ヒノキ風呂など木製風呂のカビ取りはコレ!【お掃除業者さん必見の洗剤技】
こんにちは! 茂木和哉です。
浴場施設関係者の皆さん、木製風呂で悩みごとはないですか?
例えば、
「すぐに黒カビが生えてきて困っている……」
「カビ取り剤を使ったら木が毛羽立ってきて、濡れるとヌルヌルして危険……」
「せっかくのヒノキ風呂なのに、ヒノキの香りが全然しない……」
などなど。
お客様にはとても喜ばれる木製風呂ですが、木の香りがちゃんと出るぐらいキレイな状態を維持し続けるのはとても大変です。
その理由は、カビやすい点です。
例に挙げた悩みごとも、すべてはカビが生えやすいこと、そして間違ったカビ取り方法をしていることが原因です。
浴槽で使われる他の素材と比べ、木製風呂は水気を吸いやすく乾きにくい素材です。
そのため、木製風呂は常にカビ対策に気を使わなければいけません。
カビ対策の基本は、使い終わったら水気をとり、換気をしてできるだけ早くしっかりと乾かすことです。
それだけのことなのですが、施設によっては、浴場の利用時間や掃除時間の関係で、ちゃんと対策することがなかなか難しい場合があります。
そうなると、どうしてもカビが生えてしまうのです。
カビが生えてきたら、カビ取り剤で落とすことになります。
みなさんは、どんなカビ取り剤を使っていますか?
実は、木部のカビ落としに液体タイプの塩素系カビ取り剤が不向きなことは、知ってましたか?
液体タイプの塩素系カビ取り剤の主成分は、「アルカリ性」の次亜塩素酸ナトリウムです。
木部にアルカリ性のものを使い続けると、木材のタンパク質が侵され傷むのです。
傷むのは塩素ではなく、アルカリが原因なのです。
木製風呂が白っぽくなったり毛羽立ってくるのは、アルカリによってタンパク質が侵された証拠です。
せっかくの木製風呂も、白くなったり毛羽立ったりしてしまっては、見た目もよくありません。
そのような不健康な状態では、木のいい香りがしなくなってしまいます。
さらに毛羽立った状態は、水を含むと滑りやすく、転倒事故につながるので大変危険です。
では木製風呂には、どんなカビ取り剤を使えばいいのか?
それは中性タイプのカビ取り剤です。
中性といっても塩素系以外のものではダメです。
塩素系でなければ、木部に生えた頑固なカビを落としきることなんてできません。
そんな中性タイプの塩素系洗浄剤が、バスフレッシュなのです!
バスフレッシュを使えば、木製風呂を傷ませずに確実にカビを落とすことができるのです!
では、具体的に使い方を順を追って説明していきます。
1. 水10Lに対しバスフレッシュ25gの割合で希釈液を作る
この割合が基本の希釈割合です。
お湯の方が溶けやすいですが、できるだけ水で希釈してください。
水温が上がれば上がるほど、塩素濃度が消費しやすなります。
木部が乾いている状態で使う方が、洗浄液を吸い込みやすい分、効果的です。
2. カビに洗浄液をつける
範囲が狭い場合は、ハケやブラシなどで塗り付けます。
広範囲の場合は、ジョウロで希釈液を散布すると楽です。
3. カビが消えるまで放置する
放置中は換気をしてください。
青カビなら5分程度でほぼ消えます
黒カビは、汚れのひどさで消えるまでの放置時間が異なります。
ひと晩放置しても問題ないので、消えるまでしっかり放置してください。
4. 完了
希釈液の濃度が薄いので、水で洗い流す必要はありません。
以上です。
もし上記の希釈割合で落ちが悪かった場合やカビが消えるまでの時間を短くしたい場合は、濃度を濃くしてください。
希釈する際は、できるだけ水を使ってくださいと説明しました。
でも、希釈濃度が濃くなればなるほど、バスフレッシュが溶けにくくなります。
その場合は、少し水温を上げて溶かしてください。
バスフレッシュは、木製風呂に限らず、浴室内の木部のカビ対策には、すべて使えます。
カビ取り剤以外にも
・循環式していないお風呂の塩素管理
・営業中の露天風呂のアオコ除去
・浴場内のヌメリ、黒ずみ除去
などにも使えます。
基本的には、すすぎ不要なので、夜間の掃除や清掃時間が短い場合に、大変重宝します!
おすすめです。
ぜひ、試してみてください!
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