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更新日 :2019年10月12日

【7割の人が知らない!】スーツクリーニングの最短は「即日仕上げ」

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スーツをクリーニングにだしたとき、どれぐらいの日数がかかるか知っていますか。大体2〜3日程度かかるそうです。

でも、それでは間に合わない!ということもありますよね。例えば、急にスーツが必要になった時とか、クリーニングに出すのを忘れていた時とか。
そんなときは、ヨレヨレのスーツで我慢するしかないのでしょうか?

もちろんそんなことはありません!スーツは最短でその日のうちに、クリーニングで仕上げることができるのです。

今回は、便利な即日仕上げについて紹介します!

スーツの即日仕上げとは?

即日仕上げのサービスって、そもそもどんなものなのでしょうか?

即日仕上げとは…?
午前中に衣類を持って行くと、その日の夕方にはクリーニングが仕上がるサービスのこと。

つまり、その日のうちにクリーニングが完了する便利なサービスなのです。当日仕上げや、即日クリーニングと言われることもあります。

最初にも紹介した通り、通常のクリーニングでは、スーツが手元に戻ってくるまでに大体2〜3日以上かかります。
染み抜きや撥水加工などのオプションも追加すると、さらに日数が伸びることもあるのです。

スーツクリーニングにかかる日数については、ぜひ「スーツクリーニングにかかる日数は何日?そして肝心の料金はいくら?」も参考にしてみてくださいね。

スーツをできるだけ早く仕上げて欲しい、というときは、即日仕上げがおすすめです。

即日仕上げのご利用方法

即日仕上げがあることはわかったけど、実際のところどうやってお願いすればいいの?なんて思ってるあなたのために、簡単に手順を紹介します。

手順
1
スーツを用意する

まずは、クリーニングしてもらうスーツを用意します。

・ポケットに物が無いこと
・目立つシミが無いこと
・ほつれが無いこと

を確認しておきましょう。クリーニングに出すときの基本ですね。

ポケットの中は空っぽにしてからクリーニングに出しましょう。特にガムのゴミなど、小さなものに要注意です。
スーツのシミを落としたい場合には、染み抜きをお願いする必要があります。しかし、この後にも紹介するように、即日仕上げでは染み抜きができません。即日仕上げを利用するときは、目立つシミが無いことを確認するようにしましょう。

スーツのほつれもクリーニングの前に確認しておきましょう。ほつれをそのままにしてクリーニングに出すと、ほつれていた部分から破けてボロボロになってしまうことがあります。ほつれ直しのサービスもありますが、染み抜き同様、即日仕上げと同時にお願いすることはできません。スーツにほつれが無いことを確認してから、即日仕上げをお願いするようにしましょう。

 

2
即日クリーニングを行っている店舗を探す

即日仕上げを行なっていない店舗もあるので、スーツをクリーニング店に持って行く前に確認しておきましょう。

いちばん近所のクリーニング店で即日仕上げができるとも限らないのです。即日仕上げができる場合には、看板などに表記があることが多いです。クリーニング屋さんの前を通ることがあれば確認しておくと良いかもしれませんね。

また、アイロン掛けだけなら即日で対応できるという場合もあるそうです。このように臨機応変に対応してくれることもあるので、店舗さんに直接問い合わせるのもおすすめですよ。

 

3
午前中のうちにスーツを持っていく

午前中のうちに持っていかないと、即日仕上げが出来ないことがほとんどです。忘れずにクリーニング屋さんに向かいましょう。

 

4
「即日仕上げでお願いします。」と伝える

看板に「即日仕上げ」と書いてあっても、いつでもすべての衣類を即日で仕上げてくれるわけではありません。
スーツを即日で仕上げていただきたい場合には、しっかり自分から伝えるようにしましょう。

シミやほつれなどの気になることがあれば、この時いっしょに伝えてくださいね。染み抜きやほつれ直しはお願いできなくても、あとでクレームを言わなくてもすむようにあらかじめ確認しておくのは重要なのです。

 

5
夕方ごろに取りに行く

スーツを受け取って、クリーニングは完了です。帰るまでが遠足、夕方受け取るまでが即日仕上げです。

即日仕上げをお願いした場合は、必ずその日の夕方に受け取りに行きましょう。
クリーニング店のスタッフの方も急いで作業します。感謝の気持ちを持って、指定された時間に取りに行くようにしてくださいね。

 

せっかくクリーニングに出して綺麗になったスーツですから、
いい状態で保管したいですよね。

自宅でスーツを保管する時は、スーツ専用のハンガーにかけましょう!

スーツ用のハンガーは、肩の部分が太めに作られているので、形が崩れるのを防いでくれます。

 

即日仕上げをおすすめできない理由

即日仕上げはとても便利ですが、実を言うとおすすめはできません。
それには大きく2つの理由があります。

・染み抜きなど、オプションを追加することはできない
・業者さんによっては追加料金がかかる場合がある

まず、即日仕上げでは、染み抜きや撥水加工、ほつれ直しなどのオプションが追加が出来ません。

オプションの作業には時間がかかるためです。
シミがある、ほつれがある、撥水加工してもらった方が使いやすい。そんな時には、即日クリーニングではなく、通常のクリーニングがおすすめです。

また、追加料金がかかってしまう場合もあります。料金については店舗さんによって様々なので事前に確認しておくと安心です。
もちろん、無料で当日仕上げを行ってくれる店舗さんもありますが、かかる労力はいっしょです。クリーニングのスタッフの方の負担を考えると、使いすぎはおすすめできません。

このように、即日仕上げには残念ながらデメリットもあります。利用する際には注意が必要です。

知っておいたほうがいい撥水加工

先ほどチラッと出てきた撥水加工。

でも、どんなものなのかよく知らない!そんな方のために「撥水加工」について詳しくご紹介していきます!

