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更新日 :2020年03月14日

タイルの目地のお掃除は擦るのNG×キッチンペーパーで湿布が正解◎

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黒ずんできたな、掃除しなくちゃなあ…と思いながらも置いておくと気づけば真っ黒になっているのがタイルの目地というもの。

思い立ったが吉日、先延ばさず早めに対処するようにしましょう。

というわけで、今回はキッチンやお風呂場など家の中でよく見かけるタイル目地のお掃除方法です。
アンティークとかは専門業者に頼んで?

 

タイル目地の汚れの原因

タイルってけっこう汚れてますよね。原因なんて場所によるものですが、こと水場に限って言えばカビこそ主な元凶だと言えるでしょう。

25~30℃がカビにとって適温と言われているので、風呂場とか、暖かい時期は特に良い環境となります。
栄養になるのは、石鹸カスや垢、髪の毛などです。

温度と栄養に湿度を合わせた3つが揃うと繁殖していきます。こまめに換気と掃除をすることがカビの予防になるでしょう。

 

カビ以外であれば、石鹸カスからできる黒ずみや、キッチンで油が飛んで付いたもの、外や玄関にあるタイルなら、泥汚れなんかが原因のはずです。

 

お風呂場・キッチンのタイルを綺麗にするには【カビ編】

カビには塩素系の洗剤――それこそカビキラーなんかが効果的です。
人体にも有害なので、使うときはしっかり換気をするようにしましょう。

子どもが居る場合は、絶対に近づかないよう注意してあげてください。
どこかに預けている間に掃除する方が、気は楽かもしれません。
あ、マスクや手袋、眼鏡なんかの防具もお忘れなく

注意
キッチンの場合は、ステンレスやらアルミなんかは、塩素によって変色や錆びが引き起こされるものが多くあるので気を付けましょう。

洗剤がかからないようにカバーを付けたり、頑張って気を付けたりしてください。

一度に広範囲の掃除をしてしまうと、当然ガスをたくさん発生させることとなります。
注意書きを守って、やりすぎないよう掃除してくださいね。

 

掃除方法

手順を解説していきます――とは言ってもカビキラーかけて放置するだけですけどね。

 用意するもの 

・ティッシュ または キッチンペーパー
・カビキラー
・ぞうきん

   手 順  

1. 患部にティッシュやキッチンペーパーを当てる
液体が染み込んでも溶けないものを用意しましょう。黒くなってるところ――主にタイルの隙間へ当ててください。

 

2. さっきの場所にカビキラーをかける
商品名を名指しにしてますけど、カビに効くならなんでもいいです。しっかり染み込ませて下さいね。
ラップで覆ってもok.

 

3. 放置したら、水拭き、乾拭き
半日ぐらい放置したら剥がして、綺麗になったら濡れ雑巾で拭き取り、仕上げに乾拭きします。
ね、簡単でしょう?

 

注意
カビ取り洗剤は劣化が早いので、何年も経っていると効果が薄くなってしまいます。古い物しかない場合は新品を購入しましょう。

 

キッチンのタイル【油汚れ編】

キッチンにタイルが使われていることもあるでしょう。カビにはさっきの方法でいいですが、キッチンの汚れと言えば『油』。

用意するもの

・キッチンペーパー
・中性洗剤
・雑巾(キッチンペーパーで代用可)

   手 順  

1. キッチンペーパーを用意する
汚れの酷い所に被せられるように、キッチンペーパーのサイズを調整しましょう。

 

2. 洗剤をかける
汚れ部分にキッチンペーパーを当てて、その上から洗剤を染み込ませます。垂れるくらいの量を使っても構わないので、タイルに張りつくようにしてくださいね。

下に雑巾を敷くなんかの液垂れ対策をしておきましょう。

 

3. しばらくしたら水拭きして乾拭きする
洗剤が乾いてくると、キッチンペーパーが勝手に剥がれてきます。
そうしたら水拭きで洗剤を拭い取り、乾拭きして水分を取りましょう。

床のタイルを掃除するときには?

