染み抜きに効果があり!魔法水って何?茂木和哉が詳しく解説!【茂木和哉】
こんにちは!
茂木和哉です。
以前テレビ番組で紹介され、話題になった「魔法水」って知っていますか?
私も知らなかったので、調べてみたら、だれでも作れるぐらい簡単にできる染み抜き剤のようです。
作り方は、
・食器用中性洗剤 3滴
・酸素系液体漂白剤 小さじ3杯
・重曹 小さじ1
を混ぜ合わせるだけです。
水は不要です。
では、その魔法水がなぜよく落ちるのか、について詳しく解説していきます!
食器用中性洗剤は、油分を落とすのと浸透力を高める目的で使います。
酸素系漂白剤は、中性洗剤では落としきれいない色素分を分解する目的で入れます。
そのため、トマトソースなどの油分が多いシミから、ワインやキムチのような色素が強いシミまで、食べこぼし、飲みこぼしの汚れ全般に効果があります。
中性洗剤と酸素系漂白剤を混ぜるだけでも、染み抜き効果は高いです。
そこに重曹を入れているのが、この魔法水の最大のポイントですね。
重曹を入れると、漂白力が格段にパワーアップします。
なぜパワーアップするのか?
液体酸素系漂白剤の主成分である過酸化水素水は、非常に不安定な物質です。
漂白剤として商品にする場合は、酸素が出てしまわないように、安定させる必要があります。
酸素が出てしまっては、いざ使うタイミングで酸素がほどんど残っていない状態になり、効果がなくなるのです。
安定させる最もポピュラーな方法は、液を酸性にすることです。
そうすることで、過酸化水素が安定し酸素が出るのを抑えられます。
液体酸素系漂白剤が、酸性なのは、そういう理由からだったのです。
酸素が出ないんじゃ汚れは落ちないよね、と思われるかもしれません。
大丈夫です。
希釈されたり汚れに触れたりすると、酸素は放出されます。
でも、ジワジワ出てくる感じです。
ジワジワ出てもじっくり時間を置けば、汚れを落とすことができます。
そのため、短時間でキレイにするのは不得意です。
短時間でキレイにするためには、安定している過酸化水素水から、一気に酸素を吐き出させて、酸素濃度を急激に高める必要があります。
そこで重曹の登場です。
重曹はアルカリ性なので、酸性側の酸素系漂白剤と合わさると中和されます。
中和されると過酸化水素が不安定な状態になるので、一気に酸素が放出されるわけです。
そのため、そのまま使うより重曹を混ぜた方が洗浄力が高くなるわけです。
ただし、酸素がどんどん放出されていきますので洗浄力もどんどん落ちていきます。
混ぜた直後が最も洗浄力が高く、しばらく放置していると、そのまま使うのよりも効果が落ちてしまいます。
「魔法水は作ってから3時間以内に使う。」
というのはそのためです。
中和されていることでのメリットはほかにもあります。
それは、ファスナーやボタン、フックなどの金属が傷んだり変色したりしない点です。
液体酸素系漂白剤は酸性なので、そのまま使うと金属部品が傷んだり変色したりしてしまいます。
魔法水にはそれがないのです。
実は、私が開発した商品の中で魔法水によく似たものがあります。
よく似てはいますが、大きく違う点が2つあります。
それは、
・過酸化水素の濃度が桁違いに高い
・中性タイプで安定している
という点です。
先の説明から、この2つの違いがあることでいかに洗浄力が高く、使いやすいのかがわかっていただけるかと思います。
その私が開発した商品というのが、マジスカです!
ぜひ、みなさんもお試しください!
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