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更新日 :2018年10月12日

ストーブの掃除はタイプに合わせて!灯油は使い切る、ホコリは払う!

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冬の朝 ストーブ前を 動けない (思わず一句)

気温が下がる冬に、部屋を暖めてくれるストーブは必須アイテムですよね。

特にストーブ前は暖かい。
兄弟がいる方は、毎朝が場所とり合戦だった記憶があるのではないでしょうか?

そんな寒い冬を支えてくれるストーブのお掃除はしていますか?
今回は、ご家庭用のストーブのお掃除方法をタイプごとに解説していきたいと思います!

石油ストーブの掃除の仕方

石油ストーブには、主に反射型タイプと対流型タイプの2つがあります。

反射式は、放射熱によって壁や床を温めることや、部屋の壁に寄せて使うことができるのが特徴です。
上に貼ってある写真のタイプがそれです。

反射板という部品で、後ろが覆われています。

 

こちらが、対流式のストーブ。
対流式は、暖かい空気による対流を起こし、部屋全体をまんべんなく温めるのに適しています。
周り360度を暖かくするため、壁に沿っておくことはできません。

あと、上にやかんが置けるのは基本的にこのタイプです。

形や性能が異なりますが、自分で掃除をするという場合においては、あまり大きな違いがありません。

また、両方に共通する特徴として、電気を使わなくても良いということが挙げられますね。
冬に震災を経験した地域では、停電した状態でも暖を取れ、食べ物も温められる石油ストーブが重宝したとか。

用意するもの

・雑巾
・新聞紙

   手 順  

1. なかに入っている灯油をすべて抜く

去年使った灯油が残っていたら、抜いてしまいましょう。
1年経てば、灯油の質は落ちているはず。

少しであれば、新聞紙に染み込ませて捨ててしまいましょう。
量が多ければ、灯油の販売店やガソリンスタンドで引き取ってもらえます。

理想は、毎年使い切ってから収納することです。

 

2. から焼きをする

火がつかなくなるまで、灯油を足さずに運転します。

これによって灯油を完全に使い切ることができますよ。
火が自然と消えるまで待ちましょう。

 

3.中央の筒部分の周りにあるホコリやすすを払う

熱を発する筒状の部分を乾拭きし、ホコリやすすを払いましょう。

この近くにホコリをためてしまうと、火事の原因となることも…。

 

注意
発熱部分は冷めるまで触らないようにしましょう。

 

4. 反射式ストーブの場合は、反射板のホコリやすすを払う

反射式石油ストーブには、熱を効率よく使うための反射板というパーツがあります。
ここが汚れていると、暖房能力が低下する原因にもなるのです。

ネジを外して分解しても良いのですが、なかなかハードル高いですよね。

大丈夫です。そのまま乾拭きをするだけで、ほとんどのホコリやすすが取れますよ!

 

5. 組み立て直す

組み立て直します。

ここでスムーズに組み立てられるように、これまでどうやって分解したのか覚えておきましょうね。

 

 

石油ファンヒーターの掃除の仕方

石油ファンヒーターは、電気も使って効率よく部屋を暖めてくれる優れもの。
最近はタイマー機能だけでなく耐震機能も充実し、安全面も利点となっています。

そんな石油ファンヒーターにできる掃除は、フィルター掃除です。

ストーブのフィルターとは、裏側にある「プロペラを覆っている網目状のもの」のこと!

フィルターをきれいにするのは、何もエアコンや換気扇に限った話ではありません。
風を扱う家電には、フィルター掃除はつきものなのです。
ここにホコリがたまると、暖房機能が落ちてしまいます。週に1度くらいの頻度で行うようにしましょう。

用意するもの

・雑巾
・掃除機

   手 順  

1. 本体を乾拭き

本体の外側には、意外なほどホコリが積もっています。

まずは外側から丁寧に拭いていきましょう。

注意
電源を切ってから行うのを忘れないでくださいね。

 

2. フィルターを取り外す

フィルターを取り外します。

たいていのモデルでは、フィルターの上部につまみが付いています。
そこを持ちながら簡単に取り外すことができますよ。

つまみが無い場合は、ネジなどで取り付けているタイプかもしれません。
取扱説明書を確認して、正確に取り外してくださいね。

 

3. 掃除機でフィルターについているホコリを拭き取る

付着したホコリを、掃除機で吸い取っていきます。

あまりにも汚れがひどい場合は、フィルター部分だけ水洗いをするのもOKですよ。
水洗いした場合は、しっかり乾かしてくださいね!

 

4. 組み立てる

フィルターを取り付け直します。

ネジなどを外した場合は、紛失しないよう気をつけてくださいね。

 

電気ストーブの掃除の仕方

特に都内の賃貸だと、石油ストーブが禁止の物件も多いはず。
そんな方は、電気ストーブを愛用しているのではないでしょうか?

用意するもの

・雑巾

   手 順  

1. 表側にある網を外す

発熱体を覆っている網を取り外します。
ほとんどのものがこの網を外せるようになっていますよ。

もし外せないタイプだった場合には、網の上から掃除機でホコリを吸い込みましょう。

 

2. 内部のホコリを乾拭きしながら取る

内部のホコリを拭き取っていきます。

水で濡らすと故障の恐れがあるので、乾いた雑巾でしっかり拭いてくださいね。

 

3. 網を取り付ける

外した時と逆の要領で、取り付けていきます。

 

まとめ

いかがでしたか?

石油ストーブ、ファンヒーター、電気ストーブとそれぞれ掃除の方法は変わります。

もちろん清潔に使った方が気持ち良いですし、暖房機能も下げず火事の危険性も無くなるのなら、定期的にお手入れしたいですよね。

内部やフィン近くのホコリをしっかりと取りましょう。
また、収納する際には灯油を使い切ってから片付けるようにしましょうね。

もし、これ以上のレベルで綺麗にしたいという場合は、プロの業者さんに依頼することをお勧めします。
初心者に高度な分解とかできないですからね。