業務用エアコンのクリーニングは専門知識が必要。業者の価格相場は?
業務用エアコンは高所に設置されていたり、特殊な汚れが付着していることもあるため、高い技術と知識が必要です。
誤った方法でクリーニングをすると、内部でカビを繁殖させてしまったり、異臭や異音、故障の原因ともなります。
業務用エアコンは専門業者によるクリーニングがおすすめです。
今回は専門業者による業務用エアコンのクリーニングについて解説します!
業務用エアコンにクリーニングが必要な理由
エアコンは家庭用・業務用問わず、定期的にクリーニングを行わないと、フィルターや内部の部品に汚れやカビが発生します。
エアコンクリーニングを怠ると…
・エアコンの不具合や故障が起こりやすくなる
・ダニ・カビ・細菌によってアレルギーや喘息などの健康被害起こる
・冷房効率が下がり、電気代が上がる
エアコンに不具合が起こると、業務に支障をきたすこともあり、店舗においては営業に影響を及ぼすと、売り上げにもかかわる事態になりかねません。
飲食店では汚れた状態を放置するとダニ・カビ・細菌が繁殖し、食中毒の原因となる恐れもあります。
また、エアコンを定期的にクリーニングすることは、エアコンのメンテナンスができ寿命を延ばすことにつながります。
家庭用以上に、業務用エアコンはこまめにクリーニングをして常に清潔にしておかなければなりません。
業務用エアコンクリーニングの頻度
一般的に業務用エアコンクリーニングのタイミングの目安は、2~3年に1回と言われています。
ただし、この頻度は、「使用頻度」や「使用環境」によって異なります。
油を含んだ空気が多い飲食店や工場、24時間エアコンを稼働するコンビニエンスストア、タバコの煙のある環境などにおいてはクリーニングの必要頻度は高くなります。
また、より清潔感が求められる場所ではこまめなクリーニングをすることで、衛生的な空間を守ることができます。
業務用エアコンクリーニングを業者に頼んだほうがいいケース
・エアコン使用時に異音がする
・エアコンの効きが悪い
・エアコンを2年以上クリーニングしていない
業者による業務用エアコンのクリーニング方法
作業場の養生
エアコンクリーニングの際には、作業場所となるエアコン下の養生が必要です。
業者の場合、オフィスや飲食店、店舗の家財や壁などを汚さないようにエアコン下周辺を幅広く養生していきます。
パーツを取り外しひとつずつ洗浄
フィルターを外し、内部の部品を分解できるところまですべて取り外して洗っていきます。
汚れの種類や、状態に合わせてひとつずつ丁寧に洗い、ホコリやこびりついた油汚れまで取り除きます。
内部を高圧洗浄
エアコン内部の「熱交換器」には、油やホコリ、ニオイなどが付着し、ガンコな汚れになりがちです。
エアコン内部にたまった汚れを高圧洗浄機やスチームクリーナーなどの専用機器を使用して隅々まで取り除きます。
汚水専用タンク
洗浄によって発生した汚水は、養生カバーを通じて、下の汚水専用タンクに溜まります。
エアコンの内部には、基盤・配線・モーターなど、たくさんの電気部品が使われています。
清掃業者ではプロの知識と技術のもと、清掃範囲外が汚れないように、しっかりと養生し作業を行います。
業務用エアコンクリーニングの料金相場
エアコンのクリーニングはエアコンの種類により料金が異なります。
業務用エアコンの室外機は比較的サイズも大きいため、家庭用エアコンの室外機洗浄料金よりも高めになります。
また、まとめてクリーニングを依頼することで料金が安くなるのが一般的です。
天井埋込タイプ
1台目 18,000円〜38,000万円
2台目 35,000円〜73,000万円
3台目 51,000円〜
天井吊り下げタイプ
1台目 25,000円〜30,000円
壁掛けタイプ
1台目 10,000円〜15,000円
オプション
業者により、オプションを設定していることもあります。
オプション料金の相場
消臭・抗菌加工…3,000〜6,000円
室外機洗浄…3,000〜8,000円
料金に差が出る理由
エアコンクリーニングは依頼する業者が大手であるか、地域に密着した小規模事業者であるかによって料金が異なります。
地域に密着した小規模事業者の方が広告費の割合が少ない、出張費が抑えられるなどの理由から安い傾向にあります。
また、依頼するエリアによっても差があり、都心部の方が高く設定されているケースが多いです。
シーズンによっても費用が異なる
年末や年度末、エアコンの稼働率が高まる8月などはクリーニングの需要が高まる時期になり、料金が高めに設定されている場合もあります。
4〜5月、9〜10月などにサービス料金を設定している業者もあるので、繁忙期を避けると安く依頼できるケースもあります。
依頼の前に見積もりをとり相場を知る
依頼をする前に、3~4社見積もりを依頼をすると地域の相場を知ることができます。
業者によっては、クリーニングの質に差がある場合があるので、業者を選ぶ際には、料金を参考にするだけでなく、インターネットなどに掲載されている業者による実際の作業例や、口コミなども参考にすることをおすすめします。
まとめ
オフィスや店舗で使用されている業務用エアコンは、定期的にクリーニングをしなければなりません。
業務用のエアコンのクリーニングは家庭用エアコンより複雑なため、専門的な技術と知識をもった専門業者に依頼をしましょう。
クリーニング料金は業者や地域により値段が異なるため、数社から見積もりをとってから依頼をすることをおすすめします。
ただ、いざ業者に依頼するとなると、このようなお悩みが出てくるかもしれません。
・見積もり依頼後、業者からの連絡が遅い
・できるだけコストを抑えて依頼したい
・多くの業者とやり取りをして業者を選ぶのは面倒
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