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更新日 :2022年02月10日

キッチンの油汚れには重曹がきく!お米のとぎ汁・みかんの皮も活躍!

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キッチンのお掃除って大変ですよね?
特に面倒なのが、油汚れだと思います。

コンロ周りはもちろん、換気扇、グリル、壁まで、気になる油汚れはそこら中に広がっています。
しかも、油汚れは放っておけばおくほど、こびりついてしまいます。

今回は、油汚れをきれいさっぱり落とす方法を紹介します。

キッチンの油汚れは、熱で気化して飛び散った油が原因だった

そもそもなぜキッチンは油汚れで汚れてしまうんでしょうか?
原因は、料理をする時に、分散する油の粒子にあるんです。

料理中、油の粒子はあちこちに飛び散ります。
その油と埃がくっついて、あの頑固な油汚れになってしまうんです。

料理をするときには、空気が温められ、上昇気流が発生します。
そのため、油の粒子はさらに周りに飛び散りやすくなっているんです。

料理中にしっかり、換気扇を回すことで、油汚れが飛び散るのを防止することができますよ。

油汚れは洗剤や重曹でも落とせますが、それだけじゃない

油汚れの原因がわかったところで、続いてお掃除の方法を紹介します。
油汚れをお掃除する方法は、色々あります。

油汚れの場所、しつこさなどによって、適したお掃除方法が違ってきます。

今回はいくつかの掃除方法を紹介すると同時に、そのお掃除方法がどこに使えるのかも伝授していきたいと思います。

洗剤を使った方法

スーパーなどに行くと、キッチン掃除のための洗剤が多く並んでいます。

キッチンの汚れ、油汚れに!というだけあって、確かに綺麗にすることができます。

特に使いやすいのはスプレータイプのものですね。

雑誌でも取り上げられていて、効果を実感した声が多数上がっています。
使い方はとても簡単。

油汚れに直接スプレーして、拭き取り、水拭きするだけ!

油汚れを簡単に綺麗にしたい場合には、試してみてくださいね

–使える場所–
コンロ周り、グリル、換気扇

重曹を使った方法

私がもっともおすすめするお掃除方法は、重曹を使った方法です!
なにより安いし、色々な使い方ができるんです。

1◇重曹スプレー

スプレー容器に重曹を溶かした水を入れて使います。
重曹は、水500mlに対して小さじ4杯程度。

油汚れが気になるところにスプレーして使っていきます。

しつこい汚れには、「湿布法」が便利です。

「湿布法」とは、キッチンペーパーの上から重曹水を吹きかけて、湿布のようにする掃除方法です。

30分から1時間ほど、時間を置いてから、水拭きをして仕上げます。

ただ拭くだけでは、落ちなかった汚れもこのやり方で綺麗になりますよ♪

–使える場所–
コンロ回り、グリル(庫内を含む)

2◇重曹ペースト

重曹を少量の水に溶かして使います。

ペースト状のいいところは、水のように垂れてこないことです。

また、重曹粒子のつぶつぶ感も残っていて、研磨作用も期待できます。

汚れがしつこく、ペーストを塗ってこするだけでは綺麗にならない場合には、ラップを使うのが便利です。

ペーストを塗った上からラップをすることで、重曹の効果がアップ。

水の代わりに、台所用の中性洗剤をつかって重曹をペースト状にするとより強力にお掃除できます。

ペーストのつぶつぶ感は結構はまります!一度やってみてくださいね!

–使える場所–
コンロ、換気扇、壁、グリル

グリルは、洗剤と重曹の両方を使ってお掃除することができるのですね。
魚焼きグリルの庫内や網の焦げや臭いを簡単に落とせる掃除方法を紹介」では、さらに詳しくグリルのお掃除方法を紹介していますよ♪

意外に油汚れが綺麗になるもの

洗剤と重曹を使った掃除を紹介しました。

しかし、実はそのほかにも色々なお掃除の手段があるんです。

1◇ビール

アルコールの成分が、油汚れを綺麗にします。

飲み残しのビールが活用できていいですね。
日本酒や、ワインなども使えますよ!