撥水加工とは?

まず撥水加工とはなんなのか。

防水とは違って、生地表面の液体をはじいてくれるのが撥水加工です。
水を一切通さない、といった加工ではありません。

雨や食べこぼしなどで、服が汚れるのを防いでくれる働きがあります。
これによって、ワインや醤油などの汚れも付きにくくなる訳です。

成分としては「樹脂」が多いようです。
シリコンやフッ素などの樹脂が繊維に付いて、水分をはじきます。
市販のスプレーもありますが、クリーニング店の方がより強力な効果を発揮します。

どんなメリットがあるの?

撥水加工をしておくと、いくつかメリットがあります。

・クリーニング代が浮く
汚れが付きにくくなるので、単純にクリーニング代は浮きます。
「最近クリーニングに出したばっかりだけど、汚れちゃったから…」
ということが少なくなりますよ。

・カビの発生が抑えられる
撥水加工がしてあると、雨などで服が濡れにくくなります。
これによって、カビの発生も抑えられるのです。
長い期間着ないという方にも、いいかもしれませんね。

・防水加工より風通しがいい
先程、防水加工とは違うといいましたが、風通しの問題があります。
防水加工は、裏に水が通らないようになっているため、風通しも良くありません。
撥水加工はというと、そこまで水を通さない訳ではないので、風通しがいいんです。
特に夏場になると、この差は大きくなりますね。

・服が長持ちする
表面に薬剤が付いているので、生地は守られていることになります。
摩擦もそうですが、直射日光からも守ってくれるので、色もあせにくいです。
クリーニング店での加工料は500~1500円ほど。
撥水加工のみ頼むことはできないことが多いので注意してくださいね。

また、必要以上に撥水加工をすると、逆に生地を傷めてしまうことにも繋がります。
クリーニング屋さんに相談すると、素材や使用頻度に応じてベストな頻度を教えてくれますよ!

撥水加工を活用して、衣服を長持ちさせてあげましょう。

2つのスーツクリーニングの方法

実は、スーツのクリーニング方法には2つの方法があります。

・ドライ
・ウェット

それぞれ紹介します。

ドライ

スーツをクリーニングに出した場合、通常はドライクリーニングをすることになります。

ドライクリーニングとは…?
有機溶剤を使って汚れを落とすクリーニング。水洗いより衣類を傷めず、型崩れも少ない。

有機溶剤というのは、他の物質を溶かすことができる炭素や水素などからなる化合物のこと。常温で液体になっています。
有機溶剤を使ったクリーニングでは、ミートソースなどの油汚れや、口紅などの、油性の汚れが綺麗に落ちます。

また、水洗いをするよりも色落ちや型崩れがしにくいというのも大きなポイントです。そのため、水洗いはできないけど、ドライクリーニングならできるという衣類がたくさんあるのです。

一方で、ドライクリーニングでは落ちない汚れも。
そんなときに使われるのがウェットクリーニングです。

ウェット

ウェットクリーニングについては知らない方もいるかもしれません。

ウェットクリーニングとは…?
クリーニング屋さんの水洗いのこと。ドライで洗うべきものも水洗いできるが、業者さんによって技術に差が出る。

ドライでは落ちないけど、ウェットなら落ちる汚れは、主に水溶性の汚れ。つまり、水に溶ける汚れは、ウェットクリーニングで綺麗に落ちるのです。
具体的には汗のシミや、お茶のシミなど。ドライクリーニングに出しても全然綺麗にならなかったシミがあれば、ウェットクリーニングに出してみると、綺麗になるということもあります。

水洗いなら、自分でもできるわ、なんて思わないでくださいね!スーツのお洗濯は、色落ちや型崩れなど注意点がたくさんあります。プロにお任せするのが確実で、いちばん安心ですね♪

そしてスーツは、シーズンに1回程度、クリーニングに出すようにしましょう。
スーツをクリーニングに出す頻度については、「スーツクリーニングの頻度は『1シーズン1回!』長く着る秘訣を紹介」もぜひ参考にしてみてくださいね。

まとめ

今回は、スーツを最短でクリーニングする方法について紹介しました。
即日仕上げというサービスを利用すれば、その日のうちにスーツをクリーニングしていただけるのですね!

ただし、デメリットもいくつかありました。利用する際には、注意が必要です。とはいえ、やはり便利なサービスです。うまく活用できると良いと思います。

スーツのクリーニングには、ドライとウェットの2種類がありました。それぞれ良いところがあるので、ぜひ上手に使い分けましょう♪

スーツをしっかりクリーニングして、かっこよく着こなしましょう♪