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更新日 :2019年12月21日

あなたの柔道着の洗濯方法は有効?確実に一本取るワザで柔よく剛を制す

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体育の授業や部活で使った柔道着。
「明日使うから洗って」と言われても、そもそも、洗濯機で洗うのか手洗いなのか迷いますよね?

また、柔道着のニオイや汚れは頑固なもので、洗濯を重ねてもなかなか落ちません。黄ばみがちゃんと取れないと、なかなか洗った気にもならないですよね。

今回は、そんなニオイや黄ばみの落とし方、そして臭い臭い柔道着の洗濯方法について紹介します。

 

柔道着のニオイや汚れの原因を知ろう!

何度洗っても落ちない、そのニオイや黄ばみの汚れ。実は、ニオイと黄ばみでは、正確に言うと原因が異なります。

「ニオイ」の原因はズバリ、「カビ」などの雑菌です。カビと聞くと気持ち悪いですよね?柔道着についた汗や脂の汚れをエサにして、繁殖しているのです。

「黄ばみ」の原因は、柔道着についた皮脂が、洗濯洗剤と化学反応を起こしたり、天日干しすることで紫外線と化学反応を起こしたりすることで生じます。そのため、黄ばみ汚れは、ただ衣服についた汗の汚れと違って、落ちにくい汚れとなっています。

また、それとは別に、「血液」の汚れも柔道着にはよくつきますよね?これも、なかなか落ちない汚れとなります。血液の汚れは、時間が経つことで血液中のタンパク質が硬化していまい、落ちにくくなっています。そこで、血液の汚れを完全に落とすには、酵素の働きが必要となるのです。

では、これらの汚れは、どうやって落としてしていけば良いのでしょうか?柔道着の洗濯方法について紹介して行きます。

柔道着の洗濯方法

洗濯方法を紹介する前に、洗濯する際の注意点から述べます。

 

柔道着洗濯の4つの極意

1. 洗濯はすぐに!
汗の付いた柔道着は、「こまめに」「すぐに」洗うことが肝心です。時間を空けて、他の洗濯物と一緒に洗おうとしていると、その間に菌が繁殖し、なかなか取れないにおい汚れや変色の原因となってしまいます。

2. 柔道着単体で洗濯する!
柔道着は、他の洗濯物と一緒に洗わないようにしてください。柔道着は、水を吸うとかなりの重さになります。その重さはなんと「4~5kg」にもなることも!他の洗濯物と一緒に洗うと、洗濯機が壊れてしまうことがあります。

3. 洗濯時に裏返す!
洗濯する際は、汗や脂汚れの付いている裏側を表にして洗うようにします。

4. 風通しの良い日陰に干す!
紫外線による変色を防ぐために、「日陰」で干します。

 

 

柔道着の洗濯方法

洗濯する方法なのですが、普通のバケツだと柔道着が収まらないため、洗濯機の中に水を張り、手洗いします。もしくはお風呂に水を張ってその中で洗います。都合に合わせてどちらか選んでください。

用意するもの

・柔道着
・酸素系漂白剤
・重曹
・ブラシ

手順
1
洗濯表示を確認して、洗濯できることを確認します。
2
黄ばみや血液の汚れなど、目立つ汚れはあらかじめ落としておきます。

「酸素系漂白剤」を直接塗るか、汚れがひどい場合は「重曹+酸素系漂白剤」を大さじ1杯ずつ1:1の割合で、洗濯槽か風呂場に水を溜め、つけおきすることで、ある程度まで落ちます。

また、柔道着を傷める原因になるため、あまりオススメ出来ませんが、ブラシで優しくこすることも出来ます。

重要
「塩素系漂白剤」は、絶対に使わないようにしてください。生地を傷めてしまい、柔道着が破れる原因となります。

 

3
洗剤を入れ、30℃程度の水で揉むようにして洗ってください。

洗濯機で洗うと、水を吸って重くなるのでオススメしません。洗濯機で洗う場合は、柔道着のみで洗うようにして下さい。

道着専用洗剤もあります。オススメはこちら↓↓

あの有名な洗剤「茂木和哉」が出している、柔道着用の洗剤。皮脂汚れや血液の汚れ、汗染み、汗のニオイなど、気になる雑菌汚れを徹底除菌してくれます。

また「ニオイケアの柔軟剤」を使うとよいですよ。オススメはこちら↓↓

「ふわっとした石鹸の香り」「ジャスミンのフローラルな香り」「清潔感のある爽やかな香り」などが漂い、汗臭いニオイが一蹴されます。

 

4
洗濯機で脱水をし、風通しの良い日陰に干します。

洗濯機で脱水までの工程を終わらせます。
乾燥機で乾燥させると、縮むことがあるので、注意してください。
また柔道着は生地が厚いため、どうしても生乾きになってしまうことが多いです。そのため風通しの良い日陰に、しっかり干すことを心掛けてください。

 

柔道着の洗濯手順は以上になります。
どうしても汚れが落ちない場合は、つけおきしてもみ洗いする作業を繰り返してください。
次は、普段のお手入れ方法について見ていきましょう!

