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更新日 :2024年05月29日

ガジュマルの育て方を大公開!カギは置き場所・水やり・土の選び方

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ガジュマルとは生命力が強く、初心者でも簡単に育てられる観葉植物の。「多幸の木」ともいわれていますよね。一度は育ててみたいという方もいるのではないでしょうか?今回はそんな方のために、ガジュマルの育て方を解説していきます。コツを押さえて元気なガジュマルを育てましょう!

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ガジュマルとはどんな観葉植物?

肉厚な葉と特徴的な幹を持つガジュマル。基本情報を簡単にまとめてみました!

園芸分類

観葉植物

草丈・樹高

~2mほど(鉢植えの場合)

耐暑性

強い

耐寒性

弱い

開花の時期

不定期

花のうと言われる小さな実の中に咲く

熱帯から亜熱帯地方に分布しており、日本では沖縄でよく見られます。鉢植えサイズは10~20㎝から、大きいものだと2mまであります。自然界にはなんと20mを超えるものもあるんですよ。

10㎝前後のコンパクトなサイズなら、テーブルの上にも置けるので、観葉植物に不慣れな方でも気軽に育てられます!

特徴としては、

・生育期が5月~10月
・5℃以下に耐えられない
・日光を好む
・生命力が強い

などがあげられます。特徴を理解して、正しくガジュマルを育ててあげましょう!

ガジュマルの人気おすすめ4品種

ガジュマルはゴムの木(フィカス属)の一つで、世界中に800種類の仲間が存在しているといわれている植物。品種改良によるもの、生産過程での突然変異によってできたものまで色々あり、日本では約20種の原種や園芸品種があります。

どんな種類があるのか人気品種の4つを確認してみましょう!

ニンジンガジュマル

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LAND PLANTS ニンジン ガジュマルの木 白色 4号 プラスチック鉢

こちらはお店でよく売られている小さいサイズのガジュマル。幹の根元がぷっくりと膨らんでいて太っているその様子から、「ニンジンガジュマル」という呼び名になったのだそうです。

センカクガジュマル

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センカクガジュマル

センカクガジュマルは、普通のガジュマルに比べて葉の厚さと丸みが特徴的です。成長すると上に伸びるのではなく、横に広がっていきます。風の強い尖閣諸島に適応するために進化してきたセンカクガジュマルは、耐風性、耐寒性も強い品種と言われています。育てやすい品種の一つです。

オウゴンガジュマル

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オウゴンガジュマル 多幸の木 タコノキ

オウゴンガジュマルは、日本ではあまり見かけず、海外では生け垣や街路樹として植えられています。「オウゴン」と言われている通り、葉の色はキレイな黄緑色で、日当たりの良いところで育てると、より葉が美しく色づいてきます。日に当たらないと色が悪くなるので、葉焼けに気をつけながら日光を取り入れましょう。

パンダガジュマル

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赤ちゃんパンダガジュマル ミニサイズ

パンダガジュマルは、センカクガジュマルの突然変異で発生した珍しい品種であり、やや高価な観葉植物として流通しています。センカクガジュマルと似ており葉の形が丸いですが、寒さに弱いので暖かいところで育てるのに適しています。

ガジュマルの育て方:日々のお手入れ

ガジュマルは生命力が強く、初めてでも簡単に育てられる観葉植物です。面倒くさがりだけど、観葉植物を育てたいという方にはうれしいですよね。

しかし、何もお手入れをせずに放置していたら、生命力が強いガジュマルも元気がなくなってしまいます。日々のお手入れとして「最低限ここだけは押さえおこう!」というポイントを紹介していきます。

ガジュマルを元気に育てる上でポイントとなるのは、置き場所水やり・土の3つです!それぞれ詳しく見ていきましょう。

ガジュマルは日の当たる場所に置こう

ガジュマルは日光が大好きな植物なので、室内で日光が十分に当たる場所においてあげましょう。日光を多く取り入れることができれば、丈夫でがっしりとした木に育ちます。

しかし、真夏の暑い日の直射日光が当たると、葉焼けを起こしてしまう可能性があります。日差しの強い日は、直射日光を避けれる窓辺に置くのがおすすめです。

葉焼けとは

「葉」が強い日光によって変色してしまうこと。葉焼けした部分は、組織が壊れてしまうので元に戻りません。

また、ガジュマルは5℃以下の寒い環境が苦手です。冬は外の気温が5℃以下になることも多いので、普段は外に出していても冬の時期だけは、忘れずに室内に入れましょう。

水やりは季節によって頻度を変えよう

ガジュマルの生育期は気温が高い5~10月。それ以外の時期は、ガジュマルの生長は緩やかになっています。そんなときに水を与えすぎてしまうと、根腐れの原因に!季節や気温によって水やりの頻度を変えてあげることが重要です。

