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更新日 :2023年09月30日

手洗いの洗濯方法を解説!洗濯機を使わない洗い方や洗剤の選び方まとめ

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おしゃれ着や大切な洋服は、手洗いする必要があります。洗濯機がない環境で洗わなくてはいけない状況もあるでしょう。今回は、洗濯機を使わずに洗濯物を手洗いする方法を解説。手洗いすべき衣類の見極め方、洗剤の選び方、基本の手洗いのやり方や干し方を覚えておきましょう。

手洗いをすべき洋服とは?

手洗いってなんだか面倒くさい雰囲気がありますよね。洗濯機があるならそっちを使いたい!と思うのは当たり前です。これだけは手洗いをすべき!という洋服だけを見分けられるようにしましょう。

「手洗い」と「洗濯機の手洗いコース」の違い

洗濯機にはいろいろなコースがあります。手洗いコース、ドライコース、ソフトコース、おうちクリーニング…など。メーカーと機種によって名称は変わりますが、基本的に「手洗いコース」というのはドラムをほとんど回さず服になるべく負荷をかけないように洗うコースのことです。

しかし、やはり機械の力で洗うので、どうしても摩擦の力が加わり、洋服へのダメージは避けられません。デリケートな素材を使った洋服だけど、クリーニングに出すほどでもない…というものは、自宅で「手洗い」することをおすすめします。

洗濯表示をチェック

どの洋服を手洗いすべきなのかを判断するには、洋服の内側にある洗濯表示のタグを見ることです。

洗濯表示は、2016年の12月に海外の表示と統一されました。ただ、旧表示の洋服を持っている方も多いと思うので、今回は手洗いの旧表示と新表示を紹介します。手洗いの表示はあまり大きくは変わっていません。

旧表示は台形の桶の形に「手洗イ」という表記があります。対して新表示は台形の桶の形に手の絵が描かれています。とてもわかりやすいですね。

基本的にこの洗濯表示があれば、洗濯機は使わず、手洗いするようにしましょう。もちろん、他の表示だから手洗いをしてはいけないということではありません。

注意
・桶の形にバッテンのマークがある場合
・「ドライ」と書かれたもの

の2つは、水洗い厳禁!自宅では洗濯しないようにしましょう。

特に手洗いをおすすめする服

洋服は、洗濯をすればするほど寿命が短くなっていくものです。そのため、洗濯表示に関係なく、お気に入りの服であれば手洗いをするように心がけましょう。

型崩れしやすいニットやセーター類、またはワンピースなどは手洗いがおすすめです。毛、ポリエステル、ナイロン、アクリルなどの素材は、洗濯機で洗うと縮んでしまう恐れがあるので、注意しましょう。

洗剤の選び方

手洗いするときは、洋服の汚れ具合によって洗剤を変えていきましょう。洋服の状態を見ながら洗剤を選ぶことで、余計なダメージを与えずに済みます。

また、洗濯表示に「中性」と書かれていれば中性洗剤を使い、塩素系漂白剤を使えるかどうかなど、取り扱い表示にも注意しながら洗剤を選んでいきます。

粉末洗剤


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粉末洗剤は洗浄力がしっかりしています。注意する点としては、粉末状のため溶けづらいということ。手洗いをするときは水の温度が低くなりがち。水温が低いと、粉末洗剤が固まってしまいます。そこで、手洗いでは、洗剤を一度お湯に溶かしきってから使うように心がけましょう。

液体洗剤


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普段の生活でつくような軽い汚れや汗を落としたいときは、液体洗剤で十分。粉末洗剤と比べて水に溶かすという手間もかかりません。その手軽さから液体洗剤は人気があり、種類も豊富です。

固形洗剤

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シミなどをピンポイントで汚れを落としたいときに便利なのが、適度な硬さのある固形の洗濯石鹸です。固形なので、汚れに直に擦り付けるときに力が入れやすく、使いやすいです。

おしゃれ着洗い用の洗剤

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通常の粉末洗剤や液体洗剤が弱アルカリ性です。一方、おしゃれ着用の洗剤の多くは中性洗剤。「大切な洋服を洗う」ということを前提に作られているため、洋服へのダメージを抑え、優しく洗うことができます。

