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更新日 :2021年03月16日

セラミックヒーターの電気代が高いってホント?電気代を抑える方法は

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スイッチを入れるとすぐに暖かくなるセラミックヒーター。

セラミックヒーターはセラミックファンヒーターとも呼ばれることもありますが、基本的には同じ構造の暖房器具です。

灯油やガスを使わず「電気」を原理として動くセラミックヒーターは、その分電気代が心配になりますね。

今回はセラミックヒーターメリットやデメリット、そして気になる電気代について解説します。

活用シーンついてもご紹介するので参考にしてくださいね。

セラミックヒーターとは

セラミックヒーターは、特殊加工されたセラミックスを電気で発熱させ、そこにファンで風を送り込むことで温風を出す仕組みの暖房器具です。

セラミックスが発熱するまでの時間は短く、電源を入れてから10秒程度で暖かい風がでてきます。

最近は加湿機能や脱臭機能、空気清浄機能などがついた多機能タイプも販売されていていますよ。

セラミックヒーターのメリット

暖まるまでの時間が短い

エアコンや灯油ストーブ、その他の暖房器具には電源を入れてから空間が暖まるまで時間がかかりますね。

セラミックヒーターは電源を入れるとすぐに温風が出てきます。

ガスが出ない

燃焼をして熱を発する灯油やガスヒーターなどは換気せずに使っていると一酸化炭素中毒になってしまうリスクがありますが、セラミックヒーターは非燃焼の暖房器具なので、有害なガスを発生することはありません。

定期的な換気の手間もなく安全に使用できます。

灯油やガスを燃やさないので臭いもなく、温風も無臭です。

燃料の補充などが必要ない

灯油ストーブなどは、定期的に燃料を購入して、タンクに補充をしなければなりませんし、灯油タンクの保管場所も必要です。

セラミックヒーターは燃料の補填の手間もかからず、コンセントのある所ならどこでも使用できます。

ガスストーブなどで必要なガス管も不要ですよ。

コンパクト

セラミックヒーターは小型のものが多く、20cm以下のスリムなタイプもあるので置き場所にも困りません。

重さも2~3kgと軽量なものが多いので持ち運びにも便利。

部屋を移動して使いたいときにも気軽に持ち運べます。

本体価格が安い

セラミックヒーターは安いもので5000円くらいから購入できます。

加湿機能、空気清浄機能などがついた多機能なものは値段が上がりますが、エアコンなどの本体に比べると安くなりますよ。

また取り付け費用もかからないので導入コストも抑えられます。

セラミックヒーターのデメリット

広い空間を温めるのには不向き

セラミックヒーターは、温風を循環させながら空間全体を暖めるので、室内全体が暖まるまでに時間がかかります。

また、温風の届く範囲が限られているので広い空間を暖めるのには適しません。

空気が乾燥する

セラミックヒーターは灯油やガスのヒーターと違って水蒸気が発生しないため、空気が乾燥しやすくなります。

セラミックヒーターと加湿器を併用したり、加湿機能のあるセラミックヒーターを選ぶなどの対策が必要です!

ほこりやハウスダストが舞いやすい

セラミックヒーターは温風を出す仕組みの暖房器具なので、周囲のほこりやハウスダストなど舞い上がりやすくなります。

セラミックヒーター周りの掃除をしておきましょう。

「空気清浄機能」付きのセラミックヒーターならハウスダストや花粉対策をすることができます。

セラミックヒーターの電気代

セラミックヒーターは電気の力でセラミックを発熱させるため他の暖房器具に比べて消費電力(ワット数)が高く、電気代が高くなりがちです。

セラミックヒーターの電気代は「消費電力(ワット数)÷1000×使用時間×電力料金」で計算することができますよ。

大きいワット数で長時間使用すると電気代も高くなります。

セラミックヒーターのワット数は500W~1200W程度となっていて、ワット数が多いほどパワーが上がるため暖かくなります。

ワット数を調節できる機種も増えています。

電気代を抑えるためには

・長時間の運転を避ける

・シーンにあわせてワット数を抑えて運転する

・「人感センサー」や「省エネ機能」が備わっているものを選ぶ

狭い空間を暖めるのに適しているセラミックヒーターは、エアコンなど部屋全体を暖める暖房の補助暖房としてスポットで使うことがおすすめです。

セラミックヒーターの最適な使い方

すぐに暖まるセラミックヒーターは「スポット的に短時間で暖める場合」にその良さを発揮できる暖房器具です。

脱衣所

暖房がない脱衣所にセラミックヒーターがあればお風呂上りも体を冷やさずに着替えができます。

トイレ

冬場のトイレでもセラミックヒーターならすぐに暖まり便利ですね。

人感センサー付きのものなら人の動きを感知して運転を開始し、自動で消えます。

キッチン

エアコンの風が届きにくいキッチンは足元が冷えやすい場所。

部屋全体の暖房と合わせて、足元にセラミックヒーターを置いておけば冷えを防げます。

デスクワークの足元に

オフィスでもコンパクトなセラミックヒーターなら足元に置くことができます。

持ち運びもしやすいのでコンセントがある場所ならどこでも利用できますね。

まとめ

お風呂上りの脱衣所で着替える間や、トイレなど、ほんの少しの時間だけ暖まりたいという時には、すぐに暖まるセラミックヒーターとても便利な暖房器具です。

部屋全体ではなくピンポイントで足元だけ暖めたい時にも役に立ちます。

セラミックヒーターの消費電力は他の暖房器具に比べて高くなりますが、長時間の使用を避けて、ポイントを決めて使用すれば電気代も節約することができますね。