初心者から上級者まで!買い間違いのないおすめペンタブ10選
PCを使ってイラストを描いたり、デザインをしたい。
でも、マウスやトラックパッドでこうした作業を行うのは、あまり現実的ではありませんよね。
そんな時に活用したいのが、ペン型のマウスで操作することが出来る「ペンタブレット(通称:ペンタブ)」というデバイス。
今回は、そんなペンタブの選び方やお勧めの製品を10選ご紹介します。
目次
ペンタブを選ぶ3つのポイント
ペンタブの種類を知ろう
一口にペンタブといっても、大きく分けて2つの種類があります。
1つ目は、「板タブ」。
これは、ペンの動きを検知する板状のデバイスに専用のタッチペンを付けた物で、かんたんに言ってしまうと、タッチペン専用のトラックパッドです。
構造が簡単で価格も安くしやすいので、ペンタブレットが登場した当時から主流のタイプになっています。
2つ目は、「液タブ」。
こちらは、液晶タブレットの略で、その名の通りタブレット本体(板タブでいう”板”の部分)に液晶ディスプレイを搭載しています。
専用のタッチペンで操作するのは、板タブと同じです。
このディスプレイは接続したPCのサブディスプレイとして機能するので、Illustratorなどの描画キャンバスを液タブ側に表示すれば、紙とペンで絵を描くのに近い感覚で作業できるのが魅力。
まずはこの2つの種類をおさえておいてください。
使う目的に合わせて選ぶ
ペンタブは世の中に星の数ほどありますが、それぞれ得意な作業は違っています。
例えば、ちょっとイラストを描ければ良いという方なら安価な板タブで十分かもしれませんが、プロとしてイラストやデザインの制作を行うのであれば、液タブを使った方が仕事が捗るかもしれません。
また、設置場所にどの程度のスペースを確保出来るのか、常設可能なのか(それとも持ち運ぶのか)といった部分でも、ベストな選択肢は異なります。
ご自身の目的別に合わせて選んでみてくださいね。
持ち運び易さもチェック
職場や自宅に常設できるなら、持ち運びやすさはさして問題にはなりません。
しかし、ラップトップPCと一緒に持ち運び出先で作業するという方や、職場や自宅でも作業を終えたらその都度片付ける必要がある場合、持ち運びのしやすさは大変重要なポイント。
どんなに使いやすいペンタブでも、大きすぎたり重すぎたりすると、出すのが億劫になり使わなくなってしまいます。持ち運び運用をする方は、せっかく買ったペンタブが埃を被らないように注意しましょう。
初めての一台におすすめのペンタブ4選
まずは、初めてペンタブを買う方向けに、扱いやすさと価格のバランスに優れたものを4つご紹介します。
ベーシックモデルですが、その分シンプルでとっつきやすいのがポイントです。
ベーシックだけど品質にはこだわります!「ワコム ペンタブレット Wacom Intuos Smallベーシック TCTL4100/K0」
ワコムはペンタブレットの分野の老舗企業で、昔から数多くの優秀な製品を発売してきました。
この「Wacom Intuos Smallベーシック TCTL4100/K0」は、200mm*160mmのコンパクトなボディと専用タッチペンがセットになったベーシックモデルです。
液晶ディスプレイを搭載しない板タブスタイルですが、その分価格はお手頃ですし、4096段階の筆圧検知を搭載でハードな運用にも十分耐えることができます。
本体にペンを置く為の溝も掘られているので、ペンタブ使いにありがちな「あれ、ペンどこいったっけ?」も減らすことが出来ますよ。
それでは、実際に使われている方のコメントをご紹介しましょう。
他に比べて価格も手頃ながら書き心地も良いですし、サイズ感も丁度良く、初めてのペンタブとしてとても良いと思いました!
