ちょっと目を離した隙に、鍋の底を焦がしてしまった…なんてこと、ありませんか?
焦げって結構すぐについてしまうので、料理をする人にとっては逃れられない問題ですよね。
そんな焦げの落とし方、実は鍋の種類によって大きく変わってくるのです。
ごしごしひたすらこするだけ…なんて、時間も体力ももったいないですよ。
今回は、8種類の鍋が登場。
それぞれの鍋で気をつけること、そして鍋ごとのおすすめ焦げ落とし方法を紹介していきます。
これまでの焦げ落としが、変わること間違いなしです♪
最後に、鍋の内側だけでなく外側の焦げについても、お話しますね。
目次
さっそくですが、まとめてみました。
キレイにしたい鍋の種類によって、焦げの落とし方はけっこう変わってくるのです。
今回ご紹介するのは、
・ステンレス
・アルミ
・テフロン
・ホーロー
・鉄
・銅
・ガラス
・土鍋
の8種類。
けっこう多いですね。
この順に紹介するので、見ていきましょう。
とても一般的な、ステンレスの鍋。
サビにくいけどちょっと焦げつきやすい鍋なのです。
ステンレス鍋におすすめなのは、重曹での焦げ落とし。
重曹で落ちなかったら、お酢を試してみましょう。
本当にしつこい焦げには、ちょっと面倒ですが、天日干しがおすすめです。
重曹を使った落とし方へはこちらから飛べます!
とても軽いうえに、お手頃な値段も魅力のアルミ鍋。
サビにくい、けれどアルカリに弱い、という特徴もあります。
そんなアルミ鍋の焦げには、お酢を使うのがおすすめ。
重曹は使ったらだめですよ。
落ちなかったら、天日干ししてみましょう。
お酢を使った落とし方へはこちらから飛べます!
アルミやステンレスのベースに、テフロンというフッ素のベースを塗った鍋。
焦げ付きが少なく水もはじく、という性質があります。
ただ、テフロンのコートが剥がれないように、注意が必要なのです。
最近出てきた「セラミック」の鍋も、テフロン鍋と同じ方法で大丈夫です。
傷つきやすいテフロン鍋は、水を入れて沸騰させて焦げを落としましょう。
テフロンでコートされているので、ものすごく焦げがつくわけではありません。
基本のお手入れは水のみで、落ちないときは重曹やお酢を使ってみましょう。
水を使った落とし方へはこちらから飛べます!
かわいらしいホーロー鍋があると、料理の時間も楽しくなりますよね。
そんなホーロー鍋は、鉄などにガラスの粉をふきつけた、表面がガラスの鍋なのです。
もちろん、とてもデリケート。
やさしいお手入れが大切です。
ホーロー鍋の焦げには、重曹かお酢を使いましょう。
しつこい焦げ付きには、天日干しです。
重曹を使った落とし方へはこちらから飛べます!
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一家に1つあると、とても重宝する鉄鍋。
重い、油をなじませないとサビてしまう、というマイナス面もあります。
でも、から焚きも平気だったり、たわしでごしごし洗っても良かったりと、とてもタフな鍋なのです。
鉄鍋は、から焚きして焦げを取るのが確実な方法。
金属ヘラも使えます。
なじませた油が取れてしまうので、洗剤を使うより水だけのお手入れの方がおすすめです。
から焚きを使った落とし方へはこちらから飛べます!
使ったあとにきちんと洗わないと、変色してしまう銅鍋。
アルカリ性に弱いことに、気をつけましょう。
デリケートな銅鍋には、水を沸騰させて焦げを取る方法がおすすめ。
水を使った落とし方へはこちらから飛べます!
酸やアルカリ、塩分にも強く、作った食品をそのまま保存しておくのにもいい、耐熱ガラス製の鍋。
便利だけれど、少しお手入れに気を使ってくださいね。
耐熱ガラスの鍋は、重曹かお酢でのお手入れを。
ちょっとしつこい汚れには、天日干しがいいですね。
重曹を使った落とし方へはこちらから飛べます!
お酢を使った落とし方へはこちらから飛べます!
寒い時期のお鍋に大活躍の、土鍋。
ちょっと強そうな感じもする土鍋ですが、注意したいことが意外とあるのです。
特に盲点なのが、洗剤でのつけおき。
小さな穴がたくさん空いているので、そこに洗剤が入り込んでしまうのです。
肉類、魚類、卵、砂糖、穀類の焦げには、重曹。
野菜、果物、海藻、きのこ、大豆などの焦げは、お酢が効きます。
重曹を使った落とし方へはこちらから飛べます!
お酢を使った落とし方へはこちらから飛べます!
