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更新日 :2018年10月12日

ヘルメットの洗濯はバラバラにしてからでないと安全とは言えないから

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ヘルメット。
そのありがたみ、日々意識していますか。
もしもの時に私たちを救ってくれる存在ですよね。
そんなヘルメットも日頃の感謝をこめてたまにはしっかり洗ってあげましょう。

といいつつも…わたし自転車乗れないんです。
というわけでヘルメットも一度もかぶったことがありません。
そんなわたしがヘルメットを一から勉強して、ヘルメット洗濯初心者でもわかりやすいヘルメットの洗い方を解説しますね。

ヘルメットの内側の洗い方

ヘルメットは、超ざっくり分けると、シェルと呼ばれる外側とインナーと呼ばれる内側の「内装パッド」にわかれています。取り外し可能な場合が多いです。
まずはこのインナー、つまりヘルメットの内装パッドの洗い方からご紹介しますね。

この内装パッド、布製品のためネットに入れて洗濯機で洗うことも可能なのですが手洗いの方が型が崩れなくてオススメです。

用意するもの

・洗面器、バケツなど水がためられるもの
・衣類用中性洗剤
・タオル

  手順  

1. 内装パッドを取り外す
ヘルメット本体から内装パッドを取り外します。
頬部分や後頭部などいくつかに分かれています。全て取り外しましょう。

 

2. 押し洗いする
洗面器やバケツなどに30~40℃のぬるま湯を溜めて、パッドをその中につけて衣類用の中性洗剤をキャップに少し入れます。
パッドをやさしく押すように洗いましょう。

汚れが出てきたらぬるま湯を替えて、新しく洗剤を入れてもう一度洗います。

 

3. すすぐ
洗ったお湯を捨てて、新しくぬるま湯を入れます。
泡が出なくなるまで、すすぎを繰り返しましょう。

 

4. 乾かす
すすぎが終わったら、タオルなどに包んで水気をとって干しましょう。
このとき生乾きだとカビや臭いに原因になるので、しっかり乾かしましょう。

これで地肌につく部分、内側はスッキリキレイになりますね。

 

ヘルメット外側の洗い方

最初に言っておきます。
ヘルメットの本体、つまりシェルは丸洗いしてはいけません

というのも、シェルには発泡スチロールが接着されています。
水洗いしてしまうと、接着剤がゆるくなって発泡スチロールがとれてしまう可能性があるんです。
非常に危険です。

というわけで、拭き掃除をしましょう。

用意するもの

・食器用中性洗剤
・乾いた布2~3枚
・歯ブラシ
・市販のヘルメット用のワックス または プラスチッククリーナー

  手順  

1. 水で薄めた洗剤で拭く

食器用中性洗剤を少し水で薄めて、布につけて全体を拭きましょう。
通気口などの細かい部分は、歯ブラシに薄めた中性洗剤をつけて、磨きましょう。

 

2. 乾いた布で拭き取る

乾いた布で全体をきれいに拭き取ります。

 

3. 陰干しする
天日干しをするとシェル自体が劣化してしまうのでNG。
必ず陰干しでしっかり乾かしましょう。

 

4. クリーナーまたはワックスで表面を磨く

これは市販のヘルメット用のワックスやプラスチッククリーナーを使うのがオススメ。使い方は、それぞれのパッケージに書かれている方法に従いましょう。大抵の場合は、表面から少し離して吹き付けて布で磨きます。

今回使ったのは、こちらのクリーナー。
プラスチックの表面を磨いてピカピカにしたり、細かいキズを除去することができます。ヘルメット以外のプラスチック製品の小さなキズにも使えます。お値段もお手頃なので、ヘルメットをキレイに保ちたい方は購入してみてもいいのではないでしょうか?

 

これで外側も完成です。どうですか?ピカピカ。キレイ。

 

そのほかの部分の洗い方

これで内側も外側もキレイになったし、完璧。
…ではないんですよ。
実はまだキレイにしていない部分があるので、80%。
では残りの20%の解説を始めます。

あごひもの洗い方

自転車用のヘルメットの場合、一番大切な部分があごひも。
おそらく一番汗を吸収していて雑菌が繁殖しやすい部分です。
直接地肌に触れるから、キレイにしておきたいですよね。
しかし、一般的にヘルメットのあごひもは取り外しが不可能です。
本体にくっついたままあごひもを洗うのは少し面倒ですが、頑張ってキレイにしましょう。

用意するもの

・洗面器、バケツなど水がためられるもの
・衣類用中性洗剤
・歯ブラシ
・タオル

  手順  

1. あごひもをぬるま湯につける
容器に30~40℃のぬるま湯をためて、中性洗剤をキャップに少し入れましょう。
ぬるま湯に洗剤を溶かしたら、容器の中にあごひもをつけます。

 

2. 歯ブラシで擦る
あごひもを歯ブラシで擦ります。
ぬるま湯が汚れてきたら新しいものに替えましょう。
汚れが出なくなるまで繰り返します。

 

3. すすぐ
あごひもをギュッと絞って泡が出なくなるまですすぎます。

 

4. タオルで脱水
タオルであごひもを包んでギュッと押して脱水します。

 

5. 陰干しする
ここでもシェルが劣化しないように陰干し。しっかり乾かしましょう。

 

シールドの洗い方

シールドとは、ヘルメットの目元の日よけのようなもの。
もちろんついていないヘルメットもありますが、オートバイ用のものにはついているものが多いです。

シールドは非常に傷つきやすいです。
デリケートなので優しーくお手入れしましょう。

用意するもの

・ドライヤー
・やわらかい布
・メガネ拭き
・曇り止め

  手順  

1. ホコリを吹き飛ばす
シールドにホコリが付いている場合は、ティッシュなどで拭き取るのは傷がついてしまうためNG。ドライヤーの冷風機能などで吹き飛ばしましょう。また、虫などのゴミがついている場合は、ぬるま湯に浸したやわらかい布でふやかしてからとります。

 

2. メガネ拭きで拭く

メガネ拭きでシールドの表面を拭きます。
このとき、タオルなどを使うと表面に傷がついてしまうので、注意しましょう。

 

3. 曇り止めをつける

曇り止めをシールドの表面につけます。
曇り止めの種類によってつけかたは違うため、パッケージに書いてある使い方に従うのが無難です。
布でこすりましょうと書いてある場合は、ここでもメガネ拭きを使うのがおすすめ。

 

さあ、これで完璧ですね。
100%、キレイ。

 

まとめ

というわけで、ヘルメットの洗い方でした。

ヘルメットは、その部位によって洗い方が様々。
洗うのが難しいものNo.1かもしれませんね。

実は、クリーニングの業者さんによってはヘルメットのクリーニングをしてくれるところもあります。
自宅でのお手入れに限界を感じたら、お願いしてみるのもありなのではないでしょうか。