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更新日 :2019年10月25日

ブーツのお手入れは靴の状態に合わせて!革・ムートン・スエードの巻

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冬に履く靴といったら何を思い浮かべますか?

そう、ブーツ
ロングブーツならとても暖かいし、またレザーのかっこいいブーツやムートンのもこもこした可愛らしいブーツなど、たくさんの種類がありますよね。
冬に愛用されている方は、とても多いはず。

そんなブーツ、冬にたくさん履くのはいいけれど、きちんとお手入れもしていますか?
実はブーツは湿気がこもりやすく、雑菌が繁殖しやすいんです。

今回は、ブーツのお手入れの仕方を、素材ごとにまとめました。
ムートンスエードの3種類を解説します!
お手入れに使えるおすすめ商品もしっかり紹介します♪

革ブーツの手入れ方法

まずは革のブーツのお手入れ方法を紹介します。革靴はツヤが命。ヨレヨレでしわだらけの革靴は、あまり美しいとは言えませんよね?

ツヤ革の手入れ方法は、最初のお手入れ、汚れがついたときのお手入れ、時と場合によりけるお手入れの3つがあります。

最初のお手入れ

履き始める前に、お手入れをしておきましょう。そうすることでより良い状態で長持ちします。

用意するもの
・防水スプレー
・新聞紙
手順
1
新聞紙を敷く

周りが汚れてしまうのを防ぐため、新聞紙を敷いてから行いましょう。

2
防水スプレーを吹き付ける

ブーツ全体に防水スプレーを噴射します。これにより、雨はもちろん汚れやホコリ、傷がつきにくくなりブーツの持ちが格段に良くなります。

汚れを落とすために

革のブーツが汚れてしまった時は、クリーナーを使って綺麗にしましょう!

用意するもの
・ブーツキーパー
・ブーツ用クリーナー
・柔らかい布 (2枚)
手順
1
ブーツキーパーを入れる

ブーツの型崩れやしわを防ぐため、ブーツキーパーを入れましょう。手入れのときだけではなく、常日頃からブーツキーパーを入れるクセをつけておくといいですよ。

2
クリーナーで汚れを除去

柔らかい布にクリーナーをつけます。布は、革靴お手入れ用のクロスを使っても良いですし、着なくなったT-シャツを再利用してもOK!

ブーツ全体にクリーナーを伸ばしたら、ある程度力を入れて汚れを落とします。きちんとクリーナーで汚れを落とすことにより、革の風合いが保たれ、持ちが良くなります。

注意
靴によっては色落ちしてしまうケースもあるため、かかとや側面など目立たない部分で試してから行ってください。

 


[エム・モゥブレィ] 汚れ落とし M.モゥブレィ ステインリムーバー 60ml

汚れ落ちが良く、皮革に優しいリムーバーです。ブーツ以外の革靴にも使えます!古いクリームもしっかり落としてくれますよ。

仕上げ磨き

最後に、乾いた布で全体的にまんべんなく磨き、ツヤを出しましょう。ツヤを出すときには、グローブシャインなどのお手入れ用の布がおすすめ。


靴のツヤ出しに使える、グローブ式の靴磨きです。手を入れて使うタイプな為、力加減がしやすいのが便利です。

 

場合に応じて

ここまでに紹介した以外にも、ブーツをお手入れする方法はいろいろあります。

消臭スプレーを使う

ブーツの中は湿気がこもりがちです。履いているうちに、においが気になるようになることも…。そんな時は消臭スプレーを使いましょう。

シューキーパーを取り出し、内側に消臭スプレーを吹き付けます。定期的に消臭スプレーを使って臭いを予防するのがおすめです♪

気になるニオイに!Ag(銀)の力で除菌効果アップしてます。ニオイや雑菌を、シュッとひとふきで解消できる消臭・除菌スプレーです。

カビ用ミストを使う

冬場、履く機会が多いブーツも夏の訪れとともにご無沙汰気味に。そのままシューズクロゼットに入れると、カビが生える原因となります。一度カビが生えると完全には死滅しないと言われています。

ブーツにカビがはえないよう、収納する前にカビ用ミストでお手入れしましょう。カビ用ミストをブーツ全体に吹き付けた後、風通しのよい場所で殺菌消毒しましょう。これをしておくだけで、いい状態で長く履き続けられます。

コロンブスのカビ用ミストがおすすめです。ツヤ革だけでなく、スエードにも使えます。カビの予防だけでなく、カビが生えてしまった革製品のお手入れにも効果的です。

実は、革靴って洗うこともできちゃうんです!意外ですよね。
革靴の洗い方を解説!臭いの落とし方と普段の手入れ方法とは?」に詳しく解説されています!今すぐ簡単にできる消臭方法も載っていて参考になること間違いなしです。

