ふきんの洗い方で、便器の10万倍の菌に決別を!仕上げに天日干し!
「何回洗ってもふきんから嫌な臭いが落ちない」そう感じたら、ふきんの洗い時です!
「普段ふきんはあまり洗わないよ」という方は、これを機に洗い方を覚えてしまいましょう。ふきんをこまめに洗うことで食中毒の予防ができます。
それでは今回は、ふきんの綺麗な洗い方を始め、「ふきんに潜む雑菌の多さ」や「洗濯機で洗っちゃダメってほんと?」などの部分を紹介していきます。
ふきんは菌だらけ!?
夏場になると、食中毒がよくニュースになりますよね?
その原因の多くは、ご想像通り台所にあります。
特にふきんは、菌が繁殖する温床になっているのです。
まあそうじゃないとあんな臭いしませんからね。
衛生微生物研究センターの調査によると、約8割のふきんが1000万個/10cm2 以上の雑菌で汚染されているというデータもあります。
なあんて、科学データ見ても分かりませんよね?
言い換えましょう、一般家庭の便器にいる菌密度、その10万倍です。
たしかに、これは掃除してある便器での話です、でも、そういうレベルの倍率じゃないですよね……
ということは、汚れたままのふきんで、食卓を拭いたり口元を拭いたりすることは、菌に顔つっこんでるみたいなもんです。言い過ぎました。
子どもが、食卓に置いておいたふきんで口元を拭く、なんてことを考えるとゾッとします。
普段、ふきんを洗濯しようとすると、軽くアルコール除菌剤で消毒しておく、程度のものなんじゃないでしょうか。
アルコールかけるだけじゃないですよ?こういった専用のアイテムが必要ですからね?
まあ確かに、手軽に効果を出せるって意味では、優秀な方法だと思います。
だけどですよ?普段のお手入れなくしてアルコール除菌剤ばかりしていても、結局はいたちごっこ、もとをキレイにしないと意味がないわけです。
では、どういった洗い方がいいのでしょう?さあさご覧あれ!
ふきんの正しい洗い方
それでは、ふきんの洗濯方法を見ていきましょう。
ご覧あれとか言っちゃいましたが、実際のとこ洗濯機に突っ込んじゃえば、それでいいんですよねぇ。
ただ、洗濯機が綺麗とは言い切れないのも事実、ここは手洗いでしっかり除菌していきましょう。
洗濯機が汚いかもって気になりました?気になりました!? そんなあなたの為に、この文ごとリンクにしちゃいます!
重曹を使って洗濯機をの中を洗うって記事です。知っておくだけでも有用ですよ。
・台所石けん
・バケツ(風呂桶などでも)
・お湯
・ハンガー
汚れと言えばお湯、テッパンですね。ふきんは油を拭くこともある以上、お湯じゃないと落ちない汚れもあるでしょう。
なるべく、体に優しい洗剤を使いましょう。強い洗剤なら汚れは落ちやすいですが、繊維が傷付くのも事実。そうなると菌も増えやすくなるのです。
しっかり流していきましょう。食器を拭くこともあるふきん。万が一にも洗剤が残れば、一大事です。
日光消毒ってやつですわ。念入りにして悪いことはないでしょう。
あとは使うたびに……とはいかないでしょうけど、数日ごとに洗ってあげて下さい。
チェックするポイントは、「しっかり天日干しをし、乾かす」ということが肝になります。生乾きのままでは、菌が再び繁殖してしまい、せっかく洗ったふきんに臭いが残ってしまいますよ。というか、毎度生乾きで放置するから菌だらけになるんですけどね。
また「天日干し」のかわりに「レンジで1分ほどチンをする」という方法も存在します。熱くて触れない温度がベストです。あ、ちゃんと乾かさなきゃダメですよ?
