屋外に設置され、雨や風など厳しい状況にさらされることの多い「看板」。
この屋外に設置された屋外看板に点検の義務があることをみなさんはご存じでしょうか。
今回は、看板の点検のチェック項目についてや、正しい点検頻度、点検に必要な資格などについて、ご紹介します。
看板の点検については、屋外広告物法という法律で義務化されています。
屋外広告物法で点検が必要である看板については、以下のように定義されており、以下に当てはまる看板は全て点検を行うことが必要となります。
また、大きさについての定義や高さについての定義などは、各自治体ごとに定められているため、看板を設置する自治体の看板の定義についても確認しておくようにしましょう。
看板の点検を行う場合には、「所有者による日常点検」と「業者による定期点検」を行う必要があり、それぞれ以下のような内容のチェックを行う必要があります。
ポール看板などは、支柱の根元が錆びていないかや看板が傾いていないかどうかの確認を行うようにしましょう。
また、ビルなどの壁面に設置されている袖看板は、ブラケット部からサビが出ていないかどうかや、看板が壁から垂直についているか、アクリル板にひびが入っていないか、アクリル板が外れそうになっていないかなどを確認する必要があります。
また、照明が設置されている看板の場合には、照明の不点灯がないかどうかや、照明器具が傾いていないか、照明器具が外れかけていないかも合わせて確認するようにしましょう。
業者による定期点検では、日常点検では行き届かない構造などに関する点検を行うことが必要となってきます。
具体的には、溶接部分の亀裂や破断がないかどうかや、ボルト・ビスのゆるみがないか、構造体の腐食やサビは進んでいないか、電気配線の劣化がないかなどの点検を行います。
看板の点検を行う頻度については、各自治体で定められていますが、設置許可の更新を行う3年ごとに点検を行うように定めている自治体が多くあります。
また、期間だけでなく、台風がきたあとや地震のあとには臨時点検を行うように定めている自治体もあるため、看板を設置する自治体のルールに沿って点検を行うようにしましょう!
業者による点検が必要な箇所を点検する場合や、一定以上の規模の看板を点検する場合には、有資格者による点検を行う必要があります。
点検に必要な資格も、各自治体によって異なりますが、一般的には、以下のいずれかの資格が必要となってきます。
有資格者へ点検を依頼する場合には、人件費、高所作業車台(看板が高所に設置されている場合)、道路使用許可申請費などの費用がかかります。
費用は、看板の規模や設置場所によって大きく異なるため、一概には言えませんが、脚立などで点検を行うことができる小型看板の場合50,000円程度〜、高所作業車を使用して、内部のサビや腐食状況の確認する場合には、150,000円程度の費用がかかってくると言われています。
看板の点検義務を怠った場合には、30万円以下の罰金に処される場合があります。
罰金を払うだけでなく、点検を怠ると、看板が落下して通行人に怪我をさせてしまうなど、重大な事故に繋がりかねません。
必要な点検の内容をしっかりと把握して、忘れずに点検を行うようにしましょう。
看板の点検のチェック項目についてや、正しい点検頻度、点検に必要な資格などについてご紹介しました。
看板を安全な状態で保つのは、看板の所有者の最低限必要な義務です。
今回ご紹介した点検内容を参考に、正しい点検・管理を行うようにしてくださいね!
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