ムートンブーツのお手入れ方法

フワフワもこもこで、寒い季節に大人気のムートンブーツ。お気に入りのムートンを、ちゃんとお手入れして長く使ってあげましょう。

ムートンブーツのお手入れにも、最初、履いたあと、汚れたとき、保管するときの4つのタイミングがあります。

 

最初のお手入れ

革のブーツと同様、履き始める前に防水スプレーでお手入れします。

用意するもの
・防水スプレー
手順
1
ムートンブーツ全体に、防水スプレーを噴霧する

ムートンブーツには、専用の防水スプレーを使いましょう!かかとなど目立たないところで試してから使うと安心ですよ。

このスプレーが、ムートンブーツ専用のものです。お気に入りのムートンブーツがあれば、買っておいても良いかもしれませんね。

 

履いた後には

ムートンブーツを履いた後にも、ちゃんとお手入れしてあげましょう。

用意するもの
・ブラシ
手順
1
ブラッシング

履いた後は、ブラッシングをして軽く汚れを落としましょう。砂や埃を取り除いてください。毛並みにそってブラッシングするのがポイントです。

お手頃価格が嬉しいですね!ムートンブーツのブラッシングには、柔らかい馬毛ブラシが最適です。ぜひ一つ購入してみては?

2
日陰に干しておく

ムートンブーツは、中がもこもこで暖かいので、知らないうちに足裏も汗をかいています。連続で履き続けていると臭いの原因になることも。

一度履いたら、日陰に1日干して休ませてあげましょう。中に乾燥剤を入れておくと良いですよ!

 

ムートンブーツが汚れてしまった時には

なんとムートンブーツはお家で水洗いできます!その方法を紹介します。

用意するもの
・バケツ
・おしゃれ着用中性洗剤
・タオル
手順
1
洗濯絵表示を確認

まずは洗濯絵表示をチェック。

ムートンには、「フェイクムートン」と「リアルムートン」の2つがあります。

「フェイクムートン」の場合は、自宅で洗うことができます。一方「リアルムートン」の場合には、水洗いができません…。プロにお任せしましょう。

2
洗濯液を用意

バケツに洗濯液を用意します。洗剤の量は、水の量に対して洗剤に表示されている量よりちょっと少ないぐらい。

ムラができないように溶かしてから使いましょう。

3
ブーツを洗う

バケツの中にムートンブーツを入れ、上下左右に振るように洗います。柔らかいブラシで、優しく洗うのもGOOD!

4
ブーツをすすぐ

バケツに水を入れ替えて、すすぎます。泡が出なくなるまで何度か水を換えましょう。

5
タオルで脱水

タオルで挟んで、しっかり水を拭き取ります。型崩れには注意してくださいね。

6
日陰で乾かす

脱水したら、日陰で乾かします。生乾きにならないように、完全に乾かしましょう。

これにて完了!

 

保管する時には

保管する時は、シューズキーパーを入れて風通しの良いところに置いておきましょう。乾燥剤を入れておくのもおすすめです。

久しぶりに使おうとしたら、カビが生えていた!なんてことになったら、大ショックですよね?そうなる前に、革のブーツと同様、カビ用ミストでお手入れしておきましょう。

 

スエードブーツの手入れ方法

ファッションのアクセントになるスエードブーツ。

見て分かる通り、ツヤ革のブーツとは全く違います。もちろんお手入れ方法も違います。最初のお手入れ、汚れたときのお手入れ、時と場合によりけるお手入れの3つの方法を紹介します。

 

最初のお手入れ

もう説明されなくても、だんだんわかってきちゃいましたよね。
でも、念には念を入れて、また説明しますね。

用意するもの
・専用の防水スプレー
・ブラシ
手順
1
スエードの靴全体に、専用の防水スプレーを吹き付ける

スエードは、コンクリートによる擦り傷やしみ、汚れがつきやすい素材です。汚れをつきにくくし、万が一汚れても傷や汚れが目立ちにくくなるよう、専用の防水スプレーを噴射します。

防水スプレーの中には、スエードやムートンには使えないものもあるので注意が必要です。

スエード素材用の防水スプレーになります。これなら安心です。防水効果だけでなく、ブーツに栄養も与えてくれるのが嬉しいですね。

 

2
ブラッシングする

ブーツが乾いてから、ブラッシングをして毛並みを整えます。

 

1本4役の便利なブラシです。スエード靴の汚れを落としたり、毛並みを整えたりするのに最適。

軽い汚れには

ムートンブーツやスエードブーツが汚れてしまったら、どう対処すればよいのかを紹介します。

用意するもの
・スエードスポンジ
手順
1
スエードスポンジで汚れを落とす

スエードスポンジを使い、靴についた汚れをしっかり落とします。高級ブランドのムートンブーツには、購入時に付属されている場合があります。

スエードスポンジを買うなら、コロンブスのものがおすすめ。軽い汚れなら、簡単に磨くだけで綺麗になります。

お出かけから帰ってきた時に、さっと綺麗にする習慣をつけましょう。

場合に応じて

時によりけりでしておきたいお手入れは2つです!