老舗メーカーのベーシックモデルだけに、品質も良好。
リーズナブルな価格と快適な書き心地は、初めての1台としてお勧めです。
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細かい表現も捉えます!「Huion ペンタブレットH950P」
HuionのベーシックモデルH950Pは、実売価格1万円以下ながら高性能な筆圧検知を搭載したモデルです。
なんと8192段階の非常に細かい筆圧検知が可能で、描き手の細かい力加減の差もしっかり認識してくれるので、特にイラスト制作にはぴったり。
PCと接続するためのUSBケーブルも付属していますし、タッチペンの充電は不要というところも魅力ですね。
では、ユーザーさんの使い心地レビューをご紹介しましょう。
使いたい時にとっさに使えるのは、実に良いポイント。
面白いネタが思いついたら、すぐにそれを形に出来るのは嬉しいですね。
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液タブだけどこの安さ!「サンコー 21.5インチ液晶ペンタブレット「ミンタブ」 LDDWTB22」
続いてご紹介するのは、サンコーのLDDWTB22。ここまでは板タブをご紹介してきましたが、なんとこちらは液タブです。
その分お値段は若干張りますが、それでもある程度の大きさを備えた液タブとしては、かなり安いのが特徴の1つ。
高品質なIPS液晶を採用し解像度もフルHD相当なので、液タブの入門用モデルとしては十分な性能です。
それでは、そんな人気モデルを実際にお使いになっている方の声をご紹介します。
あえて過剰な機能を削ることで、手頃な価格を実現しているLDDWTB22。
最新のWindows10に対応しているので、PCを買い換えたばかりという方にもお勧めですよ。
薄くて素早い板タブならこれ!「XP-Pen Deco01 ペンタブレット」
「XP-Pen Deco01」は、初心者向けの板タブタイプの製品です。
特徴はずばり、総合的な性能の高さ。
本体のサイズやペンの追従性、そして筆圧感知の細かさなど、この価格でよくぞここまでというコストパフォーマンスの高さを誇ります。
やや暗めの環境でも作業しやすいよう、小さなライトが搭載されている為、締切直前の徹夜作業にも向いているかもしれませんね。
では、使い心地などのレビューを見ていきましょう。
机との段差が小さく、手の位置に無理がありません。
また、有名他社製のペンタブレット価格≒本機+有名イラストソフトの組み合わせもできるくらい安いのも、嬉しいですね。
デジタルイラストに挑戦したい方にとてもおすすめできると思います。
コンパクトな板タブの場合、本体が薄ければ薄いほど、実際の紙に近い感覚になります。
その点、こちらの「XP-Pen Deco01」は薄さ約8mmとかなり優秀です。
コストパフォーマンスに優れた板タブが欲しいなら、「XP-Pen Deco01」が良いかもしれません。
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中級者・上級者におすすめの液晶ペンタブ
ここからは、中上級者の方向けに、スペックを高めたペンタブをご紹介します。
「初心者向けじゃ満足できない!」そんな方に必見のモデルばかりですよ!
小粒でもピリリと辛い高性能!「ワコム 液タブ Cintiq 13HD DTK-1301/K0」
13.3型フルHD液晶ディスプレイを搭載、WindowsとMacの双方に対応した液晶タブレットです。
画面サイズはちょうどモバイル用ラップトップPCと同じくらいのサイズなので、設置面積を抑えつつも十分な作業スペースの確保が可能。
「画面サイズはほどほどで良いから、その分他の性能を上げた液タブが欲しい」という方にお勧めです。
では、ここでユーザーさんの使い心地コメントをご紹介しましょう。
絵を描くスピードが板タブとはまるで違います。
直接画面に描きこめるのは大きく、液タブはいいなと思いました。
板タブ歴は1年ほど使いましたが、今では不便を感じることなく液タブを使えています。
紙とペンに近い感覚で描くことが出来るのは、液タブ最大のメリット。
特に長時間作業する方や、大量の仕事をする方には、こちらのCintiq 13HD DTK-1301/K0はオススメです!