お風呂場やトイレ、洗面所、玄関など、床部分がタイルの家庭もありますよね。
次に、床タイルをきれいに掃除する方法をみてみましょう。

また、玄関などの乾いた場所のタイルと、お風呂場のような湿気が多い場所のタイルとでは、掃除の方法が違ってきます。
どちらのお悩みも解消できるように、それぞれの対処法をご紹介いたします!

乾いた床の場合

用意するもの
フロアワイパー
掃除機
雑巾(またはモップ)

乾いた床の細かいゴミを集めるためには、フロアワイパーがベスト。
自宅に無い場合は、手順2の掃除機からはじめてもOKです。

手順
1
フロアワイパーでゴミを集める

タイルの上には、目には見えない小さなほこり髪の毛などが溜まっています。
普段から、できるだけこまめにワイパーがけして、タイルの汚れを取り去っておきましょう。

2
掃除機で大きなゴミを吸う

フロアワイパーで摂りきれなかったゴミを、掃除機で吸い取ります。
フロアワイパーと掃除機の手順を逆にしてしまうと、掃除機の力で小さなほこりが舞い上がってしまうため、必ずワイパーがけから入ってくださいね。

3
雑巾やモップで水拭きする

ゴミを取り去った後のタイルを、雑巾やモップで水拭きします。
汚れが気になる部分は、薄めた食器用洗剤を使って、やさしく落としてあげましょう。

湿った床の場合

用意するもの
クエン酸
重曹
スプレーボトル
スポンジ(もしくはブラシ)

お風呂の湿った床には、石鹸カスや皮脂などの酸性汚れと、水垢などのアルカリ性汚れが混じっています。それぞれに強い重曹クエン酸を合わせることで、環境にやさしい成分ながら、しっかり掃除できます。

手順
1
クエン酸水を全体にスプレー

水200mlに対して小さじ1~2程度のクエン酸をまぜ、クエン酸水を作りましょう。
クエン酸水をスプレーボトルに入れたら、床全体にしっかりスプレーします。

2
重曹を粉のまま振りかける

クエン酸水をスプレーした上から、重曹を粉のまま振りかけましょう。
しゅわしゅわと発泡した重曹が、床全体の汚れを浮き上がらせます。
放置してしまった頑固な汚れの場合は、全体にラップをかけ、1時間程度パックしてあげましょう。

3
スポンジで汚れを落とす

タイルを傷つけない素材のスポンジやブラシで、クエン酸水や重曹を塗りこむように、汚れを落としていきます。全体を磨いた後、床全体をお湯ですっきりすすいだら、お掃除完了です!

※お風呂の床に黒カビがある場合。カビキラーなどは、クエン酸での掃除が終わってから使用しましょう。クエン酸は酸性のため、カビキラーと混ぜるのは厳禁です。

タイルの補修

タイルが割れて汚れが染み付いてたりすると、もう掃除じゃどうしようもありません。そういう時は、補修したほうが速いこともあります。

ペンタイプで塗るだけのものもあるので、意外と手軽に補修できます。
目地とかは細かいので、ペンタイプが一番やりやすいのではないでしょうか。

綺麗になったタイルを維持したい場合は、コーティング剤で保護することもできます。
また、エタノールを吹きかけるのもカビ予防として効果的です。ただし、エタノールは引火しやすいのでキッチンには不向きでしょう。

 用意するもの 

・補修剤

   手 順  

補修剤を塗る
タイルの割れている部分に補修剤を塗り重ねてください。

タイル、レンガ、ブロックの補修剤です。
プロ用のものを、家庭で使えるように商品化したもの。樹脂入りのため、密着度が高いためひび割れもしっかり補修することができます♪

 

一応用意しましたが、手順といってもこれだけです。

 

まとめ

黒ずみなど汚れが広がりやすく気になるタイル。いやぁ、僕も風呂場の汚れをひたすら磨いたものです。傷付けるだけなのにね?

擦るのは基本的にNG、薬品を貼っ付けて放置が良手になります。
賢くいきましょう!