子供の肌を守れ!洗濯洗剤は4つのポイントに着目して選ぶべし!【茂木流お掃除術】
子供の肌を守るためには、何より肌への刺激が低い洗濯洗剤を選ぶ必要があります。
そのためには、洗濯洗剤に必ず含まれている主成分の「合成界面活性剤」の刺激の強さを知ることが大切です。
しかしそれを覚えることは難しいし、面倒なことです…
そこで今回は私ができるだけ簡単に説明します!
まず、どんな界面活性剤でも必ず4つのグループに分けられます。
その4グループを刺激が強い順に並べるとこうです。
2位 アニオン界面活性剤
3位 両性界面活性剤
4位 ノニオン界面活性剤
ただし界面活性剤の種類によって例外もあります。
カチオン界面活性剤
1位の最も刺激が強いカチオン界面活性剤が、実は柔軟剤の主成分なんです!
だから、まだ肌機能が未熟な赤ちゃんや、肌荒れがなかなか良くならない子供の衣類には使うべきではないんです。
せめて洗剤残りせずに、しっかりすすがれてくれれば、まだましなんですが、柔軟剤なのでそうはいきません。
だって洗濯機洗いの「すすぎ」の工程で入るわけですから。
そこが怖いところで、洗剤残りのリスクがとっても高いんです。
アニオン界面活性剤
2位のアニオン界面活性剤は、洗浄力がとても高いので洗濯洗剤によく使われます。
柔軟剤の主成分のカチオンよりは低刺激です。
洗濯洗剤は「洗い」の工程で入るので、柔軟剤よりは洗剤残りのリスクは低めです。
けれども、完全に安心はできません。
それが「すすぎ1回」問題です。
それで洗剤残りのリスクが高くなりました…
両性界面活性剤
3位の両性界面活性剤は、私は洗剤を作るときよく使います。
洗浄力もそこそこあって刺激もそんな高くないというポジションです。
ノニオン界面活性剤
そして4位のノニオン界面活性剤が最も刺激が低いグループです。
そのノニオン界面活性剤が使われるのが「おしゃれ着洗いの洗剤」です。
だから私は、子供の服の洗濯におしゃれ着洗いの洗剤をオススメするわけです!
オススメする理由は、もう1つあります。
それは、柔軟剤を使わなくても我慢できるぐらい、洗い上がりのゴワツキが少ない点です。
「柔軟剤が肌に良くないことは分かったけど、洗濯物のゴワツキがちょっと…」
と思っている方も我慢できるはずです。
もちろん石けんで洗濯するのもオススメですよー!
ただし、かなりゴワツキます。
それとちゃんと使い方を守らないと汚れが落ちません。
そしてもう1つ、洗濯洗剤を使うより洗濯槽がカビやすくなります。
そのため、石けんを使う場合は、洗濯槽洗浄をこまめにする必要があります。
せっかく石けんを使っても、洗濯槽についたカビ菌が原因で肌トラブルを起こしたのでは、本末転倒ですからねー!