おしゃれ着用の洗剤も種類が豊富なので、大切なお洋服に合わせて、自分好みの香りの洗剤を選んでみてもいいですよね♪

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おしゃれ着用洗剤の「アクロン」です。薬局やスーパーなどで簡単に手に入れられるので、手洗い初心者の方にはおすすめ。フローラルブーケの華やかな香り。

手洗いを成功させる2つのポイント

大切なお洋服を手洗いするために、失敗しないように、注意してほしいことを2つお知らせします。

水の温度を一定に保つ

手洗いのときに気をつけるべき点は水の温度です。熱すぎず、冷たすぎず、生温かい38℃くらいの水温が理想的です。

また、洗い始めと洗い終わりの温度差が激しいと洋服が縮んでしまいます。つまり、温度が変わらないようにすることが大切!手洗いをするときには、時間を空けずに短時間で洗うようにしましょう。

柔軟剤はすすぎの最後に入れる

柔軟剤を使うときは、すすぎの一番最後に入れてください。洗剤液やすすぎの最初の段階で入れてしまうと、柔軟剤が流れてしまいます。柔軟剤の効果が薄れてしまうので、注意しましょう。

手洗いをするときは、すすぎの前にきれいな水に替えます。柔軟剤は、衣類を入れる前に水に入れて、よく溶かしましょう

手洗いの準備をはじめましょう

そろそろ準備をはじめましょう。手洗いに必要な道具と洗剤液の作り方を紹介します。

手洗いに必要な2つの道具

洗濯機を使わずに洗うという事は、必要なものがたくさんあるんじゃないか…と思う方もいるかもしれません。安心してください。洗うときに必要なものは、基本的に2つだけです。

洗剤

洗剤は先ほど説明した通り。桶は、ゴム製のバケツや、なんなら洗面台のシンクでも構いません。水を溜められる大きめ、スペースであれば大丈夫です。

洗剤液を作ろう

洗剤と桶の準備ができたら、洗剤液を作りましょう。洗剤液の作り方はどの手洗いの方法でも同じです。

桶に、洗いたい洋服が浸かるぐらいのぬるま湯を溜めます。先ほどお伝えしたように、水の温度には注意してぬるま湯を使ってくださいね。

洗剤の量はメーカーや水の量に応じて変わります。パッケージの裏に目安量が書かれているので、それを参考に洗剤液を作りましょう。

ここまでできたら手洗い開始です♪肌が弱い方や手が荒れるのが気になる方は、ゴム手袋をつけて洗うといいですよ。

洋服を丸洗いする3つの手洗いの方法

手洗いには、素材や汚れ具合によって違う洗い方をする必要があります。洋服を丸洗いしたいときには、

押し洗い
振り洗い
つけこみ洗い

の3つの方法があります。

押し洗い

手洗いのベースとなる洗い方です。セーターなどのかさがある衣類を洗うときにおすすめです。

  手順  

1. 衣類を畳んで液に入れる

衣類の汚れている面がオモテに見えるように畳みます。洗濯桶にすっぽり入る大きさに畳みましょう。

2. 「押す→浮かせる→押す」を繰り返す

畳んだ衣類を洗剤液に入れたら、手のひらで洗い桶の底に沈めるように優しく押します。押したら手を放し、衣類が浮くのを待ち、浮いてきたらまた押すという事を20回ほど繰り返します

注意
あくまでも水の中で押して浮かせるのを繰り返すだけで、揉んだりこすったりはしないこと。

3. 水を張り替える


洗剤液を落とすため、すすぎをします。洗剤液を捨てて容器を軽く洗ってから、新しくぬるま湯を溜めていきます。このとき、洗剤液と同じ温度になるよう意識しましょう。

4. すすぎでも「押す→浮かせる→押す」を繰り返す

洗うときと同じように、押す→浮かせる→押すを繰り返します。水を替えながら、泡が出なくなるまで続けます。基本的に2回くらい水を替えると洗剤は落とせます。それでも気になる場合は、3回ぐらい水を替えても大丈夫です。

