YOURMYSTAR STYLE編集部
作成日：2023年05月09日
トイレの臭いや浴室の水蒸気、キッチンで調理中に出る煙を外に排出してくれる換気ダクト。
換気ダクト内部を直接見ることがないため、清掃をするタイミングが分からないという方も多いのではないでしょうか。
換気ダクト内部には長年の蓄積により汚れが溜まっているため、定期的な清掃が必要です。
マンションなど集合住宅の換気ダクトだけでなく、ホテルやオフィス、高齢者施設や学校などでも換気ダクトは室内の空気をきれいに保つために重要な部分となります。
今回は換気ダクトの汚れと、換気ダクトの専門業者による清掃について解説します。
換気ダクトは、キッチン、浴室、トイレなどに設置されている、外部の排気口を結んでいる換気設備のことです。
通常は壁の内部に埋め込まれ見ることはありません。
部屋の中の空気を外に排出し、外の新鮮な空気を取り込み、部屋の空気を清潔に保ちます。
換気ダクトは大きく分けて2種類あります。
トイレや浴室を繋いでいる換気ダクト
レンジフードからからの煙を外へ排出するためのダクト
換気ダクトは空気中に漂うホコリや塵も吸い込んでいます。
換気ダクトが汚れる主な原因はこのホコリや塵の蓄積です。
また、排気ダクトの出口にはフードが取り付けられ、基本的には外部からの雨や砂埃などが入らないようになっていますが、強風などにより外からの砂や虫などが侵入していることもあります。
室内に漂う油を含んだ空気も流れていき換気ダクト内に付着します。
キッチンの換気扇のダクトには、調理で出た油を含む空気を吸い込むため、油汚れが付着しています。
換気ダクトは外から見えず、掃除もできないため汚れが徐々に溜まっていきます。
油汚れなどは臭いの原因ともなります。
換気ダクトのクリーニングは専用の機材や道具を使用して掃除を行います。
ダクト内には外部からの風を防ぐ逆風防止弁が設置されています。
ダクトは曲がりくねっている部分や細い部分などを器具を通しながら清掃するため、知識がないと清掃が行うことができません。
誤った掃除をすると逆風防止弁やダクトが破損する恐れもあります。
換気ダクトクリーニングは通常のハウスクリーニング業者では行っていないことも多く、ダクトクリーニング専門業者が行うことがほとんどです。
ダクトクリーニング専門業者ではダクト専門のため、ダクトに関する正しい知識を持っているので、スムーズな作業を依頼することができます。
一般的な換気ダクト清掃は5年に1回程度が目安とされています。
キッチンの排気ダクトの場合は使用状況や使用頻度により異なりますが、1年に1回程度が目安です。
汚れを感じたら掃除をしましょう。
換気ダクトの中は目に見えず、清掃は忘れがちな場所です。
しかし、換気ダクトの清掃を怠るとリスクもあるので注意をしなければなりません。
換気ダクトの清掃を怠りホコリが溜まると、ダニや害虫が発生します。
ダニや害虫により、喘息・気管支炎・肺炎・アレルギー性鼻炎などを引き起こすリスクが高まります。
キッチンにある換気ダクト（排気ダクト）の中に油を含んだホコリが溜まると調理中に引火をするなど、火災のリスクが高まります。
マンションなどで火災が起きた際、油を含んだホコリが溜まるダクトに引火をすると、火災が広がる危険性もあります。
浴室などで換気能力が低下した場合は、浴室のカビが発生しやすくなります。
ホテルやオフィス、トイレなどでは異臭が発生する可能性もあります。
キッチンの換気ダクト吸い込みが低下した場合、油を含んだ空気が室内に流れ込み天井や壁がベタ付く恐れがあります。
排気口まわりの油ダレ・ススの飛散につながり、美観を損ねることとなります。
換気ダクト内にホコリが溜まると、エアコンを使用する際にファンに負担がかかることにより、冷暖房効率が悪くなり、電気代が増えてしまいます。
自宅やオフィスなど、1日の多くの時間を室内で過ごします。
換気ダクトは、快適な暮らしを支える重要な部分です。
換気ダクトは見えない部分ですが、必ず汚れが溜まる場所です。
換気ダクト清掃の目安は5年に1度程度とされています。
健康被害や異臭などのトラブルが起こる前に、定期的にクリーニングをしてきれいに保ちましょう。
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