現役英文学科の学生が選ぶ!レベル別のおすすめ洋書10選をご紹介!
読書って、教養が得られる感じがしていいですよね。
どんな本にも学べることは必ずあります。
ところで、皆さんは英語の本を読んだことはありますか?
英語なんてハードル高すぎて読めないよ!
そう思っている人も多いかもしれませんね。
有名な作品はだいたい翻訳もされているので、わざわざ英語で読まなくても、日本語で読めますしね。
でも、英語の本もちゃんとレベル分けされているものもあるって知っていますか?
英語を学習している人向けに、簡単な単語や言い回しに置き換えられているバージョンの本もたくさんあります。
それに、翻訳されているものでなく、原文のまま読むと、新たな発見があるかもしれません。
翻訳に原文のニュアンスが完璧に反映されているとは限りません!
ということで、今回はおすすめの洋書10選を紹介していきます!
なお、普段は英文学科で勉強しているユアマイスタイルライターの一人であるだりかさんに
ピックアップとコメントを依頼しました!
ちゃんとレベル別に紹介していくので、自分にぴったりのレベルから気になる本を探してみましょう♪
英語で読めば、あなたの英語のスキルもアップすること間違いなしです。
今回おすすめの洋書を選んでくれた方
だりかさん
洋書を選ぶときの3つのポイント
楽しめそうかどうか
英語の本を読もうと思っても、中身が自分にとってつまらないものだったら、読み続ける気にはなれませんよね?
これは日本語の本を読む場合でも同じだと思います。
英語の場合は、なおさら自分が好きなジャンルか、好きそうな内容か、というところに目を向けましょう。
飽きなさそうなものを選んでみてください!
また、日本語で読んだことがある本を選ぶのも一つの手です。
その方が確実に楽しめるので、おすすめですよ♪
「本を買ったら絶対に読み終えなければならない」なんて思わない!
買う前は「楽しめそう♪」と思ったけど、思ったより面白くなかった…なんてことも必ずあると思います。
でも、それを無理して読もうとする必要はないと私は思います。
本は読み終えなくても、持っているだけで必ず自分の財産になります。
それに、今つまらないと思うのは、その本が今の自分には合っていないから。
時が経って成長したら、もしかしたら楽しめる日がくるかもしれません。
そう思えば、買ってしまったことも無駄ではないですし、読みたくなった時に読めばいいのです。
そもそも読書は娯楽なので、いやいや読むものではありません!
無理してでも読まなければいけないのは、学校や大学の課題図書くらいですよ。
自分のレベルに合っているかどうか
どんなに読みたいと思った本も、使われている英語が自分にとって難しすぎたら、辞書でそのたびに調べるのもめんどくさくなって、読むのをやめてしまいますよね。
ちゃんと自分が読めるレベルの英語が使われているものを選びましょう!
また、英語の学習のために本を読む場合には、簡単すぎるものを選んでも意味はないので、自分にぴったりのレベルかどうかをチェックしましょう。
ビギナー向けの洋書4選
まずは英語の初心者レベルの洋書を紹介していきます。
まだまだ英語に自信がない人も、これだったら読めるかも。
勇気ある女の子が主人公「Oxford Bookworms Library: Level 1: : The Wizard of Oz」
The Wizard of Oz とは有名な童話の『オズの魔法使い』のこと。
ジュディー・ガーランド主演で映画化もされています。
その映画のサウンドトラックでもある「虹の彼方に」という曲はとっても有名ですよね!
こちらの本は、そんな『オズの魔法使い』を簡単な英語にしてあります。
とても読みやすくなっているので、飽きずに読むことができますよ♪
簡単にあらすじを話すと、竜巻に家ごと巻き込まれて、オズの国に迷い込んでしまった主人公のドロシーが、家に帰るためにオズの魔法使いにお願いしに行く、というストーリー。
途中に出てくるカカシ、木こり、ライオンとの友情も見所です。
英文学科に所属している山田さんは、この物語が小さい頃から大好きだそうです。
何と言っても主人公のドロシーが可愛らしいですし、誰でも楽しむことができるストーリーだと思います。
山田さんによれば、映画もとても面白いそうなので、いきなり本を読むのはちょっと不安…という方は、映画を観てから読むのも良さそうですね!