振り洗い

薄手のブラウスなど、シワになりやすいような衣類を洗うときに用います。服をこすらず、生地へ負荷がかかりにくい方法といわれています。

  手順  

1. 衣類の端を持って洗剤液に浸す

肩の縫い目など、強度がある部分を持って洗剤液に浸します。

2. 洗剤液の中で素早く振る

衣類の端を持ったまま、洗剤液の中で軽く振り、表面のホコリを落とすように洗います。

3. 水を張り替える

洗剤液を捨てて容器を軽く洗ってから、新しくぬるま湯を溜めていきます。水の温度を変えないよう注意して、すすぎ用のぬるま湯に替えます。

4. すすぐときも水の中で「素早く振る」

水の中で振るようにして洗剤液を落とします。2回くらいすすぎましょう。振り洗いをする衣類は、基本的に薄手のものなので、簡単に洗剤液を落とせることが多いです。素早く水に通し、洗剤を落としましょう。

注意
伸縮性のある生地や厚手の衣類は避けること。
衣類が伸びたり、洗濯液が飛び散る原因になります。

つけこみ洗い

汚れの少ないセーターなどを洗いたいときに行います。

  手順  

1. 衣類を畳んで液に入れる

特に汚れが気になる面が外側になるようにキレイに畳み、洗剤液につけます。

2. 15~20分ほどつける

衣類を洗剤液につけたら、そのまま15〜20分ほど置いておきます。上から押したり揉んだりもしません。動かさないように注意してください。

3. 軽く脱水する

バスタオルに挟み、軽く水分を取ります。洗濯機がある場合は、衣類を畳んだ状態のまま洗濯ネットにいれ、10~30秒ほど脱水してください。

4. 水を張り替える
洗剤液と同じ温度のぬるま湯に張り替えてください。

5. 1分ほどつける

衣類を畳んだ状態で、新しく張り替えた水に1分ほどつけこみます。

6. もう一度、水を替えてつける

水を張り替え、再び1分ほどつけこめばOKです。

部分洗いをするときの手洗いの方法

袖口を汚してしまった!襟周りの汚れだけ集中して洗いたい…と、洋服全体を洗わずに、部分的に洗えるのも手洗いの利点です。部分洗いには4つの方法があります。

つかみ洗い

ウール素材やセーターなどの厚みがあるもの、生地の柔らかいものの袖口などを洗うときに用いる洗い方です。汚れた部分を洗剤液に浸しながら、手のひらで握ったり離したりを繰り返して汚れを落とします。

揉み洗い

綿や麻などの丈夫な衣類で、汚れがひどいものを洗うときに使います。汚れた靴下などを洗剤液につけ、両手で強く揉むようにして汚れを落とします。

たたき洗い

シミができてしまったときや、こすると縮んでしまう洋服に使います。洗剤の原液をスポンジなどの柔らかいものにつけ、シミの部分を軽く叩くようにして汚れを落とします。

つまみ洗い

こちらの洗い方も「たたき洗い」と同じようにシミなどの範囲が狭い汚れに使います。洗剤液に汚れた部分を浸して、指先でつまみながら、こするようにして洗います。生地をこすり合わせてしまうと、生地がよれてしまったり、シミが広がってしまうので、気をつけましょう。

脱水の方法

手洗いの手順は洗濯機と同じで、洗い→すすぎ→脱水→乾燥の4ステップです。

生乾きの状態で放置してしまうと、せっかく洗濯したものが臭くなってしまいます。残りの2ステップ、脱水と乾燥も手を抜かずにやっていきましょう。脱水には、洗濯機を使う方法と、使わない方法があります。

洗濯機を使う脱水の方法

水を多く含んだまま干してしまうと、重さで洋服が伸びてしまう可能性があります。セーターなどの衣類を手洗いした際は、洗濯機で手早く脱水することをおすすめします。

用意するもの

・洗濯ネット
・バスタオル

  手順  

1. 衣類をバスタオルに挟む

特に繊細な素材を使っている場合は、まずバスタオルに挟みます。ニットなどの型崩れしやすいものは畳んでからバスタオルに挟みましょう。振り洗いした薄手の服は、バスタオル上に広げてから、端から丸めます。シワにならないよう注意して、丸めましょう。

2. 洗濯ネットに入れる

畳んだ洋服、またはバスタオルに挟んだ衣類は、洗濯ネットにキレイに入れましょう。

3. 15~30秒ほど脱水にかける
洗濯機の脱水機能を選んで、時間を1番短い時間に設定します。15~30秒ほどの短い時間の設定がない場合は、自分で時間を測るようにしてください。

