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更新日 :2021年02月09日

植木の剪定の基本のキ!これは剪定すべき「不要枝」の見分け方とは?

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木の枝を切って、形を整え、風通しをよくする「植木の剪定」。

見た目をよく保つだけでなく、木の養分を効率よく行き渡らせたり、病害虫の予防になったりする剪定作業は、木の成長に欠かせない作業のひとつです。

しかし、実際に自分でやろうと思うと、どのような道具を使って、どのように切っていけばいいのか迷ってしまいますよね。

今回は、そんな植木の剪定をする際に、必要な道具や剪定の方法などをご紹介します。

まずは、植木の剪定に必要な道具を揃えよう♪

まず最初に植木の剪定に必要な道具を揃えましょう。

剪定する木の種類やどのように剪定するかによって、必要な道具は異なりますので、以下を参考に必要なものを揃えてみてくださいね♪

植木の剪定に必要な道具

剪定バサミ

直径1.5cmくらいまでの枝を切ることができるハサミで、軽くて扱いやすいので、細い枝を切る場合には、初心者の人にもおすすめです。

実際に手にとってみて、馴染みのいいものを選ぶとより扱いやすくなりますよ。

植木バサミ

剪定バサミに比べて、刃先が細いため、込み入った木を剪定する場合などに向いているハサミです。

切ることのできる枝の太さは、1cm程度で、太い枝を切ろうとすると刃こぼれをしやすくなってしまうので注意が必要ですよ。

刈込みバサミ

一般的なものでも、刃先の長さが15cm〜17cm程度あるハサミのことで、生垣など広い表面を整えるのに適したハサミです。

同じ刈込みバサミであっても、刃先が一般的なものに比べて長いものや、太い枝を切ることもできるものなど色々な種類があるので、自分の作業にあったハサミを選ぶといいでしょう。

高枝切りバサミ

手の届かない高いところにある枝を切る際に便利なのが、高枝切りバサミです。

高枝切りバサミには、手動か電動、どのくらいの高さまで切れるか、どのくらいの太さの枝を切れるかなど、種類は様々。

一見、電動が便利のように感じますが、電動は手動に比べて、本体が重たくなってしまうため、太い枝を切るなどの事情がない場合には、手動の軽いものを選ぶことがおすすめです。

脚立

高い場所にある木を切る場合には、脚立が必要となります。

新しく脚立を購入する場合には、踏段に滑り止め用の溝が入っているかどうかや、脚立の足にスパイクがついているかなどの基準から、安全性の高いものを選ぶことがおすすめですよ。

作業用手袋

作業をする際には、安全のために、必ずサイズのあった作業用手袋を着用するようにしましょう。

剪定に適した時期はいつ?

剪定をする際には、それぞれの木に適した剪定時期に剪定を行わなくてはいけません。

一般的に、落葉樹は葉が落ち始めた11月末頃から新芽が芽吹く前の休眠期に行い、常緑樹は新芽の芽吹く前の3月下旬から4月に行うか、伸びた新芽が成熟して固まる7月から8月頃に行うといいと言われています。

適した時期に剪定を行わないと、せっかくの花や葉の緑を楽しめる期間を縮めてしまうだけでなく、剪定した枝先から樹液が流れ出てしまうなどが原因で、木を弱らせてしまうことがあるため注意してください。

剪定をする前には、剪定時期が適しているかどうかをしっかりとチェックしてから行うようにしてくださいね!

剪定する枝の種類を覚えれば、剪定はうまくいく!?

いざ剪定をするとなると、どの枝を切ればいいのか分からずに、なかなか作業が進まない方も多いのではないでしょうか?

そんな方は、不要枝(ふようし)や忌み枝(いみえだ)と呼ばれる、剪定すべき枝の種類を覚えておけば、簡単に切るべき枝を見分けることができますよ♪

剪定すべき不要枝

・1ヶ所から数本の枝が車輪状で伸びている枝

・主要な枝から平行に伸びている枝

・主要な枝や幹から勢いよく、まっすぐに伸びてきている枝

・幹の下の方から伸びてきた枝

・木の根ものから出ている小枝

・下向きの生えている枝

・主要な枝などの残す枝と、交差して伸びている枝

・木の上部で、葉が茂っている部分からはみ出して伸びている枝

切るべき枝が分かったら、実際に枝を剪定していきましょう。

枝を切る場合には、枝の根元から切り落とすようにすると、うまく剪定することができますよ。

プロに任せるのもおすすめ!

自分で剪定ができるようになれば、剪定にかかる費用も抑えることができます。

しかし、剪定は高いところに登ったり、刃物を扱ったりするため、安全性に注意しながら行わなくてはいけません。

剪定方法や高い場所での作業に自信がない場合には、プロに依頼するのもおすすめです。

プロに依頼した場合、地域によっても異なりますが、職人さん1人あたり1日15,000円〜30,000円ほどの費用で、きれいに枝を剪定してくれますよ。

また、剪定する木が少ない場合には、1本いくらという「単価制」で費用が換算される業者もあります。

その場合は、低い木であれば、1本3,000円程度で剪定を依頼することができますよ。

まとめ

植木の剪定についてご紹介しました。

綺麗に整ったお庭の見るのは、とても気持ちいいですよね♪

自分で剪定をする場合も、プロに依頼する場合も、是非、自分にあった剪定の方法を見つけてくださいね!