その方が絶対にすらすら読めます。
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風刺が面白い「Gulliver’s Travels in Lilliput (Macmillan Reader)」
有名なイギリス文学『ガリヴァー旅行記』の一部である、リリパットでの出来事のみが書かれたこちらの一冊。
絵もたくさんあって読んでいて楽しい作品になっています。
もちろん英語は簡単になっているので、安心!
『ガリヴァー旅行記』はジョナサン・スウィフトというアイルランド人の作家によって書かれました。
主人公のガリヴァーは、船に乗っていましたが、嵐にあいます。
そして、リリパットという小人の島に流れ着いてしまうというストーリー。
でも、この物語はただの旅行記ではないそうです。
でも実際には、『ガリヴァー旅行記』は児童文学とは思えないほど、この作品が書かれた当時のイギリスに対する風刺が強く、とても深い作品なのです。
リリパットでの出来事しか書かれていないとなると、その風刺はわかりにくいかもしれませんが、英語ができるようになったら、ぜひ『ガリヴァー旅行記』全編を読んでいただきたいです!
風刺作品だとわかって読むと、とても楽しめそう♪
まずはこの簡単なバージョンを読んで、英語に慣れてきたらしっかり全編を読んでみたいですね!
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ミュージカルも有名「Oxford Bookworms Library: Level 1: : The Phantom of the Opera」
『オペラ座の怪人』はミュージカルがとても有名ですよね!
とても悲しい恋愛ものです。
舞台はパリのオペラ座。オペラ座には怪人が潜んでいる、という噂が流れているのですが、若手オペラ歌手のクリスティーンがある日その怪人にさらわれてしまいます。
怪人はクリスティーンに恋をするのですが、そううまくはいかない…という話です。
謎めいた雰囲気が特徴のこちらの物語。
ミュージカルを観たことがある方にもおすすめです。きっと観るのと読むのとでは、また違った印象を受けると思いますよ!
悲しい物語が好きな方にはぴったりな作品かもしれませんね!
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魔法のランプを取り戻すことができるのか!?「Oxford Bookworms Library: Aladdin and the Enchanted Lamp: Level 1: 400-Word Vocabulary」
『アラジンと魔法のランプ』を簡単な英語にしたものです。
有名なディズニー映画の『アラジン』は知っている方が多いと思います。
『アラジンと魔法のランプ』はその『アラジン』のベースになっている物語です。
内容は少しだけ違いますが、大まかな流れは同じなので、物語が入って来やすいと思います。
でももちろん『アラジン』を観たことがない人も、読みやすい英語になっているので、ちゃんと最後まで楽しめますよ!
山田さんはこの物語の雰囲気に強く惹かれたそうです。
確かに違いを見つけながら読めば、物語をさらに楽しめそうですね♪
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中級レベル向けの洋書3選
だいぶ英語が読めるようになってきた!でもまだ難しいものには手を出せない…という方はここから選びましょう!
二重人格をテーマにした名作「Dr Jekyll and Mr Hyde (Macmillan Reader)」
『ジキル博士とハイド氏』は最近では英語の教科書などにも載っているほど有名な作品です。
ジキル博士は人間を「善と悪」に分けることができる薬を発明し、それを自分で飲みます。
すると、ジキル博士は見た目も心も醜いハイド氏に変身し、自分の「悪」の部分の欲求を満たしていきます。
山田さん的にも、結構ショッキングな内容だったようです。
内容はとても面白く、考えさせられます。
深い話が好きな人にはおすすめです!
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王道ラブストーリー「Romeo and Juliet – Pre Intermediate (Macmillan Readers S.)」
この物語を知らない人はいませんよね。
あの有名なイギリスの劇作家、シェイクスピアが書いた『ロミオとジュリエット』です。
家が敵同士のロミオとジュリエットが恋に落ちるという話。
最後には悲しすぎる結末が待っています。
山田さんは、こちらの作品とも小さい頃から馴染みがあったようです。
何と言っても、心から愛し合っている二人が、どうにか一緒に暮らせるように頑張る姿が本当に切なく、胸を打たれます。
とても悲しい物語ですが、王道のイギリス文学です。
シェイクスピアに少しでも興味があるなら、読んでみてください!