注意
脱水の時間を長くしてしまうと、衣類にシワがよってしまいます。衣類から水が滴り落ちることがないような状態であれば問題はないので、状態を確認しながら脱水にかけましょう。

洗濯機を使わない脱水の方法

部分洗いしたものや、薄手のものは、洗濯機の脱水機能を使わなくても簡単に脱水できます。

用意するもの

・バスタオル

  手順  

1. バスタオルに挟む

衣類がシワにならないよう、バスタオルの上に広げて挟みます。

部分洗いしたものは、濡れている部分をバスタオルで挟みましょう。

2. 軽く叩く

ここで絞ったりすると、摩擦で衣類にダメージを与えてしまいます。バスタオルに水分を移すような感覚で上から軽くポンポンと叩きます。衣類から水が滴り落ちなくなればOKです。

洗濯物の正しい干し方

最後のステップ、これでお洗濯完了です!衣類の種類によって干し方が変わってくるので気をつけましょう。

注意
洋服が日焼けしないよう、出来るだけ陰干しすること。色褪せが気になる場合は、服を裏返して干してみましょう。

ニットやセーター

平干しする

重さがあり、伸縮性のある素材を使ったセーターなどは、平干しが適しています。「平干し」とは。洋服を広げて、地面と平行な形で干すことを言います。

専用の干し竿などもありますが、袖が垂れないように平らに広げるということが守れていれば問題ありません。ピンチハンガーの上にかけるなど、家にあるものでも代用できます。

竿にかける

竿に引っ掛けて干す方法です。ニットなどを干すときに望ましいのは平干しですが、竿を使うと場所を取らないのでコンパクトに済みます。水分をたくさん含んだ状態で竿にかけると、袖などが伸びてしまうことがあるのでご注意を。

ハンガーにかける

ハンガー1本で吊るして干すと袖が伸びてしまうので、袖などをハンガーの上にかけるなどして重みがかからないようにしましょう。

複数のハンガーにかける

ハンガーを3本使った時の例

より重さを分散させて型崩れを防ぎたい際には、ハンガーを複数使って胴と袖を上手く引っ掛けましょう。ハンガー1つより型崩れしにくく便利です。

襟付きのシャツ

生地が重なると風通しが悪くなり、生乾きの原因となってしまいます。襟のついたシャツはハンガーにかけ、襟をたてます。前にボタンなどがついている場合は、ボタンを開けましょう。

ボトムス

スカートやズボンは、筒状に干します。ウエスト部分をピンチハンガーで細かくとめ、空気が入るように立体的に干すということを意識しましょう。

部屋干しのニオイ対策

夜や雨の日に洗濯して、どうしても部屋干しをしなければならないときもありますよね。しかし、部屋干しをすると生乾きになってしまったりして、ニオイが気になってしまうことがあります。そこで、部屋干しのニオイを対策する方法をご紹介します。

柔軟剤

ニオイの原因は、雑菌の繁殖です。除菌、抗菌作用のある柔軟剤を使うと、部屋干ししてもニオイが抑えられます。

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部屋干しのニオイを抑えるために、消臭効果のある柔軟剤を使うといいでしょう。爽やかなリフレッシュグリーンの香りです。

乾燥機、サーキュレーター

外で乾かせないときは、乾燥機やサーキュレーターなどの家電に頼りましょう。しかし、おしゃれ着や繊細な装飾の付いた服は乾燥機に入れないようにしてください。部屋干しをして、サーキュレーターで風を当てると乾きやすくなります。

ちなみに、部屋干しでニオイを防ぐには「湿度・温度・風通し」が大事なポイント。こちらの記事でも部屋干しの対処法が書いてあるので、ぜひチェックしてみてください!

まとめ

さまざまな手洗いの方法を紹介しました。洗濯機に比べると、もちろん手間はかかってしまいますが、お気に入りの服やデリケートな素材の服は手洗いで丁寧にお手入れすると長持ちします。

まずは手元にある薄手のスカーフなど、簡単なものから、手洗いにチャレンジしてみてはどうでしょうか。

※本記事の内容は、本記事作成時の編集部の調査結果に基づくものです。
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