ドライクリーニングは油汚れに強く型崩れを防ぐ!でも汗は落とせない

YOURMYSTAR STYLE編集部

更新日:2021年04月27日

季節の変わり目の時期、衣替えというイベントがやってきます。春夏秋冬、日本には四季折々の風情があります。春は桜、夏はジリジリと照らす太陽、秋は紅葉、冬はしんしんと降る雪。

こうした季節の移り変わりに合わせて、私たちは衣類もシフトします。大変なのが、冬から春にかけての衣替え。コートやセーターなど、自宅では手入れできない洋服たちをクリーニング店に持って行く人が多いのではないでしょうか?

そんな時よく聞かれるのが「ドライにしますか?それとも水洗いにしますか?」という質問。そもそもドライクリーニングって何なのでしょうか。メリットやデメリット、そして水洗いとの違いについてお話します。

ドライクリーニングとは?

乾いているといえば砂漠

そもそもドライクリーニングとは、その名の通り、水につけずに洗濯する方法。
水の代わりに有機溶剤と呼ばれる有機化合物を使うクリーニング技術です。

この有機溶剤は、ほかの物質を溶かす性質を持っています。衣類に付着しているオイルの染みや口紅などの油系(油脂系)の汚れをよく落とし、型崩れが起こりにくく、縮みにくいというすぐれた特徴があるんです。

ちなみに、このドライクリーニングは100年以上前の1830年ごろ、フランスで開発されたと言われています。現在、日本の各地域には、ドライクリーニングを専門とするクリーニング専門店も数多く点在しているようです。

水洗いとの違いって何?

水に浮かぶクラゲ

ドライクリーニングは、水を使わない代わりに、有機溶剤と呼ばれる特殊な洗剤を使って汚れを落とすクリーニング方法だとお伝えしました。

では水洗いとは何でしょう?

水洗いとは、石鹸や洗剤、漂白剤などを使って40〜60℃の温水で汚れを落とす洗濯方法です。

ドライクリーニングと水洗いの違いは、ざっくり言ってしまえば、水を使うか使わないかの違い、ということ。

衣類の種類や汚れの性質によってドライクリーニングにするか水洗いにするかを判断します。

それではここで、判断方法をチェックしてみましょう。

ライクリーニングと水洗いの見分け方

ドライクリーニングと水洗いは、それぞれに向いている衣類や得意な汚れがあります。

ドライクリーニングに向いている衣類・汚れ

ドライクリーニングは、水で洗うと型崩れ・縮み・色落ちが起こると考えられる衣類に向いています。

例えば、一般家庭では扱いきれないデリケートなコートやセーターなどです。

また、油性の汚れに強いので、オイルが付着した作業服や口紅がついた衣類、化粧品やチョコレートなどのシミなどが対象となります。

ドライマークの洗濯表示は、円の中にPと書かれたもの(パークロロエチレン及び石油系溶剤によるドライクリーニング)と、円の中にFと書かれたもの(石油系溶剤によるドライクリーニング)があります。

水洗いの表示がなく、円の中にPやFと書かれている洗濯表示があるときはクリーニング店でドライクリーニングを依頼しましょう。

水洗いに向いている衣類・汚れ 水洗いは、一般家庭の洗濯機でも洗えるレベルの耐久性の高い衣類が対象です。

また、水洗いは水に溶けやすい水溶性の汚れに向いています。

例えば、汗や皮脂などのタンパク質の汚れ、塩、砂糖、果汁、アルコール、たばこの煙などが対象です。

水洗いの洗濯表示は、洗濯桶のマークがついています。

また、ウェットクリーニングに向いているものには、円の中にWと書かれている洗濯表示がついています。

ドライクリーニングも水洗いもできる衣類

衣類の中には水洗いとドライクリーニングの両方に対応したものもあります。

洗濯表示で「水洗いマーク」「ドライクリーニングマーク」のどちらもついている場合です。

そのような衣類は自宅で洗濯することもできますよ。

くわしく知りたいという方は、自宅での洗濯方法について書かれた下記をチェックしてくださいね!

ドライクリーニングと水洗いで迷ったら?

