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更新日 :2019年12月14日

まな板・スポンジを除菌!漂白!トイレの20万倍の細菌から救え!

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つい自己流で済ませてしまいがちな、まな板やスポンジの除菌・漂白。正しい洗浄方法を実践することで、その効果に大きな差が出ることを知っていますか?

「自己流とはいえ毎回洗剤で洗ってるし、清潔だろう」なんて思っている方、食中毒一歩手前かもしれません!

ひとつ恐ろしい例をあげましょう。台所スポンジ約6.5cm2(だいたいEnterキーくらい)あたり1000万個の細菌が検出されたという報告があったそうです。この細菌の量はなんとトイレの便座の20万倍以上とのこと…。
まな板の包丁の傷跡に残る黒ずんだ汚れ、怖くなってきた頃だと思います…

今回は「まな板の除菌方法」「まな板の漂白方法」「スポンジの除菌方法」の3つについて、おすすめの方法をいくつか紹介します。あなたに合った方法を見つけて実践してみてくださいね♫

そもそもなぜ台所に細菌は多いの?

痛い

生の食材を扱う台所に細菌が多いのは仕方のないこと。それにしてもトイレの20万倍以上って…なぜなのでしょう。

これは、台所という環境そのものが細菌にとって絶好の環境だからなのです。

細菌の繁殖条件は、

1.十分な湿気がある
2.栄養となるものがある
3.十分な温度が保たれている

の3つです。

キッチンは、水を頻繁に使うので湿気は十分、どんなに洗っても食材のカスは残ってしまうし、細菌はプラスチックすらも栄養とします。さらにキッチンは、ほぼ室内にあるものなので、温度も細菌が住みやすい温度に保たれています。

どうですか?キッチンこそ細菌にとって最高のすみかなのです。他の場所よりも、もっと気を使って手入れをしなければいけませんね!

 

まずは「まな板の除菌・漂白」!

集合

ここからは「まな板の除菌・漂白」の方法を紹介します。4種類の方法を紹介するのですが、全て身近にあるものでできるので、絶対にあなたに合う方法が見つかるはずです!

 

(1)除菌ができる食器用洗剤を使う

特殊なものを使わずとも、正しい方法を実践するだけで効果は変わります!ぜひ参考にしてみてくださいね!

手順
1
洗ったまな板に食器用洗剤の原液を塗布する

洗った後しっかり水分を拭き取ってから洗剤を塗布しましょう!洗剤は、フライ返しでのばすなど、まんべんなく塗りましょう。まな板1枚に原液約8ml(大さじ1/2杯)が目安です!

食器用洗剤でおすすめの商品はこちらです。

こちらは食器用洗剤ですが、台所グッズの除菌にも使えます。まな板 やスポンジ、そしてふきんまで。さわやかなオレンジの香りがキッチンを包みます♪
継ぎ足ししなくてもたくさん洗えるので使う量を節約できますよ。

2
約20分おいてから、水で洗い流す

洗い流しはしっかり!

 

(2)タワシと食器用洗剤を使う

タワシは硬い繊維を持っているので、包丁などでできた傷跡に入り込んでしまった汚れなどをかき出す際にとても有効です。

手順
1
タワシを傷に沿わせてこすり、汚れを落とす

傷には方向があるので、それに沿わせてこすると非常に効果的です!

2
しっかり洗い流す

しつこいようですが、しっかりと洗い流しましょう!

 

(3)熱湯消毒で除菌!

これはまな板に限らず、あらゆるものに使える、安全手軽な消毒方法です。洗剤を使う方法に効果の持続という面では劣りますが、確実な効果が期待できる方法です。

ただ、この方法は毎日継続して行うことが重要なので、頑張りましょう!

手順
1
水ですすいで汚れを落とす

なぜ、まず水ですすぐのかというと、最初から熱湯をかけてしまうと、肉や魚のタンパク質が固まって、より落ちにくい状態になってしまうからです。必ず水で汚れを落としてからにしましょう!

2
熱湯を全体にかけ流して乾かす

しっかり乾かすことは本当に重要です!水がきちんと切れるところに置くか、引っ掛けることで、カビや細菌の繁殖をかなり防げるので、強く心がけましょう!

 

(4)ふきんを使ったまな板の漂白

最後に、まな板を除菌した上で漂白もしたい!という方にこの方法を紹介します!

原液のまま、もしくは直接、漂白液を使ってしまっていませんか?
実はそれ、 NGなんです…!

また、漂白剤には塩素系漂白剤と酸素系漂白剤があり、どちらを使ってもOKです。両者、大きくは違わないのですが、酸素系は漂白に加え軽い汚れまで落とせる洗浄成分があります!

手順
1
台所用漂白剤のうすめ液をつくる

1Lの水に10ml(小さじ2杯)が目安!

2
まな板に白物のふきんを巻き、液に浸ける

約30分が目安です!

3
水ですすいで乾燥させる!

この方法はふきんも同時に漂白できるのでオススメ!

 

次に「スポンジの除菌」

スポンジ 洗う

次はついに「スポンジの除菌」の方法です!3種類の方法を紹介します!ぜひ自分に合った方法を見つけてみてください!

 

(1)漂白剤を使う

台所用の漂白剤は塩素が含まれており、強い殺菌効果が期待できます!軽い洗浄もまとめて行いたい方は「酸素系漂白剤」を選びましょう!

