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更新日 :2020年02月17日

雨漏りの原因が外壁に!?1分でできる応急処置と原因・対策を解説!

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雨漏り、というと、なんだか天井から水がポタポタ……というイメージがありますよね。
でも実は、意外と多いのが外壁からの雨漏りです。

家の印象を大きく変える、外壁。
そんな外壁がひび割れていると、見た目がよくないのはもちろんですが、雨漏りの原因にもなるのです。

雨が降ると、なんだか家の壁が濡れてしまう……。
台風の日には、壁にシミができる……。
なんて、そんなのいやですよね。

今回は、外壁の雨漏りの原因をていねいに解説しました。
とりあえずの応急処置のしかたから、どのような補修をすることになるのかまで、盛りだくさんでお届けします♪

とりあえずの応急処置のしかた

まずは、外壁からちょうどいま雨漏りが!どうしよう……というあなたのために、応急処置のしかたを紹介します。

雨漏りしている部分が広いならビニールシート

水が入り込んで濡れてしまっているところが広いなら、ビニールシートで全体を覆ってしまいましょう。
ビニールシートは、お家にあることも多いでしょうし、コンビニや100円ショップでもすぐ買えるので手に入れやすいはず。

ニュー ストロングシート#3000 2.7×2.7

2.7m四方の、定番な青色のビニールシートです。厚みがあってしっかり耐水性もあるので、雨漏りを覆っておくのにちょうどよさそう。
ちょっと100円ショップの薄いものでは心配……という方に、おすすめです♪
とっても頑丈なので、雨漏り用だけでなくて、キャンプやピクニックでも大活躍ですね。

もしお手持ちの、前から使っているビニールシートを使うなら、ビニールシート穴が開いていないかだけ確認してくださいね。
穴開いてたら、意味ないですもん。

 

せまいならビニールテープで簡単に

ちょっとした小さな隙間や穴から雨が入り込んで濡れているなら、ビニールテープでも十分です。

3M スコッチ 強力多用途補修テープ 48mm幅x9m DUCT-09

丈夫で、粘着も強い、補修用のビニールテープ。ポリエステルメッシュという素材が入っていて、とても破れにくいです。
きちんと防水してくれるので、雨漏りの補修にもぴったり。それ以外にも、洗濯機のホースやゴム靴の補修、窓の隙間ふさぎなど幅広く使えます。
48mmと幅も広いので、多少の隙間ならばっちり覆ってくれそうですね♪

 

 

 

これで、いったんの応急処置はできました。
では落ち着いて、何が原因なのか見ていきましょう!

外壁の雨漏りは施工不良か経年劣化

外壁の雨漏りには、大きく分けて2つの原因があります。

それは、
施工不良
経年劣化
の2つ。

どちらなのかは簡単に分かるはずなので、ちょっと見ていきましょう。

施工不良

施工不良というのは、新しく建物を建てたり、リフォームをしたりしたときに、工事がきちんとされなくて、なにかしらの不具合が残された状態で終わってしまっていることです。

もし、雨漏りが建てたばかり、またはリフォームしたばかりで起こったなら、この施工不良の可能性が高いです。

施工不良のときには、担当した業者さんにきちんと雨漏りが起きてしまっていることを伝え、やり直してもらいましょう。
特に新築で引き渡しから10年以内の住宅であれば、「住宅の品質確保の促進等に関する法律」で施工不良のとき無償での補修をしてもらえると定められています。

 

経年劣化

もう1つは、長い時間、雨や風にさらされるうちに、だんだんと外壁が劣化してきてしまった場合。

もしお家が築10年を過ぎているなら、特にこの経年劣化の可能性が高いですね。

例えば、外壁の隙間を埋めていたシーリング、というものが劣化して、その隙間から雨が入り込むこともあります。
外壁がひび割れると、その隙間からも雨が入ってしまいます。

こちらは詳しくは、これからお話ししていきますね。

 

経年劣化の雨漏りはどうしたらいい?

外壁の経年劣化、と一口に言っても、具体的に劣化するものには種類があります。

主な理由は、
シーリングの劣化
ひび割れ
の2つ。どういう劣化なのか、そしてどのような修理がいいのかをちょっと説明していきますね。
ただし、修理は自分でやるより、業者さんにお願いするのがおすすめ。その理由はあとで解説します♪

シーリングの劣化

シーリングは、外壁の目地や隙間などに、合成樹脂や合成ゴムでできたペーストを入れて隙間を埋めること。
コーキング、ともよく呼ばれています。
隙間がないように、雨が入らないように、もともとはきちんと埋めてくれているのです。

ですがシーリングは、だいたい5~10年くらいでだんだんと劣化していきます。
ひびが入ったり、剥がれてしまったりするようになってしまうのです。

そんなわずかな隙間から、雨が入っていくようになります。

対策

シーリングが劣化したなら、古いシーリングを取り、新しいシーリングで隙間を埋めていきます。

 

 

ひび割れ

もう1つが、外壁のひび割れ。
外壁のひび割れは、外壁の素材によって対策が変わってきます。

モルタル

セメントと砂、水でできたモルタル。
どんな形の壁にも対応できて、外壁の表情を豊かにしてくれるため、根強い人気があります。

しかし、ひび割れがしやすいのも大きな特徴なのです。

対策

アクリル系や変性シリコン系の充填剤で、ひびの部分を補います。

 

サイディング

工事にかかる期間が短く、色や柄もバリエーションが豊富でおしゃれなことから、とても人気なサイディング。
いまの日本では8割ほどの住宅でサイディングという外装材が使われています。

対策

そんなサイディングでひび割れが起きたときには、シーリングで隙間を埋めて、モルタルで表面を平らに仕上げます。

 

外壁の補修は業者さんにお願いしよう

さて、ここまで外壁の雨漏りで考えられる原因をお話してきました。
ちょっと長かったですよね、特に経年劣化でひび割れが原因の方は。

外壁の雨漏りの原因、そしてどんな補修をするのか?ということが分かったと思います。
ですが、1つお願いです。
それは、「実際の補修はプロの業者さんにお願いしましょう!」ということ。

理由を2つ、お話しますね。

自分での補修は難しい

シーリングなど、外壁の補修には技術が必要です。
やろうと思えば自分で隙間を埋めることはできるのですが、水を排出するための穴を間違えてふさいでしまうなどのミスは結構こわいもの。
プロ防水工事の業者さんにお願いして、隙間をきれいに埋めてしまいましょう。

悪化してしまう

雨漏り、って結構スピードが大切なのです。

雨漏りして、その原因が外壁だった……なんてときは、壁の内側のほうまで侵食が進んでいることが多いです。
大切なお家を守るためには、早いうちに業者さんに見てもらうのがおすすめ。

外壁の補修だけでなくて、ちょっと大規模なリフォームをして直すことになったとしても、早いほうがお値段も抑えられるかもしれません。

 

まとめ

実は雨漏りの原因になる、外壁。

大きく分けると「施工不良」と「経年劣化」によって雨漏りが起きてしまいます。

経年劣化なら、
・シーリングの劣化
・ひび割れ
の2つによって雨漏りしてしまっている可能性が高いです。
外壁の素材によって対策も変わってくるので、注意ですね。

そして、外壁の修理はやっぱりプロの業者さんにお願いするのがおすすめです。
自分での補修は難しいし、時間がたつほど悪化してしまうものです。

どうか、ひび割れひとつない外壁と、ぐっすり眠れる雨の日の夜を取り戻せますように!