どちらの洗濯方法も可能な衣類の場合は、型崩れ・縮み・色落ちをさせたくないかどうかで判断しましょう。

型崩れ・縮み・色落ちが気になる衣類は、クリーニング屋さんでドライクリーニングを依頼するのがおすすめです。

ドライクリーニングのメリットとデメリット

雪景色

水洗いとの違いがわかったところで、続いてはドライクリーニングのメリットとデメリットについてご紹介します。覚えておくと便利ですよ。

ドライクリーニングのメリット

ドライクリーニングのメリットは、次の2点があります。

型崩れ・縮みを防ぐ
ドライクリーニングには、衣類の型崩れや縮みを防ぐというメリットがあります。
また、シャツやブラウスなどのデリケートな素材も、シワやヨレがないパリッとした状態に仕上がるのです。

ウールやカシミアなどのセーターは、水洗いすると衣類の繊維が膨張してしまうため、型崩れの心配が……。
縮んでしまうリスクがあるため、大切な衣類を着れなくなってしまう恐れもあるのです。

洗浄力
ドライクリーニングで使っている有機溶剤には、作業服についた油汚れやグロス、口紅などの油系(油脂系)の汚れを落とす性質があります。

そのため、通常の洗濯では落としきれなかった衣類の汚れをも落とす、高い洗浄力を発揮するのです。

ドライクリーニングのデメリット

物事には裏と表があるように、ドライクリーニングにもマイナスの側面があります。

水溶性の汚れ
水溶性とは、その名の通り、水に溶けやすい物質のことです。具体的には、体の毛穴から分泌された皮脂や汗によるタンパク質の汚れ、塩、砂糖、果汁、アルコール、タバコの煙など。

油と似た性質を持つ有機溶剤は、こうした水溶性の汚れには弱く、落ちにくいというデメリットがあります。

ちなみに、こうした汚れをどうしても落としたい場合は、シミや汚れがついたらすぐに拭き取る、衣類はすぐに洗うなどして予洗いしておく必要があります。

ドライクリーニングと洗濯機のドライコースの違いって何?

違い

全自動洗濯機やドラム式洗濯乾燥機にも必ずついているドライコースの表示。
このドライコース、これまでお話してきたドライクリーニングと同じ機能ではありません。

ドライコースの特徴

一般家庭の洗濯機についているドライコースには、次の4つの特徴があります。

・水を使う
・洗濯槽をほとんど動かさずに洗う
・脱水時間が短い
・衣類に強い力が加わらない

流水が弱いため、衣類への負担が非常に少なく、デリケートな衣類も自宅で洗濯できるというのがドライコースの最大の魅力。おうちクリーニング手洗いコースソフトコースと表記されている場合もあります。

自宅洗濯機のドライコースで洗濯するときのやり方

ドライコースは、次のような衣類の洗濯に向いています。

・型崩れしやすく縮む恐れがある衣類
・皮脂汚れ・果物のシミ・タバコの煙などの水溶性汚れ

そして、ドライコースで洗濯するときのポイントが2つあります。

予洗いをする
襟や袖口についた油や皮脂汚れを洗濯するときは、洗濯機で洗う前に中性洗剤(原液)をつけてください。そして、汚れを掻き出すようにもみ洗いしたら水で流し、洗濯ネットに入れてドライコースで洗いましょう。

このように予洗いすることで、カットソーやセーター、ブラウス、スカートなどのデリケートな衣類の汚れも落ちやすくなり、きれいになります。

洗濯ネットを使う
ドライコースを使うときは、デリケートな衣類を洗う場合が多いと思います。洗濯ネットに入れることで、大切な衣類の状態を保つほか、型崩れや繊維の膨張によって起こる縮みを防いでくれるのです。

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コインランドリーでドライクリーニングはできる?

洗濯機で水洗いを行うコインランドリーでは、基本的にドライクリーニングはできません。

まれにドライクリーニングができるコインランドリーやデリケート衣類が洗えるコインランドリーもあります。

しかし、まだめずらしく数店舗しか存在しないので、なかなかお目にかかれないでしょう。

まとめ

季節の変わり目で必ず行う衣替え。コートやセーター、ブラウス、カットソーなどの大切な衣類を来年も再来年も着続けるためには、きちんと手入れする必要があります。

その方法のひとつとして、衣類の型崩れや縮みを防ぐドライクリーニングを紹介しました。口紅やグロス、ファンデーションなどの油系の汚れを落とす洗浄力がある一方、ジュース、塩、砂糖などの水溶性の汚れには弱い、、、と言うデメリットもあるようです。

しかし、自宅で使用している洗濯機のドライコースであれば、衣類の型崩れの防止しながら、水溶性の汚れを落とすことができます。
襟や袖の汗や汚れは原液を付けて予洗いする、洗濯ネットに入れるなどをして大切な衣類をいたわってあげましょう。

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