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この大きさが丁度良い!「HUION 液晶タブレット GT-156HDV2」
HUION 液晶タブレット GT-156HDV2は、15.6inchの液晶ディスプレイを搭載したペンタブレットです。
15.6inchというと、大型のラップトップPCのディスプレイに近いサイズなので、「ある程度のディスプレイサイズは欲しいが、大きすぎても置く場所がない」といった方に最適。
解像度もフルHD、液晶も見る位置による色の変化が少ないIPSパネルを採用しているので、イラスト制作やデザインを行う作業にも良い製品と言えるでしょう。
それでは、ユーザーさんの声をご紹介しましょう。
でも、こちらはスタンドに置いて使うタイプのため、膝に置いて使うスタイルでも簡単に使えるという所がとてもありがたく感じています。
ペンも縦長で握った時にすごくフィットするので、長時間描いていてもあまり疲れないのは嬉しい誤算でした。
さまざまなスタイルに対応できるのが、このGT-156HDV2の大きなメリット。
疲れにくいペンと相まって、作業スピードアップに貢献してくれそうです。
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大きなディスプレイが自慢の一品!「HUION 19インチ液晶ペンタブレット GT-190」
液タブのメリットの1つは、専用のペンを使って画面に直接書き込めること。
また、常設できる環境なら、スペースの許す限り大きなサイズのディスプレイにしたいものです。
このGT-190は、そんな欲求を満たしてくれるペンタブレット。
画面サイズは19inchと大型で、これはデスクトップPCのディスプレイサイズに匹敵する大きさです。
WindowsとMacの両方に対応しているので、よほど特殊な環境でもない限り、このモデルでカバーすることができます。
では、使い心地などのコメントをご紹介していきます。
私はPCメインモニタを同時に開いていますから、必要ならそちらで色の差異を確認可能です。
液タブからPCへの動線は、きちんと確保しておいたほうが良いと思います。
液晶ディスプレイの色味がやや気になるとのことですが、液タブは基本的にPCと繋いで使うものなので、コメントにもあるようにPC側のディスプレイで最終確認すれば問題ありません。
プライベートな用途に使うだけなら、価格も手ごろでお買い得なモデルではないでしょうか?
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持ち運べる・ゲーム対応・PC代わりにも! 多機能ペンタブ3選
ここまでは、純然たるペンタブをご紹介してきました。
でも、最近のペンタブは多くの機能を搭載しています。
次は、単なるペンタブの域を超えた多機能ペンタブをご紹介しましょう。
機能ボタンで便利にカスタマイズ!「GAOMON 10×6インチペンタブレット M106K」
ペンタブを使っていると、作業中何度も特定の機能やアプリを起動させるのは割とよくある話です。
そんな時、いちいちペンタブやマウス等でポインタを移動させるのは、思いのほか面倒なもの。できれば、ボタン1つで起動して欲しいものです。
そんなときに便利なのが「GAOMON 10×6インチペンタブレット M106K」。
この製品には、12のハードボタンと16のソフトボタンが搭載されており、それぞれに特定の機能や操作を割り当てることができます。
上手く使えば作業効率アップも可能です。
そんな「GAOMON 10×6インチペンタブレット M106K」の使い心地は、どんな感じなのでしょうか?
疑問に思いつつ購入しましたが、その後1週間不自由なく満足しています。良い所はペンの軽さ。
充電式で電池の重さも感じず、長時間使えるような設計になっています。
そしてペンタブの幅も広めで、届いたときには広すぎではないか?と思ってしまったほど。
消耗品のペン先も同梱なので、これ一個で全てができてしまうのは便利ですね。
必要な物が全て入ったオールインワン、ペンも軽くて扱いやすいというのは、ペンタブを選ぶ上での大事なポイント。
届いたらすぐに使えるので、とにかく早く使いたいという方にもお勧めです。
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OSUで使うならこれ!「XP-Pen Star G640 ペンタブレット」
こちらはペンタブではありますが、イラストなどの用途ではなく、OSUというリズムゲーム向けに設計されたものです。
その為、OSU用として使うならドライバのインストールなど、面倒な設定は不要。
PCに繋いだらそのまま使う事ができます。
もちろん、ドライバを入れれば通常のペンタブとしても十分使えるので、初めての1台としても良い選択肢でしょう。
では、実際に使っている方のコメントをご紹介します。
私は板タブ歴も長いのですが、今までずっと他社製を使っていました。
こちらは、安いのに筆圧レベルが細かいということで、今回購入した次第です。
まず、セットアップは板タブを使っている方なら問題ない簡単さです。
フォトショと同じショートカットキーを使えるので、今のところ乗り換えて不便なことはありません。
イラストやデザインだけでなく、OSUにも使える便利なペンタブがStar G640。
クリエイティブな作業の合間に、ゲームでちょっと気持ちを切り替えるのも良いのではないでしょうか?