2◇みかんの皮

みかんの皮を煮込んで、みかん汁を使います。

その汁をつかって油汚れの部分を拭くと、綺麗になります。
柑橘系の香りがお掃除のリフレッシュにもなります。

3◇クレンジグオイル

油汚れは、油を使うと綺麗になります。
クレンジグオイル以外にも、普通の食用油も使えます。

4◇お米のとぎ汁

お米のとぎ汁の洗浄力は意外に高いんです。
普段は捨ててしまうものですよね。

環境にも優しいですし、ぜひ一度使ってみてください。

5◇メラミンスポンジ

水だけで汚れが落とせるメラミンスポンジ。

油汚れにも使えるんです!お掃除したい時には、買っておいても良いですね。

皆さんご存知だとは思いますが、激落ちくんをご紹介します。

なんとなく油汚れには洗剤が必要な気がしてしまいますが、もちろん激落ち君は洗剤いらず。また、使い捨てなのでいちいち洗う必要もありません。

キッチン掃除には欠かせない商品ですね。

セスキ炭酸水ソーダは効果があるの?

おすすめ 商品

商品画像
セスキ炭酸ソーダ 950g アルカリ洗浄剤

重曹の便利さは有名ですが、「セスキ炭酸水ソーダ」はご存知でしょうか?

最近知られるようになってきた成分で、重曹と同じように「油汚れに強い」のが特徴です。

この「セスキ炭酸水ソーダ」は強力、かつ自然由来成分。重曹と同じく、油汚れにぜひ使ってみたいものですね。

まずはこの「セスキ」の効用についてご紹介します。

セスキの効用

セスキ炭酸水ソーダは、重曹と同じ「アルカリ性」。

そして、重曹よりアルカリ度が高いのが特徴です。アルカリ性が強ければ強いほど、油汚れを落としやすいとされています。

「じゃあ、重曹をやめてセスキにした方がいい?」

というわけでもありません。
重曹とセスキは少し効用が違いますから、使い分けが大切なんです。

まず、セスキは「水に溶けやすい」という特徴があります。

そのため、重曹を使ったときより拭き掃除などでは成分が残りにくくなって便利です。

でも、重曹が「溶けにくい」というのも悪いことではありません。

重曹のざらざらを使った重曹ペーストは効果ありですし、溶け残りがあることでクレンザーのような研磨作用が期待できます。

後でご紹介しますが、「五徳」などの油汚れがこびりついたものには重曹がオススメ。

そして、それ以外の油汚れにはアルカリ度の強い「セスキ」がオススメです。

どこに使える?

セスキを使うときは、「溶けやすい」という特長を活かして「セスキスプレー」を作ることをオススメします。500mlの水に5gを入れて溶かすだけなので、とっても簡単。

あとは気になる場所にスプレーしてみましょう。

油汚れを見つけたらスプレーして拭き取る、もしくは、セスキスプレーを噴射した雑巾でこすってみます。

キッチンの壁、コンロの周辺など、ゴシゴシこするのが難しい場所では特に活躍してくれるはずです。

換気扇にこびりついた油汚れも、セスキスプレーを使って二度拭きすれば大部分は落とせますので、試してみてください。

ただし、セスキはアルカリに弱い素材(銅・アルミ・大理石・畳・白木等の天然素材など)には使えません。

また、油汚れには強いのですが、万能というわけでもありません。水垢を落とすのには向いていませんので、クエン酸などと使い分けしましょう。

そして、セスキのもう一つの効果が「消臭」です。

シンクに吹きかけておけば、嫌な臭いが漂うのを防ぐことができます。
酸性の生ゴミに吹きかけておくのも良いですね。

油汚れの代表格「五徳」と戦ってみた

キッチンの中でも、特に油汚れが気になる五徳。

ついてしまった頑固な油汚れをすっきりと落とす、正しい手順をみてみましょう。

お掃除の手段はいろいろありますが、ここではオススメの重曹を使用する方法をご紹介いたします!

用意するもの
・重曹
・スポンジ
・歯ブラシ
手順
1
五徳を取り外す

五徳をコンロから取り外します。
掃除はキッチンのシンクで行いましょう。

2
重曹スプレーを噴きつけこする

先ほどご紹介した作り方で重曹スプレーを作り、五徳へ噴きつけます。

その後、スポンジで汚れをこすり、落としましょう。

汚れが落ちない場合は、手順3へ進みましょう!

3
重曹ペーストをつけてこする

頑固な油汚れは、重曹を少しの水で溶かした重曹ペーストが役に立ちます。

汚れが気になる部分に重曹ペーストを塗り、しばらく置いた後、歯ブラシでこすりましょう。

まだ汚れが落ちない場合は手順4へ進みます!

4
五徳を重曹水でつけ置きする

五徳が入るサイズのバケツやビニール袋を用意し、五徳を入れます。

その中に、40℃以上のお湯1000ccに対し、大さじ4~5杯分の重曹を入れ、しばらくつけ置きしましょう。

1時間くらい放置すると、汚れが剥がれてきますので、歯ブラシやスポンジでこすり落とします!