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イギリス人作家ジェーン・オースティンの名作「Emma: Macmillan Reader Level 5」
文学が好きな方ならきっとこの作品は知っていると思います。
ジェーン・オースティンは18世紀イギリスの女性作家。
彼女は女性を主人公とした作品を多く書いています。
階級がテーマとなっているものが多いです。
当時のイギリスは階級社会だったので、その様子がよくわかると思います。
今回ご紹介している『エマ』でも、主人公エマの階級に対する考え方がとても印象に残ります。
エマは恋のキューピッド的な役割を果たすことが趣味。
でもカップルを成立させていこうとすると同時に、自分自身の気持ちにも向き合うようになる、というようなストーリーになっています。
山田さんが『エマ』を読んだ時も、「階級」に注目したそうです。
真面目なイギリス文学を読みたい方にはおすすめの作品です!
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英語にだいぶ自信がついた人向けの洋書3選
ここでは英語がだいぶ読めるようになってきた人向けに3作品を紹介していきます。
選んだのは、特に簡単な英語には置き換えられていないオリジナルバージョンの本です。
でも、大人が読むものよりはやさしめの、ヤングアダルト向けに書かれた本を選んでみたので、安心してください!
知らない人はいない!「Harry Potter and the Philosopher’s Stone: Illustrated Edition」
みんな大好き『ハリー・ポッター』の原作!
『ハリー・ポッター』にはファンが多いので、日本語版を読んだことがある人もきっとたくさんいますよね。
どうせなら英語でも読んでみたくありませんか?
とても簡単にあらすじを説明しますね。
両親が死んでしまい、孤独だったハリーは、ある時、魔法学校からの招待を受けます。
両親も魔法使いだったので、彼自身も魔法を使うことができるのです。
ところがその魔法学校では様々な試練が待ち受けていました。
山田さんはこの本を意外な人からもらったそうです。
日本語版は読んだことがなかったので、本で読んだのは初めてだったのですが、映画よりも詳しく書かれていて、とても面白かったです。でも主人公ハリーと行動を共にするロンとハーマイオニーの登場が思ったよりも遅くて、「まだ出てこないのー?」って感じでした。
皆さんもこの作品を読んで魔法の世界に入りこみましょう♪
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大人に負けない!「Matilda」
イギリスの作家ロアルド・ダール作の『マチルダは小さな大天才』という作品。
ロアルド・ダールは『チャーリーとチョコレート工場』を書いたことでも有名です。
とても楽しい世界観が魅力!
主人公のマチルダはとても頭のいい女の子なのですが、両親は逆に彼女をバカにし、怒鳴ってばかり。
やっと入った小学校でも、校長は大の子供嫌いで、道理に合わないことを子供たちに要求してきます。
そんな大人たちに立ち向かうマチルダを、きっとあなたも好きになってしまうはず!
山田さんも読み終わることにはすっかりマチルダの虜になってしまっていたようです。
絵が可愛らしいのは癒されること間違いなしです♪
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普通のネズミじゃない!「Stuart Little」
日本語のタイトルは『スチュアートの大冒険』。
主人公はネズミのスチュアート。
ですがある時、なんと人間の家族に養子として迎え入れられるのです。
そんなスチュアートは冒険が大好き。
ある時、友達のマーガロと共に旅に出ます。
山田さんはこの物語と出会ったのも、早かったようです。
ネズミが人間の家族になる、という設定がとても面白いですよね!
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洋書に関する悩みと解決する方法
読み終えられるか不安…
自分が興味がある内容、自分に合ったレベルのものだったらきっと読み終えることはできると思います。
でも、「もう読みたくないー」と思ったら、読むのを読めてしまってもいいと思いますよ。
他の本なら読むことができるかもしれないので、試しにいろいろ読んでみると良いと思います。
自分がどの程度の英語を読めるかわからない…
なかなか自分の英語力ってわからないですよね。
最近ではアマゾンで本を買おうとすると、少しだけ中身を見ることができます。
そういうところで、少しだけ中身を読んで、「これだったら読めそうだな」ということを確認してから買うと良いと思いますよ!
洋書を読めば英語力は本当に上がるのでしょうか?
上がります。
たくさん読めば読むほど、英語を読むことに慣れていくので、読むのは早くなるし、語い力もみるみるついてくるはずです。
どんどん読みましょう!
まとめ
いかがでしたか?
今回はレベル別におすすめの洋書10選を紹介してきました。
今まであまり読書をしてこなかった方も、英語の勉強ついでに文学に触れてみませんか?
もともと本が好きな人も、好きな本や映画の原作を読んで、もっともっと読書を楽しみましょう!
必ず英語力が上がりますよ♪