ただし、葉水(はみず)は毎日行うのがベストです。

5~10月(気温が高いとき)

主に春~秋の生長期には、土が乾燥したらお水をたっぷりあげましょう。環境にもよりますが、土が乾燥する目安は1週間です。様子を見ながら水やりしてあげてください。鉢からお水が出てくるくらいを目安にお水をあげてくださいね。

11~4月(気温が低いとき)

気温が低くなると、ガジュマルの生長は緩やかになります。必要な水の量が減るため、水やりの回数を減らしてあげましょう。

具体的には、土が乾燥してから2~3日経った後に水やりしてください。ガジュマルを乾燥させると、樹液の濃度が高まって寒さに強くなるというメリットもあるんです♪

日常の葉水

葉水は季節に関係なく、毎日行いましょう。

葉水とは
霧吹きで葉に水を与えること

葉の表側だけでなく、裏側にも水を与えてあげてくださいね!葉水は葉の乾燥を防げるだけでなく、害虫対策にもなるんです。

水はけの良い土を選ぼう

ガジュマル用の土は水はけの良いものを選びましょう。自分で土を作りたい場合、赤玉土を中心に腐葉土やピートモス、バーミキュライトを活用するといいですね。

また、ガジュマルはインテリアとしても人気であり、ハイドロカルチャーとして育てることも可能です。その場合は液肥も必要なのでハイドロカルチャー容器と一緒に用意しておきましょう。

ハイドロカルチャー

ハイドロカルチャーとはハイドロボールという人工の土を利用して植物を育てる方法のこと。植物の気軽な栽培方法として人気が高まっています。

たまにはこんなお手入れもしてあげよう

先ほどは、日々のお手入れとして気をつけたいポイントを紹介しました。続いては、よりガジュマルを元気に育てるための、

・剪定(せんてい)
・植え替え
・肥料

の3つのお手入れ方法を紹介していきます!こんなお手入れもしてあげると、丈夫で元気なガジュマルが育ちますよ。

剪定するなら5~6月

「剪定」とは、樹木の枝を切ることです。

ガジュマルの剪定時期は5~6月。ガジュマルの生長期は5~10月なので、時期を守るとバランスよく生長してくれるでしょう。剪定をするメリットとして、

・見た目を美しくする
・必要な栄養、水分、日光が行き届く
・葉の密集を防ぎ、害虫対策になる

などがあげられます。しっかり剪定をして、ガジュマルが元気に育つ環境をつくってあげましょう。

こちらの記事では不要枝の見分け方など、剪定の基本を解説しているのでぜひご覧ください。

1~2年に1回は植え替えしよう

ガジュマルは植え替えをしないでいると、根が鉢にパンパンになってしまいます。そのままにすると根詰まりを起こし、枯れてしまう可能性もあるんです。

環境にもよりますが、1~2年に1度一回り大きい鉢に植え替えてあげましょう。植え替え時期は、剪定時期と同じく5~6月です。

ある程度、形を整えてから植え替えをすると楽なので、同時に剪定もしてあげるとよいですね!

肥料は生育期にあげよう

ガジュマルは生命力が強く肥料がなくても育ちますが、与えると生長が早まります。冬の生長が緩やかな時期に与えても効果は薄いので、肥料は5~10月の生育期に与えてください。

また、肥料には個体と液体があります。液体肥料は即効性がありますが効き目が切れるのも早いので、10~15日ごとに肥料を与えましょう。個体肥料は、効き目が緩やかで長く持続します。1~2か月に1回与えれば十分です。

状況や環境にあった肥料を使うようにしましょう。

こちらは、観葉植物用の個体肥料です。効果が1か月ほど続きます。ハートの形をした肥料で、見た目もとってもかわいいんですよ♪

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ハイポネックスジャパン 肥料 錠剤肥料 観葉植物用 約70錠