五徳の汚れが落ちたら、水分をしっかり拭き取り、乾燥させてから元に戻しましょう。

これで完了です。

五徳のお掃除について詳しく知りたい方は、こちらの記事を参考にしてみてください!

レンジフードや換気扇もきれいにしよう!

気になるキッチンの油汚れ……その原因が、レンジフードや内部の換気扇にある場合もあります。

よりきれいに仕上げるなら、レンジフード、換気扇のお掃除もしっかりしておきましょう。

「難しそう……」
と感じるレンジフード周りですが、先ほど使った重曹一つで掃除が可能!

レンジフードと換気扇、それぞれの掃除方法をご紹介いたします。

レンジフードのお掃除方法

レンジフードにこびりついた頑固な油汚れは、重曹ペーストですっきり掃除できます。
今すぐ簡単にできる、お掃除方法をみてみましょう。

用意するもの
重曹
ラップ
ぞうきん
手順
1
重曹ペーストを作る

重曹と水を混ぜて、重曹ペーストを作ります。

粉末の重曹に、少しずつ水を加えて、ペースト状になるまで練ってください。

レンジフードから、たれてこないくらいの固さで作りましょう。

2
レンジフードに重曹ペーストを塗り放置

重曹ペーストができたら、レンジフードへ薄く塗り伸ばします。

全体へ行き渡ったら、ラップをしてしばらく置きましょう。
放置時間は、1時間程度が目安です。

3
重曹ペーストをぞうきんで拭き取る

放置時間が過ぎたら、重曹ペーストをぞうきんやいらない布などで拭き取りましょう。

油汚れが浮き上がり、さっぱり落とせます。
重曹ペーストが白残りしてしまう場合は、お酢やクエン酸スプレーで掃除しましょう。

換気扇のお掃除方法

換気扇の中にあるファンは、油べっとりで掃除が大変な部分。

このファンは、重曹水につけおきするのがおすすめ!

レンジフード掃除の合間にできる、お掃除方法をご紹介します。

用意するもの
重曹
ゴミ袋
お湯
お掃除用ブラシ
手順
1
換気扇のパーツをビニール袋に入れる

お掃除したいファンやパーツをゴミ袋へ入れましょう。

一緒にフィルターなどの部品もつけおきすると、まとめて掃除できます。

パーツの角で、ゴミ袋を破ってしまわないように、2重にしておくと安心です。

2
重曹水でつけおきする

ゴミ袋の中に、50~60℃のお湯とコップ1杯の重曹を入れて、つけおきしましょう。

中身が偏ってしまう場合は、ゴミ袋を段ボール箱に入れると安定します。
30~60分程度、そのまま放置します。

3
汚れをブラシで掃除する

汚れが浮き上がってきたら、ブラシやいらない歯ブラシなどを利用して、油汚れを落とします。

油汚れが落ちたら、しっかり乾燥させて、元の場所へ戻しましょう。

汚れが残っている場合は、レンジフード掃除に使用した重曹ペーストを使って、掃除しましょう。

キッチンのお掃除の頻度は「すぐに」「こまめに」がやっぱりいい

ここまで、掃除の方法を紹介してきました。

実際のところ、キッチンのお掃除はどのぐらいの頻度で行えば良いのでしょうか?
油汚れは、時間が経てばたつほど、こびりついて落ちにくくなっていきます。

お掃除は、「すぐに」「こまめに」がポイントです。
重曹スプレーをつくっておけば、料理の後にさっと拭き掃除することができますね。

ちなみに油汚れのお掃除は「夏」にやるのがおすすめです。
気温が高い方が油汚れも緩んでいるので、より簡単に綺麗にすることができます。

もしなかなか落ちない頑固な油汚れになってしまったら、「アルカリ洗剤」を使ってみましょう。

ただしアルカリ性洗剤は肌に刺激が強いので、使う時は注意が必要です。

こちらの記事では、アルカリ性洗剤を使った換気扇のお掃除の方法を紹介しています!

換気扇はパーツを分解することが難しいかもしれませんがチャレンジしてみるといいかもしれません。

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この記事をご覧の皆さん全員が、
お掃除が得意だったり、時間に余裕があるわけではないですよね。

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まとめ

キッチンの油汚れ、お掃除するのも大変ですよね。
でも、綺麗になると気分も明るくなります!

重曹を使うと、環境にもやさしく綺麗にすることができますし、とてもおすすめですよ。

しかし、自分で掃除しても綺麗にしきれない汚れも存在しています。

そんな時は、プロのキッチンクリーニングを依頼しましょう。
プロの技で、徹底的に綺麗にしてくれますよ!