浴衣のたたみ方で悩んだ時に見て欲しい、絶対にシワをつくらない方法

■浴衣のたたみ方のカギは、脇線とおくみ線!各部の名称もくわしく解説
■浴衣をたたんだら、たとう紙で湿気・カビを除去してキレイに保つ!
■帯のお手入れ方法は、洗わず陰干し!たたむか巻いて、しまっておこう

まっつん

更新日:2020年01月25日

夏といえば、みなさん何が思い浮かびますか?
花火大会や、夏祭り、納涼船など、浴衣を着るイベントを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。

浴衣は日本伝統の和装の一つ。
着るだけで、ちょっとうきうきしますよね。

そんな大切な浴衣を来年も着るためには、キレイにたたんでしまっておくことが必要です。
保管するときに正しくたたんでいないとシワになり、傷んでしまうこともあるんです。

浴衣の正しいたたみ方を、浴衣をしまう前に確認しておきたいことと一緒にご紹介するので、やってみてくださいね♪

浴衣をたたむ前に確認すること

まずはじめにご紹介したいのは、浴衣をたたむ前にしておきたいことについて♪

浴衣を来年もキレイに着るためには、浴衣を着た後のアフターケアがとっても大切です。
確認したいのは、

浴衣にシミなどの汚れはないか
浴衣は洗濯してあるか

の2つです!

浴衣の染み抜き

さて、お手持ちの浴衣にシミなどの汚れはついていませんか?
シミは時間がたつほど落としにくくなってしまうので、そのままにしておくと落とせなくなってしまいます!
また、シミは洗濯の前に落としておくのがオススメです。

染み抜きの方法は、こちらの記事「自分でできる着物の染み抜き!よくある5つの汚れ別に応急処置と洗い方を徹底解説」を見てください!
シミの種類別に解説してあります。

また、自分で落とすのが難しいしつこいシミや、広範囲にわたるシミ、そしてとても大切にしている浴衣の場合は、クリーニング業者さんに頼みましょう!
染み抜きのプロなので、すっきりシミを落としてくれるはずですよ♪

 

浴衣の洗濯

浴衣を着て汗をかいたのに、洗濯しないでそのまましまってしまうと、来年出してみたときにカビが生えていた・・・なんてことになりかねません。
来年も浴衣をキレイに着るためには、浴衣を清潔な状態でしまっておくことが大切です。
浴衣をしまう前には、必ず洗濯をしておきましょう!

浴衣の詳しい洗濯方法は、こちらの記事「浴衣を家庭で洗濯する方法とは?洗い方と注意点を解説!」を見てください。
手順解説の写真つきなので、とても分かりやすいですよ♪

また、お手持ちの浴衣がご家庭で洗濯できない場合や、とても大切にしている浴衣の場合は、クリーニングに出すのがおすすめです。
クリーニング業者さんなら、浴衣を買いたてのようにキレイな状態にしてくれるはずですよ♪

 

浴衣のたたみ方を写真つきで徹底解説!

お待たせしました!
浴衣にシミもついていなくて、きちんと洗濯済み、もうあとはたたむだけだよ、というあなた!
浴衣を一緒にたたんでいきましょう♪

各部分の名前紹介

まずたたみ方の解説ででてくる、浴衣の各部分の名前を紹介しておきます!

 

おくみ線という名前は、聞き覚えのない方が多いのではないでしょうか。

浴衣の前身頃(まえみごろ)の重ね合わせられる部分に縫いつけられている、細長い布のことをおくみと言います。おくみは上は衿(えり)から、下は裾(すそ)まで続いています。そのおくみと、前身頃の境目の部分が、おくみ線です。

 

たたみ方本編

各部分の名前をご紹介したところで、たたみ方を解説していきます!
ここからも写真を使って解説していきますが、分からなくなったら各部分の名前紹介も確認してみてくださいね♪

今回ご紹介するのは、最も一般的なたたみ方の「本たたみ」です。

   手 順  

1. 浴衣を置く

浴衣を、頭の方が左、裾(すそ)が右になるようにして、きれいにのばした状態で自分の前に置いてください。

 

2. 脇線に沿って折る

自分から見て手前側にある前身頃を、脇線(わきせん)で折りこんでください。正しく折ることができていれば、浴衣を着たときに外側になる表面が見えているはずです!

写真では、自分から見て奥にある前身頃も折りこまれていますが、奥にある前身頃はあとで折りこむので、まだ何もしなくて大丈夫ですよ!

 

3. おくみ線で折り、衿を倒す

左の写真のように、手前側の前身頃のうち、おくみと衿(えり)の部分をおくみ線で手前に折ります。正しく折れていれば、おくみの部分で、浴衣を着たときに内側になる裏面が見えているはずです。

左の写真では自分から見て奥にある衿・おくみも折られていますが、これもあとで折りこむので、まだ何もしなくて大丈夫です。

また今回は、浴衣の衿の、首の後ろになる部分も折り込み、右の写真のようにします。

 

4. 衿と衿を重ねる

 

左の写真のように、自分から見て奥側にある衿を手前側にある衿の上に重ねます。右の写真のように、ぴったり合わせてください。

Point
身頃がだぶついても、気にしなくて大丈夫です!

