ツツジの剪定は梅雨明け前に!小さめの丸型を目指してチョキチョキ♪

■ツツジの剪定は5~6月にやれば来年もお花を楽しめる
■「木バサミ」「刈込バサミ」「剪定バサミ」で剪定して強剪定はしない
■日当たりのよい場所で水はたっぷり、肥料はあげすぎず育てよう

らこ

2017年07月31日

公園や住宅街でよく目にするツツジ。

実際に家でツツジを育てているという方や、引っ越した家にツツジが植えてあった…なんて方も多いのではないでしょうか。

そんな方に聞きたい!
ツツジの剪定、きちんとしていますか?

植木の剪定って聞くと難しそうですよね。
業者さんに頼むとお金がかかるし、伸びてる枝は適当に切っちゃえ。
そのまま放置してても大丈夫でしょ。
なんて、思っていませんか?

基礎を知り、時期を間違えずに剪定を行えば、翌年もたくさん花を咲かせることが出来るんです。

ここではツツジの性質から、剪定の仕方まで紹介していきます。

ツツジを剪定する時期

子供のころ、道端に咲いてるツツジの蜜を吸った…なんて方も多いのではないでしょうか?

余談ですが、ツツジの中には致死性の毒を持っている種類もあります。
そのため、蜜は吸わない方がいいそうですよ!

知っているようで知らない、そんなツツジの性質についてお話します。

ツツジは日本生まれ

そもそもツツジって、なんでこんなによく見るのでしょう?

答えは、ツツジが日本で生まれた花だからです。
正確に言えば、中国なども含めた東アジア地域原産なのです。

つまり、日本の気候と合っているため良く育ち、放っておいても花が咲くという事です。

 

それって剪定する意味…あるの??
なんて思ったあなた。

花も生き物です。
定期的にお手入れしてあげないと病気になってしまいます。
きちんと剪定してあげましょう。

 

剪定する時期は5月~6月

ツツジは日本全国に咲いています。
地域の気候によって開花する時期が変わり、それによって剪定時期も変わってくるのです。

多くの場合、ツツジが開花する時期は4月~5月
地域によっては6月中旬に咲くこともあります。

剪定のタイミングは、この開花する時期にもよりますが、最も理想的なのは5月~6月の花後2週間以内です。

花後とは…?
8割の花が咲き終わった時点。
感覚的に言うと、もう少し花を楽しみたいな…という時期です。

 

なぜこんなに早いのでしょうか?

先ほど4月~6月ごろが開花の時期とお伝えしました。
ツツジは、花芽を付ける時期が6月中旬から7月

花芽とは…?
成長して花が咲き実がなる芽。
葉や枝になる芽は、葉芽といいます。

このように、花が咲いてから、翌年の花芽を付けるまでの期間が短い
そのため、早めに剪定する必要があるのです。

 

剪定する時期を間違えてしまうと…

ツツジは、翌年の花芽がすぐつきます。
だから、早く剪定をしないといけません。

…もうお気づきかもしれませんね。

そう、剪定時期が遅すぎると、せっかくついた新しい芽を切り落とすことになってしまうのです。

梅雨を過ぎると、来年の花芽が作られます。
花を楽しみたい方は、剪定する時期を守るようにしましょう!

翌年は花が咲かなくてもいい。
挿し木を作りたい!
という方は、なにもしなくてOKです。

また、剪定だけでなく、定期的に花がら摘みをすることもおすすめです!

花がら摘みとは…?
咲き終わった花を摘み取ること。
放置していると新しい花がつきにくくなったり、病気の原因にもなります。

剪定するときの手間を減らすことができますよ。

 

ツツジの剪定に使う道具

剪定の時期がわかったら、道具を揃えましょう。

ツツジの剪定には、専用の道具を使いましょう!
効率的に、植物に負担を与えずに、剪定をすることができますよ。

注意
ホームセンターなどで安く売られているものは、すぐに刃こぼれしたり、噛み合わせが悪くなったりしてしまいます。長く使うことを考えると、ある程度しっかりとしたものを買うことをおすすめします。