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出先でもPC要らず!?「Diginnos raytrektab DG-D08IWP」
「Diginnos raytrektab DG-D08IWP」は、Windows10を搭載した液タブです。
通常、液タブはPCがないと動かすことが出来ないのですが、こちらはPCなしで単独で動作することが可能。
画面サイズが8inchと小さめなのが難点ですが、付属のタッチペンの性能は通常の液タブに匹敵する高性能なので、出先での軽い作業程度なら十分対応できます。
それでは、ここで実際に使っているユーザーさんの感想をご紹介しましょう。
いままで板タブを使ってきましたが、直接画面に描くのがこんなに楽とは思いませんでした。
どうしても液晶面とペン先の差違が1ミリ程度ありますが、それほど気になりません。
板タブで線が震えるのが嫌だったのですが、この製品にしてから解消してすらすら描けるようになり、大変満足しています。
ペンタブとしてはやや小さめですが、これと付属のペンだけでどこでも作業できてしまうのは、ものすごく魅力的。
いつでもどこでも作業したいという方、荷物を少しでも軽くしたいという方にもお勧めですよ。
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書き心地がしっくりくるペンタブ選びに困っている人の声と解決法を3つご紹介
「手の動きが上手く反映されるか不安」
ペンを使ったときの細かい手の動きがきちんと反映されるか、ペンの追従性は十分かという部分は、昔からペンタブレットを使う上での重要ポイントでした。
この辺りは、接続するPC側の処理能力に依存する部分もありますが、十分な性能のPCを使っていれば特に問題になることはありません。
もちろん、紙とペンのように全くタイムラグなくという訳にはいきませんが、ワンテンポ遅れて表示されるような極端なラグはそうそう起こらないので、心配しなくて大丈夫ですよ。
「手元を見ずに書けるか心配」
ペンタブレットの中でも、ディスプレイ非搭載のいわゆる「板タブ」では、ペンを持つ手元ではなくPCのディスプレイを見て描くスタイルになります。
この辺りは違和感を感じる方も多いのですが、これは慣れの問題です。
もちろん、ティスプレイ上に直接描くことが出来る液晶タブレットに比べれば、ディスプレイをもたない板タブはとっつきづらい事は否定出来ません。
実際、有名な漫画家やイラストレーターのなかには、板タブを使っている方もたくさんいらっしゃいます。
板タブだから劣っているということは、決してありません。
「書く時の力加減が難しいのでは?」
ペンを使う時の力加減の難しさは、ペンタブレット本体の性能や接続するPC側の処理能力に依存します。
慣れるまでは難しさを感じることもあるかもしれません。
ただ、最近は多くのモデルがかなり細かい筆圧検知に対応している為、表現の幅は決してアナログにも負けません。
それ故、一度慣れてしまえばこちらのものです。
力加減の難しさを心配をするくらいなら、気に入ったモデルを購入して、少しでもたくさん練習する方が良いでしょう。
まとめ
ベーシックな板タブからWindowsを搭載した単独動作モデルまで、今やペンタブも多種多様です。
シンプルな板タブも自然な感覚で作業できる液タブも、どれも魅力的な製品ばかり。
みなさんもぜひペンタブを買って、クリエイティブな作業やゲームを楽しんでみてくださいね。