ガジュマルの害虫対策

害虫は植物の栄養を吸い取りますが、その結果、ガジュマルが衰弱したり、病気になってしまうこともあるので対策が必要ですね。

ハダニ

黄緑や赤い体色をした0.5mmほどの小さな害虫で、葉の裏側に潜み吸汁します。ハダニに吸汁された箇所は白い斑点状になるのですぐわかります。そのままハダニを放置しておくと最悪の場合枯れてしまうことも。

また、ハダニは薬剤耐性が付きやすいので、1度の薬剤散布で完全に駆除する必要があります。

アブラムシ

アブラムシは2~4mmほどの小さな害虫で、幼虫・成虫ともに葉や蕾を吸汁します。群れで生活していることが多く、早めに対処しないと手遅れになることも。

また、アブラムシはスス病などのウイルス病の媒介者で、吸汁した部分からウイルスが入って発症することがあります。そのため見つけ次第、ピンセットなどで取り除きましょう。

カイガラムシ

3mmほどの小さな虫で、白い綿毛のようなものを背負っています。吸汁して成長していくと、身体からワックスなどを分泌し、身体を守ろうとします。

ワックスで身体を覆ったカイガラムシは非常に厄介で、殺虫剤が効かないことがあります。歯ブラシ・ピンセット・爪楊枝などを使って一匹ずつ取り除く必要があります。ガジュマルの場合は根と根の間に群がりやすいので、定期的に確認しましょう!

害虫対策には木酢液やニームオイルも有効なので、使ってみるのもいいですね!

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純粋木酢液 320ml

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ダイコー ニームオイル 250ml

ガジュマルの元気がない?原因と対処法とは

ガジュマルに元気がないときは、葉がしなっとするパリパリと乾燥している葉が黄色や黒に変色するなどの症状が現れてきます。

でも大丈夫です。元気がない原因は葉っぱを見ればわかります!原因に合わせて、対処していきましょう。

葉がしなっとしている

葉がしなっとしている場合、考えられる原因は2つです。

水のあげすぎ

水やりのしすぎで根腐れを起こしてる可能性が考えられます。

まず、鉢の受け皿に水が溜まっていれば、水を捨ててください。そして1か月水やりを止めてみましょう。これでガジュマルが元気になるか、よく観察してみてください。

日照不足

日光が不足しているときも葉がしなっとしてしまいます。日光の当たる場所に移動させてあげましょう。

ただし、強い日光を当てることはNGです!いきなり日光に当てると、葉焼けを起こす可能性があります。最初は室内のやわらかい日に当て、元気になったら徐々に日光の強いところへ移動させましょう。

葉が乾燥している

葉がパリパリして乾燥しているような場合は、水不足が原因と考えられます。たっぷりのお水を与え、葉水を行うようにしましょう。適切な頻度で水やりをし、葉水は毎日行うことが大事です。

葉が黄色くなっている

水やりは適切なのに、葉が黄色くなってしまった…。こんな場合は、寒さが原因かもしれません。ガジュマルを寒い冬に外に出しっぱなしていませんか?ガジュマルは寒さが苦手です。冬は室内の日光の当たる場所で育ててあげましょう!

葉が黒くなっている

葉が黒くなってしまったときは、葉焼けが原因だと考えられます。葉焼けとなるのは、

・日陰から急に日向に移動させた
・真夏の強い直射日光に当てた

ことなどが原因となります。

今まで日陰に置いてたのにいきなり強い日に当たると、日光に慣れていないため葉焼けしてしまいます。日陰から移動する場合は、徐々に日当たりを強くしていきましょう。

また、真夏の強い直射日光も葉焼けの原因に。日差しが強い日は、直射日光を避けるのがベストです。

まとめ

観葉植物はお部屋にあるだけでお洒落になり、癒しにもなる素敵なアイテムですよね。ガジュマルの育て方は簡単で、初心者にもおすすめの植物です。生命力が強く丈夫な植物ですが、元気に育つように最適な環境を用意してあげましょう。育て方のコツを掴んで、ガジュマルのある生活を楽しんでください。

※本記事の内容は、本記事作成時の編集部の調査結果に基づくものです。
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