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更新日 :2020年02月17日

畳のへこみにはアイロン、ささくれにはボンド!自分で直す方法を解説

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畳の部屋にいるとなんだか落ち着きますよね。やっぱり自分は日本人なんだなーと実感します。
最近は、畳の部屋がない家も増えてきているかもしれませんが、やっぱり畳っていいものだと思うんです。ぬくもりを感じます!

ただ、畳って雑に扱ってしまうと傷ついてしまうんですよね。

畳の上を歩いていたら、なんか刺さった!こんな経験一度はしたことがあるのでは?
畳のささくれってけっこう危ないんですよね、赤ちゃんがいるご家庭なんかは特に。

気付いたら一部だけ凹んでしまっている、なんてこともあります。これでは同じ畳を何年も使ってきたことがバレバレですね…。

せっかく裸足で歩くと気持ちのいい畳もこれでは台無し。
ささくれが刺さってしまったら怪我をしてしまうかもしれません。

 

なんとなく自分では傷ついた畳は直しづらそうなイメージがあると思います。
でも実は、この畳のへこみやささくれもちょっと意外な方法で、自分で修復することができるんですよ♪

畳のへこみを直す方法

まずは畳のへこみをなおす方法から紹介します。

重い家具なんかを畳の上に置いていると、どうしてもその部分だけへこんでしまうんですよね。
でも、そのままだとちょっとカッコ悪いような感じがしませんか?

そんな時には、なんとアイロンを使ってへこみをなおすことができるのです!
畳の材料として使われている、「い草」を水分と熱の影響で膨張させる、という方法です。

 

用意するもの

・霧吹き
・雑巾
・アイロン

   手 順  

1. 凹んでいるところに霧吹きで水を吹きかける
修復したいところにシュッシュッと霧吹きで水を吹きかけます。
範囲がそんなに広くなければ2、3回、広ければもう少し吹きかけましょう。

 

2. しっかり絞った雑巾を凹んでいるところに当てる
霧吹きしたところに固く絞った雑巾をかぶせます。

 

3. 雑巾の上からアイロンがけ
雑巾の上からアイロンをかけていきます。

注意
この時、畳がしっかりと乾くまでアイロンをかけるようにしてください。
もともと畳は湿気に弱いものなので、半乾きの状態などになってしまうとカビの原因にもなってしまいます。

 

アイロンはちょっとめんどう…と思う方は、
霧吹きした後にドライヤーで乾かすだけでもなおすことができるので、試してみてくださいね!

 

畳のささくれを直す方法

ここでは畳にできてしまったささくれをなおす方法を紹介します。

畳のささくれは、掃除機を雑にかけてしまったり、物を畳の上で引きずってしまったりした時にできてしまいます。
刺さると痛いし、赤ちゃんがハイハイでささくれの上を歩いてしまったら大変なことになりますよね。

残念ながらささくれは、自分で完全に直してみよう!と思ってもなかなかできるものではないです。
でも、悪化させないようにする方法ならありますよ♪

なるべく自分で補修して、手に負えなくなったらプロの手に任せるようにしましょう。

使うアイテムは木工用ボンド
これならけっこう気軽にできそうですよね!

木工用ボンドといえば、こちらですよね。ちなみに、テレビのリモコンの埃取りもこれでできます♪リモコン全体にボンドを塗り、乾かして剥ぎ取るだけ。すぐに乾くので、時間をとらなくていいですね♪普通の工作にも使えます。

 

用意するもの

・掃除機
・雑巾
・木工用ボンド
・ボンドを入れる器
・筆

   手 順  

1. 掃除機をかける
まず、畳の上を掃除機で綺麗にしましょう。

注意
畳に掃除機をかける時には必ず、畳の目に沿ってかける、ということを忘れないでください!
そうしないとささくれが拡大してしまいますよ。


2. 雑巾で乾拭き

雑巾で乾拭きして、ホコリを取りましょう。この時も畳の目に沿って拭きます!

