最近の洗濯機ってたくさんの機能があるんです。
だからこそ、そんな洗濯機を使いこなすのって難しいですよね。
知らない機能を使うのが怖くて洗浄ボタンしか押したことない、なんて方も多いのではないでしょうか?実は自分もそうでした。あの機能を知るまでは…。
あの機能というのはそう、槽洗浄コースです!
その名の通り洗濯槽を洗浄してくれる機能なんですけど、これすごく便利なんです。
えっ、そんなの知らなかった。という方のために今回は、とっても便利な槽洗浄コースについて詳しく解説してきます!
目次
槽洗浄コースを使いたい!と思ってもどのくらいの頻度で使えばいいのか、どんな時に使えばいいのかわからないと思います。
間違った使い方をすると効果が減ってしまうので、しっかり確認していきましょう。
まず、槽洗浄コースは月に1回が原則です。なぜかというと、1か月を過ぎると汚れやカビが堆積して固まってしまうことがあるからです。そうなると除去するのがかなり難しくなってしまいます。
すでに今、洗濯機から臭いがしている。洗濯槽内にカビが見える…。
と、気づいたらすぐに槽洗浄コースを利用しましょう!
臭いがするということはカビや汚れがたまっているからです。その場合のクリーナーは、塩素系のものを使いましょう。クリーナーの詳しい説明は後ほどします。
槽洗浄コースボタンを押したら、何個か時間が出てきた…。なんて困ってこの記事を読んでいる方もいるのではないでしょうか。
一言に槽洗浄コースと言っても複数の時間があります。
メーカーや機種によって異なりますが基本的には長い時間と短い時間の2つがあります。長い時間のものは11時間ほど、短い時間のものは3時間ほどかかります。具体的な時間はお持ちの洗濯機を確認してみてください。
でも、なんで2つあるの?と思うかもしれません。
これは、洗浄力の違いにあります。カビや臭いが目立っている場合は長い時間をかけてしっかり洗浄を、定期的な洗浄には短い時間で汚れをはがしてくれます。
これで悩まずに使えますね!
とっても便利な槽洗浄コースですが、時間が長くかかることもあり、
「電気代が気になる……」と心配になる方もいますよね。
安心して槽洗浄を行うためにも、どのくらいの電気代がかかるのか、事前にチェックしてみましょう。
槽洗浄コースだけでなく、その他のコースで洗った場合の料金も、合わせてご紹介いたします。
槽洗浄には、3時間程度の短時間コースと、11時間程度長時間コースがあると、ご紹介しました。まずは、この2つのコースの電気代をみてみましょう。
そのため、ここでは平均金額を掲載しました。家庭によって、多少上下しますので、ご了承ください。
槽洗浄で必要な平均電気代
仮に、1シーズン(4ヶ月)に1度、長時間コースを使い、その他の月は短時間コースを回す場合、年間約800~900円程度になります。
思っていたよりも安い印象ではないでしょうか?
光熱費がかかる家電はいくつもありますが、エアコンや冷蔵庫、食洗器など、熱をコントロールするタイプの家電がもっとも電力を使います。そのため、基本的に回転しているだけの洗濯機は、長時間使っても費用がかかりにくいんです。
その他に洗剤代が必要になりますが、短時間コースであれば手ごろな価格で購入できる重曹でOK!
清潔に衣類を洗い上げるためにも、定期的な槽洗浄を行ってくださいね。
槽洗浄コースの電気代が分かったところで、次にその他のコースで発生する平均の電気代をみてみましょう。
洗濯機で洗濯~すすぎ~脱水までを行った場合、縦型洗濯機では2~3円、ドラム式洗濯機の場合は1~2円の電気代がかかります。使用している洗濯機が古い型の場合は、もう少し高めを想定しましょう。
このように洗濯のみであれば、ほとんど電気代は使いませんが、乾燥機能を使用すると一気に金額アップ! 洗濯~すすぎ~脱水~乾燥まで行う場合、1回の洗濯にかかる電気代がおよそ50円となります。
洗濯にかかる電気代を少しでも減らしたいなら、洗濯ものを入れる順番に注意してみましょう。洗濯かごからそのままバサっと入れている、という家庭も多いと思うのですが、児の方法は実はNG!
洗濯機をより少ない電気代で回したいなら、ジーンズやバスタオル、厚手のパーカーなど、水を吸って重くなる衣類は下へ、軽い衣類は上へ入れるようにしましょう。このひと手間をプラスするだけで、電気代を節約できます。
「洗濯ものの量にあった水量を選ぶ」「洗濯機に洗濯ものを詰め込み過ぎない」
といった配慮も、電気代節約の重要なポイントです。
洗濯機の使い方が気になる方はこちら!
槽洗浄コースをいつ使えばいいかわかりましたね。それではこれから、実際に槽洗浄コースを使っていきましょう!
とその前に、洗濯槽を洗浄するのに必要なものを忘れてはいけません。
何かって?そう、クリーナー(洗剤)です!