全ての鍋に使えるのが、天日干しです。
ただし1週間くらいかかるので、時間がかかってもいい、というときだけですが……。
じっくり待つ気持ちがカギです。
鉄鍋は、から焚きが出来るので、天日干しよりから焚きしちゃうのがおすすめですよ。
・割り箸や木ベラなど擦るもの
鍋の内側を傷つけないように、割り箸や木ベラなどを使いましょう。
金属のヘラや金属たわしは、くれぐれも使わないでくださいね。
鍋の焦げが陽に当たる場所に置きます。
約1週間そのままにして、天日干しをします。
天日干しが終わったら、鍋の焦げを割り箸や木ベラで擦ります。
ここまで鍋の内側の掃除方法をご紹介してきました。
鍋の外側の掃除方法はこちらをご覧ください!
お掃除の味方「重曹」を、水に溶かして火にかける方法です。
こちらの方法は、ステンレス、ホーロー、耐熱ガラス製の鍋と土鍋にぴったり。
アルミ鍋と銅鍋には、重曹は使っちゃだめです。
アルカリ性に弱いのです。
・水
・重曹
・やわらかいスポンジ
お手入れに使うのは、基本的にやわらかいスポンジ。
鉄鍋でもない限り、金属たわしはくれぐれも使わないでくださいね。
鍋の焦げが浸かるくらいの量の水を入れます。
重曹は水コップ1杯に対して大さじ1杯入れるので、どのくらいの量の水を入れたか覚えていてくださいね。
おすすめ
商品
重曹がやたら推されてるけど、何を買えばいいんだろう…?と悩んでいる方におすすめなのがこちらの商品。
今回のような焦げを落とす使い方以外にも、重曹にはたくさんの用途があります。毎日の暮らしに約に立つので、この機会にぜひ購入してみましょう。
重曹を水コップ1杯に対して、大さじ1杯の割合で溶かします。
重曹水の入った鍋を火にかけます。火の強さは、弱火。
沸騰したら、約10分、そのままじっくりコトコト。
時間が経ったら、火を止めます。
半日くらいそのまま置いておきましょう。
それでは、やわらかいスポンジでこすって落としてみましょう。
お湯は捨ててしまってOKです。
焦げが落ちない場合は、最初からもう一度。
いかがでしたか?長年の焦げ付きがこんなに簡単に落ちちゃうなんて、重曹はとっても万能ですね!
ここで重曹のことが気になって仕方がないアナタのために、とっておきの記事をご紹介します。これを読めば焦げだけでなく、家中が重曹だけでキレイになっちゃいますよ〜!
12箇所のキレイを写真でドドンと紹介した記事は読み応えたっぷりなので、ぜひチェックしてみてくださいね!
あわせて読みたい
ここまで鍋の内側の掃除方法をご紹介してきました。
鍋の外側の掃除方法はこちらをご覧ください!
においはひどいですが、重曹のように半日待つ必要がありません。
ステンレス、アルミ、ホーローと土鍋に使うのがおすすめ。
逆に、特に使っちゃだめ!という鍋は無いのです。
・水
・酢
・スポンジ
・ゴム手袋
鍋の焦げが浸かるくらいの量の水を入れます。
ここは、重曹を使うときと同じです。
酢を入れていきます。
水1Lに対して、酢を大さじ4~5杯の割合です。
酢水の入った鍋を火にかけます。
今回も火の強さは、弱火。
沸騰したら、約10分、そのままじっくりコトコト。
時間が経ったら、火を止めます。
お湯は、ここで捨ててしまいます。
お湯を捨てた直後はまだ熱が残っているので、やけどには十分に気をつけましょう。
ゴム手袋をしておくといいですよ。
焦げをスポンジで擦っていきます。
お酢だけだと汚れが落ち切らなかった……というときには!
台所にある中性洗剤も加えて、洗っちゃいましょう。
・水
・酢
・台所用中性洗剤
・スポンジ
鍋の焦げがつかるくらいの水を入れましょう。
それぞれ大さじ3杯ずつ入れましょう。
10分ほど弱火にかけて、沸騰させます。
火を止めたらお湯を捨て、やわらかいスポンジで汚れを擦りましょう。
今回はここまでの手順をTikTokで撮影してみました。たった15秒で見られるので、ぜひご覧ください!
ここまで鍋の内側の掃除方法をご紹介してきました。
鍋の外側の掃除方法はこちらをご覧ください!
ちょっとデリケートな鍋におすすめなのが、水だけで焦げを落とす方法。
特に、テフロン加工の鍋と銅鍋は、水だけのお手入れがおすすめです。
沸騰させて、焦げを落とします。
・水
・やわらかいスポンジ
鍋に水を張りましょう。
そのまま火にかけて、沸騰させます。
そのまま一晩おいておきます。
やわらかいスポンジを使って、汚れをこすって落としていきます。
肉じゃがを作ったついでに鍋の焦げを落としませんか?