カビを防止するために

革ブーツと同じく、内側にカビ用ミストを噴射します。持ちがよくなり、雑菌の繁殖によって起こる足の臭いの防止に役立ちます。

収納する時は

収納する時には、靴の中にブーツキーパーを入れます。型崩れやしわを防止する効果が期待できるからです。日頃から使う方にするとGOOD!

スエード靴のもっと詳しいお手入れ方法は、「スエードの靴の汚れの正しい洗い方とは?普段のお手入れ方法も解説」を参考にしてください!スエード靴の洗い方が、手順画像付きで解説されています。

ブーツをお手入れする頻度は?

ブーツのお手入れのやりすぎには気をつける必要があります。

お気に入りのブーツであればあるほど、頻繁にお手入れをしたい気持ちが強くなります。

しかし、過剰なお手入れはブーツの革の傷みにつながったり、カビが生えたりする原因になったりもします…。

適切な頻度をおさえて、正しいお手入れを心がけましょう。

オイルドレザーブーツの場合

オイルドレザーとは、革をなめす段階で油分を含ませたレザーのこと
耐水性に優れ、カジュアルシューズやアウトドアブーツによく使われます。

オイルドレザーブーツのお手入れは、シーズン中は数ヶ月に一回程度が目安になります。

シーズン中以外は、ほこりを落としたりする程度でいいでしょう。

普段のお手入れとして、ブラシでほこりを落としたりするのは問題ありませんが、オイルを塗りこんでするお手入れはやり過ぎないように気をつけてください。

本革製ブーツの場合

本革製ブーツのお手入れは、基本的には素材が頑丈なので、半年に1回くらいのお手入れでOKです!

こちらもオイルドレザーブーツと同様に、普段のお手入れとして馬毛ブラシでほこりを落として、シューツリーを入れておけば十分。

オイルを使ったお手入れはやりすぎに気をつける必要があるので、あくまで頻度を守ってお掃除してください!

たまにはプロにお願いしみるのもアリ

普段の簡単なお手入れは自分でやって、シーズンが終わったころに、靴磨きのプロにピカピカにしてもらう。
そうすれば、確実にきれいな状態で、次の年もそのブーツを履くことができますね。

そこで、「あなたのマイスター」では、靴修理・靴磨きのプロに「プロに靴磨きをお願いするのと、自分で靴磨きをするのとでは、何が一番違いますか?」と聞いてみました!
たくさんのプロの意見の中から、一部を紹介します。

Shoe Shine WORKS合同会社さん(東京都)

使う道具は同じはずです。あとはクリームの量やブラシの掛け方など、少しの違いが輝きの差や靴の寿命の差として現れます。寿司は握りによって美味しさが違うのと同様、ただ「握れば良い」のではなく、握り方によって味に差が出ます。同じ例えとして引き合いに出していいのかは分かりませんが。

 

Shoeshine Chum’s Barさん(神奈川県)

革の状態に合わせたクリームの配合や、艶の出し方だと思います。

 

やっぱりプロに頼むと、仕上がりも格段に良くなりそうですね。
あなたの大切なブーツをもっと大切にしていきたいなら、年に一度は靴磨きをお願いしてみるといいと思いますよ!

「あなたのマイスター」では、もっとたくさんのプロに、他にもいろいろな疑問に答えてもらっています。
そんなプロの声を「プロが答えてお悩み解決!アスクマイスター」に集めました。
自分でお掃除するときも、ハウスクリーニングをお願いするときも、役に立つこと間違いなしです!

ブーツクリーニングはこちらから

まとめ

ムートンスエードの素材ごとに、ブーツのお手入れ方法を紹介しました。

どの素材でも、履く前には防水スプレーをかけてあげるのが大切。
防水にも、汚れ防止にもなりますからね。

革なら、クリーナーでの汚れ落とし。
そしてムートン・スエードならブラッシングでさらっと汚れを落としてしまいましょう!

素材ごとのお手入れ法できちんとお手入れすれば、ブーツを長くきれいに使うことができます。
革の製品は、時間が経てば経つほど味が出るもの。日々のお手入れで、経年変化を楽しみたいものですね♪

 

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