柔道着の洗濯の注意点とコツとは

柔道着の洗濯手順、お分かり頂けたでしょうか?この手順にさらに一押し!注意点コツを覚えておくと、さらに柔道着をきれい&清潔にできます。

気になる汚れや臭いを確実に落とすために、より詳しく柔道着洗いを分析してみましょう!

注意点

先ほど、柔道着を手洗いする方法をご紹介しましたが、柔道着単体であれば洗濯機洗いも可能です。ただし、柔道着の汚れは非常に頑固ですので、きちんと注意点を守って洗うようにしましょう。

洗濯機で洗う場合ですが、まず水の量を最大に設定します。分厚い道着の奥まで、しっかり洗剤が行き届くように、たっぷりの水で洗ってください。皮脂汚れを素早く落とすため、ぬるま湯を使用するのも効果的です。

洗濯と同じように、すすぎもいっぱいの水で2回行いましょう。最近は、すすぎ1回でOK!と書かれた洗剤が多く販売されていますが、柔道着は構造上洗剤が残りやすいため、最大水量で2回すすぎが基本です。

また、分厚い柔道着を柔らかく仕上げるため、柔軟剤を多用している方をよく見かけますが、実はNG! 柔道着メーカーによると、柔軟剤は道着を傷めるだけでなく、逆にバリバリになってしまうそうです。

柔らかくしようと思って柔軟剤を使ったのに、バリバリの仕上がりで柔道着の寿命も縮んでしまった……では残念過ぎますよね。ふわふわにしたい時こそ、柔軟剤を避けるようにしましょう。

柔道着の帯が茶帯や黒帯の場合、道着と一緒に洗濯するのは避けることも忘れずに!白い柔道着に、色がうつってしまうというトラブルが、続出しています。帯は手洗い、もしくは単体で洗い、干す場合も道着と触れ合わないようにしましょう。

コツ

柔道着の臭いをしっかり消したいなら、干し方にコツがあります。せっかくきれいに洗いあげても、干す際に生乾きの臭いが残ってしまったら、まったく意味がありません。

柔道着はそのまま干すのではなく、洗濯竿に通したり、ピンチハンガーなどを利用したりして、乾燥しやすい形で干します。脇の部分は特に乾きにくいため、しっかり広げて短時間での乾燥を目指しましょう。

時々道着の表裏を変えてあげると、さらに早く乾きます。腕部分を伸縮できる、道着専用のハンガーが販売されていますので、洗う頻度が多い場合は持っておくと便利です!

また、臭いが気になる柔道着は、太陽の光をめいっぱい当てて除菌したくなりますが、長時間の天日干しは生地を傷める原因になります。

半日程度、裏表ともに日に当てたら、その後は陰干しすると、愛用の柔道着を長持ちできます。

普段からのお手入れも重要!

柔道着の洗濯方法を紹介してきました。

汚れていればいるほど、柔道着を洗濯する時間が、毎回長くなってしまいます。

そのため、普段から徹底してお手入れしましょう。普段から簡単にできる方法を、一緒にチェックしていきましょう!

 

汗をケアする。

制汗剤を使って、普段から汗のケアをしていきましょう。オススメはこちら↓↓

海外発送の制汗剤。清涼感のある直塗りタイプです。
私も、中学の授業で柔道をした後、更衣室の臭いが気になっていたのを思い出します…。
柔道ってものすごく汗かきますよね。こちらの制汗剤、かなり強力。おすすめです。

 

ニオイケアをする。

除菌消臭スプレーを使って、ニオイのケアをしていきましょう。オススメはこちら↓↓

ニオイの元である菌を除菌し、嫌なニオイがするのを防いでくれます。また、抗カビ効果もあります。1回につき12回、柔道着がしっとりとするのを目安にスプレーしていきます。

 

風通しの良いところに干す。

風通しの良い日陰に干して、湿気を飛ばすようにしてください。
干す際には、厚みのあるハンガーを束ねて干すようにします。そのようにすることで、柔道着の中に風が通ります。

柔道着を使う際や、使い終わった際にはこれらを実践してみてください!

まとめ

柔道着の洗濯方法から、普段のお手入れ方法まで紹介してきました。

次の日の練習に備えて、毎回洗濯することは大変ですよね?また、乾かないこともしばしばあると思います。

ですので、柔道着は基本的に「2~3枚」をローテーションするようにしてください。1枚目を洗濯乾燥させているうちに、2枚目を使用していく。このように2、3枚を着回すことが、清潔な状態を保つための近道です。

また、ご家庭で洗えない方、縮んだり破れたりするのが怖い方は、ぜひクリーニングに出してみてください!