水を沸騰させる方法に、玉ねぎの皮を入れてみると、焦げが落ちやすくなっちゃうのです。
・水
・玉ねぎの皮(茶色い部分)
・割り箸やヘラなど擦るもの
鍋の焦げが浸かるくらいの水を入れます。
鍋の中に、玉ねぎの皮をまんべんなく入れます。
弱火で煮沸していきます。
10〜20分ほど煮沸したら、焦げが柔らかくなってきます。
時間が経ったら、火を止めます。
水と玉ねぎの皮は捨ててしまいましょう。
割り箸やヘラで擦っていきます。
ここまで鍋の内側の掃除方法をご紹介してきました。
鍋の外側の掃除方法はこちらをご覧ください!
鉄製の鍋には、から焚きができるのでそれがおすすめ。
解説するほどでもないくらい、とってもカンタン!
・ヘラ
(鉄鍋は、金属のヘラでもOKです。)
水を入れずに、火にかけます。
カラカラになった汚れを、ヘラで落としていきましょう。
ごしごし、ごしごし……。
ここまで、鍋の中の焦げの落とし方を紹介してきました。
しかし、よくよく見たら、「鍋の外まで焦げている」なんて焦った経験はありませんか?
そういった際に備えて、鍋の外側の焦げの落とし方もご紹介します!
紹介するのは、
を使った方法。
お家にあるものを選んでやってみてくださいね。
ただし、重曹はアルミ鍋と銅鍋には使っちゃいけないのを、忘れずに。
まず最初は、お掃除に便利な重曹から。
何度もしつこいようですが、口を酸っぱくして言わせてください。
アルミ鍋と、銅鍋はだめです!
変色しちゃいます。
・水
・重曹
・焦げ付いた鍋よりひと回り大きい鍋
焦げを落としたい鍋が浮くくらい、大きい方の鍋に水を入れます。
重曹を水コップ1杯に対して、大さじ1杯の割合で溶かします。
焦げ付いた鍋を大きい方の鍋に入れたら、火にかけて沸騰させます。
沸騰したら、中火にして10~20分鍋を煮てください。
時間が経ったら、火を止めます。
半日くらいそのまま置いておきましょう。
最後に水で洗って、完了。
どうでしょう、すっきり焦げは落ちましたか?
次は、小麦粉を使って落とす方法。
これはアルミ鍋と銅鍋でも使えるので、安心してくださいね。
・小麦粉
・スポンジ
・水
・小麦粉を溶かす容器
小麦粉を容器に入れて、水を少し入れて固めに溶きます。
小麦粉と水の割合は3:1くらい。
ペースト状になるように、水は少しずつ入れて調整してくださいね。
焦げたところに、小麦粉ペーストを塗ります。
そのまま、乾かしましょう。
小麦粉が水分を失って乾いた状態になるまで、そのままにしておいてください。
乾いたスポンジで乾いた小麦粉をごしごし擦って、落としましょう。
一緒に焦げも落ちてくれます♪
最後に、クエン酸を使う方法です。
クエン酸はお掃除に大活躍で、しかも消臭や抗菌効果も。
この機会にゲットしておくのもいいかもしれませんね♪
おすすめ
商品
でもどのクエン酸をゲットすればいいのか分からないという方、いると思います。
そんな方におすすめなのがこちらの商品。焦げを落とす以外にも、ポットの湯垢やシンクの水垢を落としたり、魚の臭いを取ったりと、台所周りで大活躍します。
・クエン酸
・キッチンペーパー
・水
・割り箸や木ベラ
・クエン酸水を作る容器(ボウルなど)
ボウルなどに水とクエン酸を入れて、クエン酸水を作ります。
クエン酸は、水200mLにつき小さじ1の割合で作りましょう。
キッチンペーパーやペーパータオルをクエン酸水にひたして、クエン酸水を染みこませましょう。
焦げ付いた部分にキッチンペーパーを貼り、そのまま20~30分放置しましょう。
時間が経ったらキッチンペーパーをはがして、割り箸や木ベラなどで擦っていきます。
金属のたわし、ヘラがだめな鍋も多くありましたよね。
そんな鍋には、必ず、割り箸や木ベラを使いましょう。
焦げが落とせたら、最後に水洗いをして、完了です。
鍋の種類ごとに、焦げの落とし方を紹介していきました。
ステンレス鍋、アルミ鍋、テフロン加工鍋、ホーロー鍋、そして鉄鍋、銅鍋、耐熱ガラス鍋、土鍋のどれかによって、お手入れの仕方が変わってきます!
鍋の種類によって、使っていいもの、おすすめなものがこんなに変わってくるのです。
お持ちの鍋にぴったりの焦げ落としの方法を、探ってくださいね♪
それでは、素敵な焦げ落としを!
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