 

3. 木工用ボンドを水で薄める
木工用ボンドを用意した器に入れて、約3倍の水で薄めてください。

 

4. ささくれを寝かす
ピンと立ってしまっているささくれを寝かしつけます。
手で頑張りましょう。

 

5. 薄めた木工用ボンドをささくれに塗る
さっき作った水で薄めた木工用ボンドを、筆でささくれに塗っていきます。
塗ったらその部分を、ささくれを寝かしつけた時のように指で押さえるようにしましょう。

 

6. ボンドを乾かす
ボンドが完全に乾いたら完了です♪

 

おまけ
ちなみに、ささくれは目に沿って消しゴムでこすると消しカスと一緒にとれます。
とりあえずささくれが長いのは危ないから短くしたい!という方は試してみてくださいね!

 

ささくれを防ぐには?

そもそもささくれができないようにするにはどうすればいいのでしょうか?
なるべく畳が痛まないようにしたいですよね。

ポイント1:目に沿って

これは何度も書きましたが、本当に重要なのです。
畳の目に沿って掃除機をかけたり、雑巾掛けしたりしないと、どうしても傷んでしまいます。

確かに、このように慎重にやるのは面倒かもしれません。
でも、そうじゃないとささくれができて、さらに面倒なことになります。
最初から気をつけておいたほうがいいですね。

それから、お掃除ロボットは便利で流行ってます。
あれも目に沿って動いてくれるわけではないですし、畳の上は絶対NGです。

自分の手で、手間ひまかけてきれいな畳を保ちましょう!

 

ポイント2:米ぬか

さっきも出てきた米ぬか。米ぬかは本当に畳にいいです!

米ぬかには油分がたっぷり含まれています。
そのため、お肌にもいいと言われていて、美容にも活用されているのです。

これから紹介するやり方で、米ぬかを使って畳をなでれば、保湿効果を発揮してくれて、ささくれが出にくくなりますよ♪

しかもワックス効果もあって、新品のようにツルツルピカピカの畳に早変わり。

これは試すしかないですね!

用意するもの

・掃除機
・雑巾
・米ぬか
・綿布(米ぬかを包むため)

   手 順   

1. 掃除機をかける
木工用ボンドの時と同様に、まず掃除機をかけます。
この時注意しないといけないこと、覚えてますか?
畳の目に沿って、ですよ!守らないとささくれが増えちゃうかも……

 

2. 雑巾で乾拭き
ここまで木工用ボンドの場合と同じです。
ホコリなどを雑巾で乾拭きして取りましょう。

 

3. 米ぬかを綿布に包む
用意した米ぬかを綿布に包みます。

 

4. 畳を拭く
綿布につつんだ米ぬかで、優しく畳を拭いていきます。
この時も掃除機と同じように、畳の目に沿って拭いてくださいね!

 

普段できる畳のお手入れ法

畳はフローリングとは違って、もっとデリケート。
そんな畳には少し手間をかけてお手入れしてあげなければなりません。

でも、そんなに大掛かりなことではないので安心してくださいね!
頻度も1週間に1回くらいで大丈夫です。

掃除機

まず、掃除機。
もう何度も書いたので、さすがにわかると思いますが、畳の目に沿って掃除機をかけてくださいね!

掃除機をかけることでダニの発生を防ぐことができます。

 

乾拭き

それから乾拭きです。
こちらも、畳の目に沿ってですよ!

乾拭きでホコリが取れて、ツヤも出ます。

それから畳は湿気を嫌うので、水拭きはしないでくださいね。

 

普段はこの2つを行えば、OKです。
これくらいなら、ちょっと暇なときにささっとできそうですよね!

 

まとめ

畳のへこみもささくれも、自分の手で補修することができるのです♪

へこんでいるままだとカッコ悪いし、ささくれが出たままだと危険です。
家にこのような畳があるという方は、ここで紹介した方法を試してみましょう!

・へこみにはアイロン
・ささくれには木工用ボンド
・掃除機をかける時は目に沿って

この3点を覚えておいてみてください、きっと役に立つと思いますよ♪

もう何回も言いましたが、特に3つ目の「目に沿って」は本当に大切です。
忘れないでくださいね!

でも紹介した方法だけでは、もしかすると完全には直らないかもしれません。
傷ついた畳を自分の手で完全に修復するのは、やはりどうしても難しいです。

そんな時には、畳の専門業者さんに来てもらうのが一番!
プロの方を頼ってしまいましょう。