性がいいんですよ。
中身が透けて見えるので何が入っているか分かりやすく、保存にも向いているとなれば使わない手はないでしょう。

野菜の保管用として

いや、ふざけてるんじゃ無いんですよ?

玉ねぎとか芋のような『密封しないほうがいい野菜』を入れる袋にはぴったりなんです。
日陰に吊るせるだけの強度もありますからね。

まあこの使い方をするにしても、くたくたになって「もう引退かな?」って具合のネットの隠居先に留めたほうがいいでしょうね。

洗濯ネットは洗浄力に影響する?

洗濯ネットを使うと、普段の洗浄力を発揮できないという心配もあると思います。

結論からいうと、ズバリ、洗濯ネットの使い方によっては、普段の洗濯よりも洗浄力を落としてしまう可能性はあります!

洗濯ネットが大きいからと言ってぎゅうぎゅう詰めにしてしまうと、汚れを落とすどころか、逆に洗浄力が落ちてしまうのです!

また、正しい使い方をしても、どうしても洗浄力が落ちてしまうのは事実。
ネットを1つ挟んでしまうので、正直鹿のないことです。

ただ、多少洗浄力を落としてでも、大切な服を守れるならそれは嬉しいことですよね!

洗浄力をおさえるポイント

洗濯ネットに小分けした洗濯物は、いつもの量よりは少なめにいれるのがコツになります!

洗濯機内で自由に動けるスペースを確保することで、洗浄力のUPに繋がるんです。

また、洗濯ネット選びも重要なポイントです。

洗濯ネットの種類はたくさんあります。

目の粗いものから下着用の目が詰まっているもの、さらには二重になっているものまで様々な種類があるんです!

本来の目的である「衣類を守る」というのも大事なことですが、そこに影響を及ぼさない範囲で、「洗浄力」もネット選びの基準にしてみてください!

まとめ

この記事を書くついでに色々調べたんですが、面白い洗濯ネットがたくさんありました。よく思いつくなーって感じの。

まあ、安い洗濯ネットでも問題ないっちゃ問題ないんですけどねー。ファスナーが壊れるとか普通に起きますし、ケチらないことをおすすめします。

中身の見える丈夫な袋ですからね、挙げた他にもいくらだって用途があるはずです。
便利な使い方を考えてみるのも、いい暇つぶしになるかもしれませんよ?