手順
1
桶に漂白剤を薄めた液体を作る

目安は水5リットルに対して6ml(小さじ約1杯)です!

ここで、おすすめの商品はこちら。

除菌に効果があるのが、この台所用の塩素系漂白剤。キッチン周りで気になる水垢やカビの除去にも効果があります。実は、キッチンのみでなくお風呂やトイレ、洗濯槽のお掃除にも使えるすぐれもの。水回りをキレイにするためには必須のアイテムです。

2
スポンジを浸ける

作った液体に約2分浸けましょう

3
すすいで乾燥させる

すすぎはしっかりと行ってください!また水分が残っていたら細菌はすぐにやってきます、乾燥もしっかり!

 

(2)除菌ができる洗剤を使う

手順
1
スポンジを水ですすぎ絞る

このときしっかりと絞ってください!

2
スポンジに洗剤を行き渡らせる

洗剤約8ml(大さじ約1/2杯)をスポンジにつけて、しっかりと揉んで泡立たせる。全体にしっかり!

3
そのままの状態で、次に使うまで置いておく

使う前のすすぎはしっかり行いましょう!

 

(3)電子レンジを使う

電子レンジって突然どうした…なんて思わずに見てみてください!
漂白剤・洗剤を使わないので、肌荒れや環境負荷を気にする方はぜひ!

手順
1
スポンジを洗って綺麗にしておく

電子レンジで洗浄するわけではないので、洗浄は先に行います!

2
水を絞って電子レンジで加熱

500Wで1分が目安。

注意

取り出しの際にはスポンジは非常に熱くなっているので注意
タワシなどの金属が含まれているものは発火する恐れがあるのでやめましょう

まな板漂白のポイント

ここまで来れば、あなたも1つはやってみたと思ったのでは?

しかし、何事にも気をつけておきたいポイントというものがあります。
今回のまな板漂白も、その例外ではありません。
きちんとした知識を持つことで、正しい方法が選べるのです!

それでは、まず漂白する時の注意点から見ていきましょう。

まな板の漂白の際の注意点は?

漂白剤と聞いて、安全だというイメージを持っている人は少ないでしょう。
全くその通りで、使い方をすこし間違えると私たちの健康を害すアイテムです。
その反面、効果は確かなものですから、以下のことに注意をしながら使っていきましょう。

・手袋や保護メガネ
イメージしやすい危険性としては、肌荒れや目への飛沫です。
強烈な殺菌効果を持つだけあって、肌に触れたら大変!

使用する時は必ず、手袋だけでもするようにしましょう。
保護メガネはどの家庭にもあるとは言いにくいので、気になる方は購入をおすすめします。
顔に水滴が飛んできて、ヒヤッとした経験はありませんか?
大げさではありますが、使用する際は十分に気をつけましょう。

・まぜるな危険!
この表示を見たことはありませんか?
実はこれ、かなり重要なことなんです。

混ぜるなと言われても、何と何を混ぜるな!なのか疑問に思いませんか?
その正体は、塩素系と酸素タイプの洗剤のことを指しています。
他にも組み合わせはありますが、今回はこの2つだけでも憶えてくだいね。

表示にも書いてありますが、何が危険かと言うと有毒ガスが発生するのです。
強力な洗剤だからと、よくわからず2種類使うと混ざることが考えられます。
使用するときは、必ず1種類の洗剤だけを使うようにしてくださいね!

・原液はできるだけ避ける
まな板もそうですが、しつこい汚れには原液を使いたくなりますよね。
確かに、原液の方が効果も強いですし、つけ置きの時間も短くて済みます。

ですが、リスクがあることも知っておいてください。
まず考えられrのが先ほどと同じ肌荒れ。
濃度が濃い分、肌へのダメージも大きくなります。

まな板の漂白にしてもそうです。
原液の場合は、つけ置きで染み込んでしまうので洗い流すのが大変です。
木製のまな板を使っている方は、さらに染み込みますよ!
そんなまな板の上で食材を切るのは、かえって危険ですよね。
漂白剤の原液使用はできるだけ避け、薄めたものを使うようにしましょう。

プラスチック製と木製はどちらがいい?

まな板の種類で分かれるのは、主にプラスチック製木製だと思います。
使う上でのおすすめは、好みによるので何とも言えませんね。

今回の記事にのっとったおすすめをするならば、プラスチック製です。
上でもお話したように、漂白のことを考えると染み込みにくい方が良いです。

ただ木製がダメと言うことはなく、しっかり乾燥させてあげれば菌の繁殖は防げます!
好みによって、使いたい方を使えば良いのです♪

まとめ

こども おいしい

 

どうでしたか?自分にあった除菌方法は見つかりましたか?

今回紹介したような除菌作業は、毎日行うのが理想ですが、やはり毎日は難しい方が多いと思います。そこで、目安として2〜3日に1回の除菌をおすすめします!

こまめに正しい洗浄方法で洗浄することで、菌の繁殖は大幅に防ぐことができます。まな板・スポンジの上手な使い方の参考にしていただければと思います!

除菌は、継続してやらなければならない作業です。普段から「すすぎをしっかりする」「水分をしっかり飛ばす」の2つを徹底するだけでも、効果に違いは生まれるので、実践してみてくださいね!

しかし、いくら除菌をしても、まな板・スポンジは消耗品です。傷がひどくなった場合などは、いくら除菌作業をしても菌の繁殖が抑えられない場合があるので、買い替えをおすすめします。