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更新日 :2019年02月25日

手荒れしやすい洗剤=洗浄力が高い洗剤【お掃除業者さん必見の洗剤技】

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こんにちは! 茂木和哉です。

界面活性剤には、タンパク質を傷めつける働きがあります。
その働きをタンパク質変性作用と言います。

界面活性剤が主成分の台所洗剤を使うと、手荒れしたり湿疹ができたりするのがそれです。
素手で使われやすい台所洗剤では、ひと昔前より、タンパク質変性作用の強い、いわば刺激が強い合成界面活性剤は、徐々に使われなくなってきました。

とはいっても、「タンパク質変性作用が強い=洗浄力が高い」ということでもあります。
洗浄力を重視する場合が多い清掃業者さんは、作業効率のことを考え、あえてタンパク質変性作用が強い合成界面活性剤が含まれた洗浄剤を選ぶのはアリです!

では、どんな合成界面活性剤がタンパク質変性作用が強いのか?
それは、基本的にはアニオン界面活性剤です。

中でも、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩は、油汚れに対して洗浄力がとても高い界面活性剤です。
逆に言えば、ご家庭で使用する台所洗剤は、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩が含まれたものは避けた方が良いということになります。

ぜひ、参考にしてみてくださいね!

 


 


洗剤職人「茂木和哉」が書いた、年末の大掃除に必ず役に立つ1冊です!