そのクリーナーには、原料別に3つの種類があります。
それぞれの特徴を紹介していきますね。
塩素系クリーナーは、洗浄力が強い、これが最も特徴的なことです。殺菌はもちろんのこと、カビの根元からしっかり除去してくれます。洗浄力が強い分、定期的な洗浄には向かないです。臭いもつんとした臭いがします。
ちなみに、おすすめの塩素系クリーナーはこちら。
おすすめ 商品
皆さんもご存知の「カビキラー」。その名の通り、カビに強いクリーナーとなっています。とれにくいカビや汚れもしっかり分解してくれますよ。
続いて、酸素系クリーナーです。洗浄力は塩素系に比べて劣りますが、汚れやカビをしっかり落としてくれます。定期的な洗浄に使用することがおすすめです。分解はしないので、取れた汚れを確認することができます。
臭いもつんとした臭いがしないです。また、塩素系に比べて優しい素材を使っているので肌が弱い方や小さいお子さんがいる家庭には安心して使えます。
ちなみに、おすすめの酸素系クリーナーはこちら。
おすすめ 商品
こちらの酸素系クリーナーは、カビの除去率が99.9%とほとんどのカビを落としてくれることが特徴です。ほかの汚れもごっそり落としてくれるので、迷ったらこれ!
最後に重曹ですが、洗浄力は先ほどの2種類に比べ最も弱いです。弱いといっても、汚れやカビはしっかり剥がしてくれます!また、消臭効果もあるので助かります。
定期的な洗浄には全く困りません。臭いもほとんどしませんし、食用にも使われるような安心できる素材なので便利です。また、値段も安めで気軽に使えますよ。
ちなみに、おすすめの重曹はこちら。
おすすめ 商品
洗濯機だけでなく、お風呂や冷蔵庫にも使える代物。内容量がボリューミーなのでたくさん使えますよ。
それぞれの特徴はわかったけど、結局どれを使えばいいの?
と悩むと思います。結論から言うと、2種類使っちゃいましょう!
具体的に、月に1回の定期的な洗浄は酸素系クリーナーもしくは重曹、半年に1回ほどの洗浄は塩素系クリーナーです。
また、今まで一度も洗浄したことがない場合は、塩素系クリーナーを最初に使ってたまった汚れを落とすことがおすすめですよ。
ただし、
今の洗濯槽の状況を確認してそれぞれに合ったクリーナーを使いましょうね。
塩素系・酸素系クリーナーの使い分けについて解説!
槽洗浄コースについて色々わかったかと思います。
さあこれから、槽洗浄コースを実際に使ってみましょう。今回は、汚れを溶かしてくれる塩素系のクリーナーを使って洗浄していきます。
初めて洗濯槽を洗浄する場合は、塩素系でないと汚れが浮いてきてしまうのでそのあとの処理が大変です。
・塩素系の洗濯槽クリーナー
洗剤やクリーナーが全体に広がるのを邪魔する場合があるので、外しておきましょう!
洗濯槽の中に50℃くらいのお湯をためます。このように洗面器などで入れるのもいいですが、ホースがついている場合は、ホースを使ってお風呂にためたお湯を入れると楽ですよ!
塩素系のクリーナーは85℃以上で分解し、塩素ガスが発生してしまいます。
洗浄力を高めるためにある程度の温度が必要なのですが、塩素ガスが発生すると人体に有害なので細心の注意を払って活用してください!
お使いになる洗濯槽クリーナーの表示に従って、決められた量の洗濯槽クリーナーを洗濯槽の中に入れましょう。
最後に槽洗浄コースボタンを押して、時間を設定して終了です。
お疲れ様でした!酸素系クリーナーや重曹を使った洗浄も同じようにやってくださいね。
ちなみに、酸素系クリーナーや重曹を使って洗浄するとこんなに汚れが取れます。
びっくりしますよね(笑)
洗濯槽の超簡単なお掃除方法はユアマイスタースタイルのInstagramでも解説付きの写真で紹介しています!
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槽洗浄コースでももちろんきれいに洗浄してくれます。
でも、ちゃんときれいになっているのか不安だったり、槽洗浄コースでも取れないくらい汚れている場合もありますよね。
そんな方にはプロのクリーニングがおすすめです!
あなたのマイスターでは縦型はもちろん、高い技術を必要とするドラム式洗濯機にも対応したプロが駆けつけてくれますよ。
洗濯槽を解体して洗浄するので、槽洗浄コースでは取れないような細かいところまでクリーニングしてくれます。
プロの技が気になる方はこちら!
また、言葉では伝えきれないと思うので、こちらの動画を見てください!
きっと驚くかと思います。
いかがでしたか?
とても便利な洗濯機ですがちゃんと使いこなさないともったいないですよね。
定期的に洗浄する場合は酸素系のクリーナーで短時間のコースを、半年に1回ほどの洗浄の場合は塩素系のクリーナーで長時間のコースを選択しましょう。
洗濯槽をきれいにしておくことは、毎日着る服をきれいに洗濯するためにも大事なことです。今まで槽洗浄コースを使ってこなかった方はこれを機にぜひ使ってみてください!
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