木バサミ刈込バサミ剪定バサミの3つの道具を紹介します。

木バサミ

直径1cm以内の細い枝を切るときに使います。

少し特徴的な形をしています。
そのため、慣れるのに時間がかかってしまうかもしれません。

まずは、手にフィットしたものを選ぶというのがポイント。
そうすることで、手の皮がむけることや、手に豆ができるのを防ぐことができます。

ハサミを手の平に乗せたときに、ハサミの全長と、手首から指先までの長さが同じくらいになるものがベスト!
女性は18cm以下男性や手の大きな人は22cmくらいが目安です。

おすすめの商品

他の木バサミと比べても、格別に軽いのがこちらの木バサミです。メンテナンスを繰り返しながら長く愛用する方や、リピーターが多く、庭師の方からも高く評価されています。細かい作業はもちろんのこと、太い枝も綺麗に切ることが出来ます。

 

刈込バサミ

枝を1本1本切るためではなく、株全体の形づくりをするときに用います。

植木屋さんが持っているハサミといったらこれ!っていう感じですよね。
コツさえつかめば、私たちでも使えます。

ただ、刈込バサミは繊細な造りになっています。
メンテナンスは欠かせません!

刈込バサミのメンテナンス
・切れ味が悪くなった→砥石で刃を研ぐ
・動かしづらくなった→椿油などの刃物用の油をつける

おすすめの商品

こちらの刈込バサミは、ある程度の太い枝もまとめて切ることができます。刃を交換することができて、交換用の刃もお手頃な価格で販売されています。嬉しいですよね♪そして何よりも軽く、持ち手がなじみやすいという点が最大のおすすめポイントです。

 

剪定バサミ

太い枝を切るためのハサミです。
挿し木などを作る際、根元から切り取るときに活躍します。

力の弱い人でも楽に切ることができるように作られました。

おすすめの商品

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庭師の方も愛用!切れ味がよく、切断面が綺麗なのが、こちらの剪定バサミです。力を入れなくても簡単に切ることができるので、握力が弱い方や女性が使うのにぴったりです。簡単に切れるので、長時間使っても疲れにくく、効率的に剪定できますよ♪

 

剪定をしよう

道具をそろえ、剪定の時期がやってきたら、さっそく剪定していきましょう!

用意するもの

・木バサミ
・刈込バサミ
・剪定バサミ
・軍手

  手順  

1. 樹形をイメージする
ツツジはこの形にしなければならない、という決まりはありません。
丸い形に剪定するのが一般的です。

 

2. イメージした形の、ひと回り小さくなるくらいの長さに切る
理想のイメージよりも3cmほど小さくなるように切っていきます。

イメージ通りの長さに切ってしまうと、花が咲く翌年には枝が伸びて、イメージよりも大きく、不格好な形になってしまいます。
そのため、枝が伸びたらイメージした大きさになる、という長さを目指しましょう。

あとで調節するので、刈込バサミでざっくりと切ってOKです。

 

3. 内側の枝を切り取る
イメージよりひと回り小さく剪定できたら、内側の枝を取り除いていきます。
枯れ枝や、絡みあった枝などを根元から切り取りましょう

風通しがよくなるため、害虫が付きづらく、病気になりにくくなります。
不要な枝を潔く切り落とすことで、養分を無駄に使うことも防げるんですよ♪

太い枝や細い枝、それぞれに合わせて木バサミと剪定ばさみを使いましょう。

 

4. 外側を剪定する
最後に外観を整えていきます。
刈込バサミでも太刀打ちできない太い枝は、剪定バサミを使って切っていきます。

ときどき遠くから全体を見て、イメージした樹形に整えていきましょう。

注意
強剪定はしない!
強剪定とは、枝を根元から切り落とすことを言います。

あまりにも極端な剪定をしてしまうと、次の年に花が咲きにくくなってしまいます。
気を付けましょう。

 

剪定した枝の処理方法

やっと剪定が終わった!と下を見たら、葉っぱと枝の海が…
これどうやって処分したらいいの?なんてお困りの方も多いのではないでしょうか。

剪定した枝は、基本的に自治体が処理してくれます。
決められた日にゴミ袋などにいれて、いつものゴミ置き場に置いておけば、収集車が回収してくれるのです。

ただ、地域によって収集方法が異なるので、それぞれの自治体のルールに従って処分するようにしてくださいね♪

 

