タイルに分厚い温泉スケールの落とし方【お掃除業者さん必見の洗剤技】
こんにちは! 茂木和哉です。
浴場清掃の専門業者でも、かなり苦労するのが、温泉浴場のスケール洗浄です。
下地が見えるくらいの薄いスケールだったら、相性の良い酸性洗浄剤を選ぶことができれば、散布するだけで、ほとんどこすり洗いしなくてもキレイに落とすことができます。
でも、下地が見えないぐらい厚くついたスケール汚れは、こすり洗いをしなければダメです。
酸性洗浄液を散布し放置するのでは、スケールと洗浄剤の境目に中和された液の層ができてしまいます。
すると、それ以上は中和作用がはたらかず、途中で止まって、スケールが落ちなくなるのです。
中和作用をはたらかせるには、中和された層をよせないといけません。
そのために、こすり洗いが必要になります。
スケールを物理的にこすって落とすのではなく、スケールに酸性洗浄剤を反応させやすくするために、こするわけです。
しかし、いくらこすり洗いをしても、分厚くついたスケールをスケール全体を上(表面)から洗浄していくのでは、非常に労力と洗浄剤を多く使う作業になります。
さらに、非常に時間がかかる作業になるので、決められた時間内にすべて落とせないことだってあるかもしれません。
そんなことにならないように、分厚くついた温泉スケールを効率的に落とす方法をご紹介します!
用意するもの
・酸性洗浄剤
・硬めのブラシ
・金属ベラやマイナスドライバ―
手 順
1. スケール全体を見渡し最も薄いところを探す
2. 酸性洗浄剤を散布し、こすり洗いする
スケールが薄いところの一部分に酸性洗浄剤を散布します。
ブラシでこすりながら、下地が見えるまで洗浄しましょう。
スケールに厚みがある場合は、金属ベラやマイナスドライバーで、ある程度スケールを削り落としてから酸性洗浄剤を使うと、効果的です。
スケールの状態によっては、酸性洗浄剤を使用せずに、ケレンのみで下地を露出させる方が簡単な場合があります。
3. 金属ベラやマイナスドライバ―で剥離する
下地とスケールが接着している面に洗浄剤を流し込み、金属ベラやマイナスドライバ―で剥離させていきます。
4. 残ったスケールを、酸性洗浄剤で落とす
スケールを取れるところまで取れたら、残ったスケールを酸性洗浄剤で落とします。
5. 水でしっかりすすいで完了
もし、温泉スケールの洗浄剤選びに迷っているようなら、赤鬼がおすすめです!
赤鬼なら、カルシウムスケールはもちろんのこと、酸化鉄スケールからシリカスケールまで洗浄できます。
そのため、幅広い泉質に対応できます!
購入はこちら
ぜひ、みなさんもお試しください!
赤鬼 4L