 

5. おくみとおくみを重ねる

衿を重ねただけではおくみの部分がまだきちんと重なっていないので、自分から見て奥側にあるおくみをちょっとずらして、手前側にあるおくみの上に重ねます。右の写真のように、ぴったりと合わせてください。

Point
裾の方から衿の方へ重ねていくと、シワにならずキレイです。

 

6. 脇線と脇線を重ねる

 

奥側の脇線を持って、自分の方に引き寄せてから、手前側の脇線に重ねましょう。
ここでも裾の方から衿の方へ重ねていくと、うまくいきますよ♪

 

7. 整える

浴衣が全体的にぴったり重なるように、シワなどを伸ばして整えましょう。

 

8. 袖を折る

上側になっている袖(そで)を、袖がついている位置から奥へ折り返し、右の写真のようにします。

 

9. 浴衣を半分に折る

左手で衿先のすぐ下の部分を押さえて右手で浴衣の裾を持ち、左側にかぶせるようにして身頃を半分に折ります。右の写真のようにできればOKです♪

 

10. 浴衣の袖をかぶせる

浴衣を裏返して、まだ折っていない袖(そで)をかぶせます。

Point
裏返すときに全体が崩れてしまうことがないように、浴衣をしっかりつかんで裏返してくださいね!

 

11. 完成

これで完成です!
キレイにたためましたね♪

 

浴衣を収納する方法は?

これで浴衣をきちんとたためましたね!
あとはこの形のまましまっておくだけ、なのですが・・・

今回は、浴衣をよりキレイな状態で保管しておくための方法も、一緒にご紹介したいと思います♪

収納するときは、たとう紙と呼ばれる和紙で包んでから衣装ケースに入れるのが理想です。
たとう紙は衣装ケースの中の湿気を調整してくれるため、カビが生えてくるのを防ぐことができるんです!

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しっかりとした雲龍紙(うんりゅうし)のたとう紙で、着物をきちんと保管しましょう。表面には中身を確認できる窓つきで、便利ですよ♪

ですが、最近は木綿や化学繊維を使った浴衣も多いかと思います。
そういった浴衣は、あまり湿気を気にしなくても大丈夫なので、たとう紙が手に入らない場合はそのまま衣装ケースに入れて保管しておいてください。

帯もお手入れしよう

なんとなくぐるぐるっと巻いて、ぽいっとしまわれがちな帯。
でも帯も、ちゃんとお手入れされたいんです。

帯をしまう前のお手入れ方法と、たたみ方も解説しますね♪

帯のお手入れ

まずはじめに、帯をしまう前のお手入れ方法に関してです!

帯は基本的に洗うことができません。
ですから、洗わずにお手入れを行います。

用意するもの

・乾いたタオル
・ハンガー
・当て布

   手 順  

1. 汗や汚れをとる
乾いたタオルを使って、汗や汚れを取りましょう。

2. 陰干しする
ハンガーにかけて、一日くらい陰干しをし、湿気を取ります。

3. アイロンをかける
シワがある部分に当て布をして、アイロンをかけてください。

 

帯のしまい方

これで帯をしまう準備ができましたね。
それでは、帯のしまい方はどうしたらいいのでしょうか?

といっても、実は帯のしまい方にはそこまでのルールはありません。
適当な大きさにたたむか、巻いてしまっておきましょう♪

もうワンランク上のケアを目指そう!

いかがですか?

ここまで読んだみなさんであれば、とりあえず浴衣の収納は大丈夫でしょう。帯に関しても詳しくなりましたしね。

ここから、もうワンランクアップしたお手入れ方法もご紹介したいと思います。具体的に説明する内容は干す時のコツと脱いだ直後のお手入れについて。

どちらも細かいポイントかも知れませんが、実は収納の仕方くらい大切な部分!ここまで抑えてしまえば、もう怖いものなしですよ。

浴衣を干す時のコツはあるの?

収納と同じくらい、型崩れを左右するのが洗濯。特に干す時に気を抜くと、シワやクセが残ってしまいます。

浴衣は1シーズンしか着ないので、3シーズン崩れっぱなしは避けたいですよね!干す時のポイントごとに見ていきましょう。

陰干し

日当たりは良い方が早く乾くイメージがありますが実はNG。
せっかくの美しい色や模様が、直射日光によって色あせてしまいます。

風通しの良い日陰で干すことで、色あせることなく干せるのです!今まで気にしていなかったという方は意識してみてくださいね。

形を整えて干す

面倒に感じて雑に干している方もいますが、これはシワやクセのもとです。袖に棒などを通して、きちんと広げた形で干すようにしましょう。

物干し竿があるご家庭は干しやすいですね♪部屋干ししかできないという方も、着物用ハンガーというアイテムがあるので活用しましょう!

シワをしっかり伸ばす

形を整えて干す時と似ていますが、シワはしっかり伸ばして干しましょう。

まだ濡れている段階ではクセとして残りません。むしろ乾いてからの方が形は戻りづらいので今がチャンスなのです!干す時にしっかり伸ばして、次回はサッと着れるようにしておきましょう。

浴衣を脱いだ直後のお手入れも忘れずに

もう1つのポイントが浴衣を脱いだ直後です。何気なくその辺に置いてしまう方も多いのでは?

おすすめしたい方法は、脱いだらすぐハンガーにかけるというもの。その日の湿気を取ることが大切になります。先ほどお話に出た着物用ハンガーがあると、さらに良いですね!

浴衣は着ている間に、汗や湿気を吸収しています。この湿気を取るために、一晩くらい干しておくといいのです。

着る機会が連続するような時も、この方法であれば洗わなくても大丈夫。同じくシワを軽く伸ばしておけば、次回もすぐに着て出かけることができますよ♪

まとめ

いかかでしたか?

まずは浴衣をしまう前に、
シミなどの汚れはないか
洗濯はしてあるか
を確認してくださいね♪

浴衣にシワができないように、きちんとしたたたみ方をしてしまっておきましょう。
また、帯もなんとなくたたんでしまうのではなく、お手入れをしてからしまってください。

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