せっけんの2つのメリットは?洗浄力の確認には泡立ちを確認すべし!【茂木和哉】
こんにちは!
茂木和哉です。
石けんは、とても安全性が高い界面活性剤です。
安全性が高い理由のひとつが、ある一定のところまで水に薄まると界面活性剤としての働きが失われるからです。
一方、合成界面活性剤は、いくら水に薄まっても界面活性剤の働きが失われることはありません。
身体や頭(髪)をシャンプーやボディソープで洗う場合は、皮膚や毛に残るとかゆくなったり肌荒れしたりする場合があるので、すすぎ残りがないようしっかり流さなければなりません。
しかし、石けんの場合は、すすぎ残りがあったとしても、水で界面活性作用が失われているところまで薄まっていれば、その心配はいらないわけです。
もし薄まり方が不十分で、界面活性剤作用が失われてない場合でも、アルカリ側でしか界面活性作用を持続できない石けんは、弱酸性の肌に中和されて界面活性剤としての働きが失われます。
このように石けんは
・中和される
ことで界面活性剤としての働きを失うという特性があります。
だから、この2つの特性がある石けんには、
・環境(川や湖など)に負荷をかけない
などの大きなメリットがあるわけです。
しかし、一方で、使いやすさや洗浄力の点で石けんは、合成界面活性剤に劣りがちです。
石けんを掃除や洗濯に使う場合は、先にお伝えしたような、石けんの特性をよく理解して正しい使い方をしなければいけません。
特に水で薄めて使う場合は、薄めすぎてしまうと汚れが全く落ちなくなるので注意が必要です。
そこで!
薄めた石けん水に洗浄力があるのかどうなのかを、簡単に判別する方法を教えてます。
非常に簡単です。
作った石けん水をかき混ぜて泡立ちを確認するだけです。
泡立つならOKですが、泡立たないなら薄めすぎですので、石けんの量を増やして泡立つところまで濃度を調整してください。
石けんで洗濯したり、拭き掃除をされる方は、ぜひ参考にしてください!