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更新日 :2020年04月16日

障子の張り替えはプロに依頼!専用の道具と職人技で最高の仕上がりに

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「バリッ」

障子に荷物の角をぶつけて、穴を空けてしまったこと、ありませんか?
小さな穴でも、空いていると見た目もかっこ悪いし目立ちます。
そうなると、すぐに張り替えたいですよね。

いざ張り替えようとネットで調べても、

やり方がいまいちピンとこない。」
きれいに張れる自信がない。」

そんな方に朗報です!

障子張り替えを、職人さんに依頼できるサービスがあるのを知っていますか?
しかも、簡単・スピーディーに予約できるんです。お急ぎの方はこちらから注文してみてください!

「張替本舗金沢屋」さんについてもっと詳しく!


「いや、障子なら自分で張り替えられるでしょ…」と思ったそこのあなた!

そんな方のために、今回は職人さんの作業を写真付きでご紹介します。
これを読めば、障子張り替えを今すぐ職人さんに頼みたくなること間違いなしです!

障子張り替えをしてくれる「張替本舗金沢屋」さん

今回、作業を担当したのが張り替え専門店「張替本舗金沢屋」の飯塚さん。

地元密着で、人と深く関わる仕事に魅力を感じて「張替本舗金沢屋」で働き始めたそう。
これから経験を積んでいき、仕事を教える立場のインストラクターになるのが今の目標。

女性の職人さんって、かっこいいですよね。

なぜ職人さんに頼むのか

「障子の張り替えって、道具を揃えれば自分でできるんじゃないの?」と思っているあなた。

たとえ張り替えることができても、障子紙が枠から飛び出たり、張り終えてみたら見た目がヨレヨレになっていたりするかも…。

でも、職人さんは違います。

職人さんに頼むメリットは2つ。

1.シワ・たるみがないきれいな仕上がり
2.しっかり接着で障子が長持ち

職人さんは、道具の使用方法も熟知しています。

例えば、霧吹きを使用して障子紙がピンと張った状態に仕上げたり。
接着作業も、下地処理とのりの量を調整して長持ちする障子に仕上げます。

また、職人さんの長年の経験で身に付けた感覚も作業の質を大きく変えます。

一度職人さんに障子を張り替えてもらったら、もう自分では張り替えられなくなってしまいますよ!

障子張り替え作業の流れ

作業工程はこんな感じです。

そして、この作業に必要な道具がこちら

職人さんの道具

[1]ヤスリ(サンダー)
[2]竹べら
[3]カッター
[4]地べら

障子を引き取る

注文を受け次第、日程を調整してお客さまのお宅を訪問します。
作業する障子の場所と枚数を確認した上で、車で作業場に持ち帰ります。

POINT
張り替え後に障子の色合いが変わることがります。同じ場所の障子はまとめて張り替えるのがオススメです!

古い障子をはがす

1.濡らして障子をはがす

まずは、古い障子をはがしていきます。
障子はのりで接着されているので、水で濡らしてはがします。
張ってからそこまで時間が経っていなければ、濡らしたスポンジでこするだけでOK。

ただ、年季の入った障子だと、のりが硬くなっており簡単には剥がれません
この場合、作業場の外でホースを使い、水で濡らして丁寧にはがします!

2.枠に残ったのりを削り取る

「サンダー」と呼ばれるヤスリを使って、水では流しきれない固まったのりを削り落とします。
削るのはのりだけ!枠の部分を削ってしまわないよう慎重に行います。

POINT
固まったのりを削り落とすことで、表面の凸凹がなくなり障子紙と枠がしっかりくっつきます!

新しい障子を張り直す

1.ローラーにのりをつける

のりを作って障子の枠に塗っていきます。
水で溶いて使うのりなので、思ったよりサラサラ。
のりはローラーと刷毛にムラなく、丁寧になじませます。

2.のりを塗る

枠の外側(縁)は刷毛で、内側(格子部分)はローラーを使って、のりを塗ります。
広く、薄くのりを塗る、さすがプロの技です。

POINT
この作業ではスピードが命!のりが乾くと仕上がりにも影響するので、素早く塗っていきます。

3.障子を貼り合わせる

一般のお店では売っていないロール状の障子紙をコロコロ転がして枠全体に乗せてから、手で枠と格子をなぞるようにして貼り合わせます。

仕上げる

1.竹べらで接着部分をなぞる

紙しゃくりを出して、あとで余分な紙をカットしやすくします。
紙しゃくりとは、のりを塗るために枠が少しへこんでいる部分のこと。

紙しゃくりがない種類の障子もあります。
その場合、大きめの透明な定規を使ってカットします。

2.余った障子紙を取り除く

接着後、枠からはみ出した障子紙をカットします。
地ベラを枠の溝に合わせてカッターでスーッ。
切った紙もきれいに剥がしていきます!

3.飛び出たのりを拭き取る

枠から飛び出たのりを、きれいなタオルで丁寧に拭き取ります。
のりが残っていると、仕上がったとき見た目が良くないですよね。

4.全体に霧吹き

作業場の壁に立て掛けて乾燥を待ちます。乾燥するまでの時間は半日が目安。
のりが乾いたら、障子全体に霧吹きをします。

POINT
霧吹きで水を含ませた障子紙は乾く時にギュッと縮むので、ピンと張ったきれいな仕上がりに!

納品する

1.張り替えた障子を運び込む

自宅まで運搬する際、障子が車内で傷ついたり破れたりしないように、バンドで留めておきます。

2.障子を納める

張り替えた障子を元通りに納めます。お客さんに確認していただいたら、全ての工程は完了です。

お客さまのお家に上がって作業するので、見た目の清潔さはもちろん、安心してもらえるように笑顔も大切に

「他にもお困りのことがあればぜひ、ご相談ください!」

お客さまと長くお付き合いしていくために、小さなお困りごとでもお伺いするようにしているのだそう。

障子の張り替えを終えて

完成した障子がこちら。
紙が枠にピタッと収まっていて、シワひとつなくピンと張っています。

今回の取材でわかったのは、職人さんの細部へのこだわり

障子がたるまないように、のりを削る作業は角までしっかり行う。
見た目を良くするために、はみ出たのりは丁寧に取り除く。

このこだわりこそが職人さんの強みなのです!

職人さんから一言

張り替えの作業はもちろんですが、引き取りや納品も含めて全てが仕事だと考えています。
お客さまと向かい合って会話することも自分の中で大切です。

ご年配のお客さまとお話しする機会が多いので、
「今日も暑いですね〜」と一声かけたり、日常会話から始めるようにしますね。

ちなみに、このお客さまとの密な関わりが、仕事をする上でのやりがいになっています。

まとめ

職人さんの障子の張り替えを通じて、細部まで気配りが光るプロの仕事を知ることができました。

気になった方は、ぜひ「張替本舗金沢屋」さんに障子張り替えを頼んでみてはいかがでしょうか?

「張替本舗金沢屋」さんについてもっと詳しく!


今回は職人さんの障子張り替えについて、張り替え専門店「張替本舗金沢屋」の飯塚さんに伺いました。
飯塚さん、ありがとうございました。

ぜひ、「ユアマイスター」で職人さんの仕事を体感してみてくださいね。