挿し木の作り方

庭にまだスペースがあるな…
もっと大きくしたいな…
なんて思ったら、挿し木を作りましょう。

先ほど紹介した通り、ツツジは日本原産。
さらに、生命力も強いため、挿し木で簡単に増やすことができるのです。

土の選び方
挿し木の作り方

を紹介します。

ツツジがよく育つ土の選び方

土にもいろんな種類があって迷っちゃいますよね。

ツツジを植える土を選ぶときは

水はけがよい
柔らかい

の2点に注意すれば大丈夫。
黒土、赤玉土、鹿沼土のどれかを選んだら間違いないです。

なかでもオススメは鹿沼土

鹿沼とは栃木県の鹿沼市のことです。
この地域は国内有数のサツキの産地として知られています。
サツキとはツツジの仲間で、ツツジと見分けるのも難しいくらい似ている花です。

その産地の土…ってことはツツジを育てるにはピッタリじゃないか!

そうなんです。

ただあくまでもオススメ。
お手持ちの土で水はけがよく柔らかい土があれば、その土を使って挿し木を植えていきましょう♪

おすすめの鹿沼土

すでにふるい分けされているので、粒がそろっていて使いやすく、粉も少ないのがポイントです。17リットルと聞くと多いように感じますよね。でも、鹿沼土はツツジの植え替えだけでなく、他の花にも使えます。案外すぐに使い切ってしまうと思いますよ♪

 

挿し木を作る流れ

それでは、実際にどのように挿し木を作るのでしょうか。

用意するもの

・土(黒土、赤玉土、鹿沼土など)
・鉢植え
・水をいれた容器
・剪定バサミ

  手順  

1. 枝を切る
若い枝の方が根が出やすいため、6~7月頃に新芽の出てきた若い枝を選びます。

花が全て咲き終わった頃に伸び始め、堅くなった枝が狙い目!
枝の先端から10~15cm程の長さに切り取りましょう。
枝についた葉は、先端についた2、3枚を残して切り取ってしまいます。

この切った枝が挿し穂で、この枝を軸にして挿し木は成長していきます。

 

2. 水につける
切った枝を、水を入れた容器に1日ほどつけておきます。
この手間を踏むことで、枝から根が出やすくなるのです。

POINT
1日ほど水につけたら、切り取った枝の先端を1cmくらい斜めに切りましょう。

そうすることで断面の面積が広がり、水を吸いあげやすくなります。

 

3. 土に植える

ある程度、深さのある鉢に土をいれたら、挿し穂を植えていきます。
枝を7cmほど埋めるイメージで土に挿します。

いくつかの挿し木を作る場合は、葉が触れ合わない程度の間隔をあけて植えていきましょう。

POINT
ツツジは、肥料などは要りません。
ただ、気になる場合は、切り口に挿し木用の植物成長調整剤をまぶしていてもいいでしょう。

 

育てるときに気を付ける3つのこと

翌年たくさん花を咲かせるために、

日当たり
水やり
肥料

の3点に気を付けて育ててあげましょう

日当たりのよい場所に置く

おすすめは、風通しがよく、午前中に日が当たる場所です。

ツツジは日陰でも大きく育ちます。
でも、日陰で育てると、花が付きにくくなってしまうのです。

 

水はたっぷりあげる

ツツジは水をよく吸う植物。
土が乾く前に水をあげましょう。

水やりの頻度
・植えてから9月まで:朝、夕の2回
・9月から:1日1回

ただし、日中に水やりをすると葉が弱ってしまうのです。
水やりをする時間帯には、注意しましょう。

また、根元に水をあげるようにすると、葉や花が日焼けすることを防ぐことが出来ます。

 

肥料は最低限の量を守る

先ほどもお伝えした通り、ツツジは肥料があまり必要ありません。
山の頂上などのやせた場所でも育つほど強い花。
肥料の与えすぎは、逆効果になります。

そのため、9月と1月に根元に固形の肥料を置くだけで大丈夫です。
適切な量を守れば、たくさんの花を咲かせることが出来ますよ♪

 

まとめ

花の剪定ってやっぱり不安ですよね。
失敗したらどうしよう…なんて不安になるのは当然です。

ただ、ツツジは強く、生命力のある植物です。
もし失敗しても、また花を咲かせてくれます。

毎年お手入れを欠かさず行い、たくさんの花を咲かせてあげましょう♪

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