洗ってもまだ汚れが付いている場合、シミになっている場合などは「漂白剤」を使ってつけおきします。つけ置き時間は1時間ほどで大丈夫です。
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漂白剤を使う場合は、漂白剤の性質上、お湯の温度が高い方が効きやすくなります。汚れがゴリゴリ落ちる50℃くらいのお湯につけ置きするのが吉でしょう。
つけ置きが終わったら、水で洗い流し、「天日干し」か「レンジでチン」を行ってください。
煮沸消毒で洗う!
ふきんの雑菌を徹底的に除去したいなら、煮沸消毒がおすすめです。
「煮沸消毒をしたことがない」
という方も、今すぐやってみたくなる、メリットや手順をチェックしてみましょう。
煮沸消毒のメリット
ふきんの煮沸消毒には、手洗い以上のメリットがあります。まずは、どんなメリットがあるのか、たしかめておきましょう。
・短時間で確実に除菌できる!
ふきんについている雑菌は、70度以上のお湯で死滅すると言われています。煮立ったお湯へふきんを入れる煮沸消毒は、一瞬で除菌が完了。
忙しい時は、洗面器にふきんを入れ、その上から沸かしたお湯をかけるだけでも、十分効果があります。
・専用のアイテムなしでOK!
煮沸消毒は、専用の洗剤や道具を用意することなく、作業できます。
手順では、より汚れを落とすために、重曹を使う方法を紹介していますが、無くても大丈夫です。ふきんの臭いが気になる方は、今すぐ試してみましょう。
・気になる黄ばみも一緒に取れる!
ふきんを煮沸消毒することで、嫌な臭いだけでなく、黄ばみも軽減できます。
洗濯機での洗濯や、手洗いでは黄ばみが落ちない……。という場合は、煮沸消毒がおすすめです。
それでは、ふきんを煮沸消毒する手順をみてみましょう。
・ステンレスもしくはホーローの鍋
・重曹
・菜箸
注意
素材に注意!
煮沸消毒できるふきんは、綿や麻素材のものです。
化学繊維など、綿や麻以外のふきんを使用している場合は、煮沸しないようにしましょう。
アルミ製の鍋は、重曹で変色してしまう恐れがあるため、使用できません。
ふきんは汚れたままではなく、一度洗ってから煮沸消毒を行うようにしましょう。
重曹を入れると、臭いだけでなく油汚れもすっきり落とせます。
自宅に重曹がない場合は、お湯のみでOKです。
ふきんを入れる前に、お鍋でお湯を沸騰させましょう。
重曹を入れる場合は、沸騰後に大さじ1程度を投入しましょう。
お鍋にふきんを入れて、煮沸消毒します。
時々菜箸でかき混ぜながら、5分程度煮洗いしましょう。
煮沸の終わったふきんはそのまま放置せず、清潔な洗面器やバケツなどに取り、水ですすぎます。ふきんがとても熱くなっているため、菜箸で取り扱うと安全です。
すすぎ終わったふきんをしっかり絞ったら、陽にあてて乾燥させましょう。
除菌が終わった清潔なふきんですので、天気が悪い場合は、室内干しでもかまいません。
ふきんは洗濯機で洗わない?
手洗い方法を書いた後で紹介するのもどうかと思いますが、洗濯機を使わない理由をご説明しましょう!
前述した洗濯機が汚いかも? という理由の他には「他の洗濯物といっしょに洗いたくない」とか「汚そう」とか……
ええ、ええ、断言しましょう気分の問題です。
確かに、手洗いのが丁寧に洗えはします。個人的には、ここまでするなら買い替えてしまいたい気もしたり……
ただ、大事な物なら手洗いしましょう。せっかく洗うのなら丁寧にやってあげてくださいね。
まとめ
いかがでしたか?
ふきんの洗い方にこんなにも手順があるなんて驚きですよね。
使い終わったふきんは……そうですねぇ、大掃除するときの雑巾にでもしてあげてはどうですか?
毎日綺麗なふきんを使って、美味しい食生活を送ってくださいね。