界面活性剤の大仕事！洗剤が汚れを落とす5つのステップを徹底解説！【茂木和哉】

こんにちは！
茂木和哉です。

洗剤で汚れが落ちる仕組みをお話したいと思います。

界面活性作用が汚れを落とします

・身体用の化粧せっけん、シャンプー、ヘアリンス
・台所用、洗濯用、住宅用の合成洗剤やせっけん、漂白剤、洗浄剤、クレンザー
など、洗剤はさまざまです。

そして、汚れにあわせて、さまざまな化学物質が使われています。
ただ、基本的には、界面活性作用のある物質（界面活性剤 ）が入っています。
この界面活性剤が汚れを落とします。

界面活性剤

界面活性剤は、水と油を混ざりやすくする働きがあります。

この性質はとても便利。
クリームや乳液などの化粧品やアイスクリームなどの食品、医薬品、農薬など、いろいろなものに利用されています。

界面活性剤の働き

界面活性剤の5つの働きがリレーして、汚れを落とします。

■湿潤作用
界面活性剤の入った洗剤を使うと、界面活性剤の働きによって水の表面張力が弱められます。

■浸透作用
水をはじきやすい糸きれなども、水にしみこむようになります。

■分散作用
そこから、界面活性剤は、油をとても小さな粒をして取り囲み、水の中にばらばらに散らばせることができます。

■乳化作用
一度とれた汚れは、界面活性剤にしっかり包まれます。

■再付着防止効果
そのため、再び汚れとしてくっつくことはありません。

こうして、汚れが落ちるというわけです。

洗剤職人「茂木和哉」が書いた、年末の大掃除に必ず役に立つ1冊です！

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