家電の正しい処分法を解説!代表4種の捨て方・費用からタブーまで!

修也山城

更新日:2020年05月26日

長年使っていたエアコンが壊れてしまった。
薄くて大きい最新のテレビに買い換えたい。

節目節目に、家電の処分のタイミングって訪れますよね。

でも、家電の処分ってあまりやらないから、正しい方法がわからない。

そんな方のために、どんな処分方法があるのか、何から始めればいいのかまでわかりやすく解説していきます。

どうしていいかわからない…とお困りの方、
一緒に見ていきましょう!

知っておこう、家電リサイクル法!

引越しや、壊れてしまったなどの理由で家電を捨てたい。

でも、一般ゴミのように簡単には捨てられないんです。

特に、冷蔵庫・テレビ・洗濯機・エアコンの4品目は「家電リサイクル法」という法律で処分方法が定められています。

家電リサイクル法って何?

もともとこの法律ができる前は、家電は粗大ゴミとして処分されていました。

しかし廃棄物の増加有用資源を捨ててしまっている事などが懸念され、特定の4品目をリサイクルの対象品目と定め、リサイクルの仕組みを作りました。それが家電リサイクル法です。

この法律によって定められた義務がこの3つ!

・小売業者:引取りの義務
・製造業者:再商品化の義務
・消費者:料金支払いの義務

家電を販売するお店・作る業者さん・消費者にそれぞれ義務を設けることで、リサイクルがスムーズに行えるようにしたんです。

細かい事については、ここから先で説明していきますね!

家電の処分にはどんな方法があるの?

それでは実際に家電の捨て方について、見ていきましょう!

販売店に引き取ってもらう

こちらは電気屋さんなどの販売店に引き取ってもらう方法。

お店で買い替える時に、もともと使っていた物を引き取ってもらいます。

自分で家電を持っていく必要はなく、購入品を届けてもらうのと引き換えに、持ち帰ってもらうことができるんです。

必要となるのはリサイクル料金+収集運搬料金です。

大体の目安は、こんな感じ!

値段は販売店や捨てる家電の種類によって大きく異なるので、販売店のホームページでチェックしてくださいね!

新しく買うわけじゃないけど捨てたい、という方は、その商品を買ったお店に相談すれば引き取ってもらえます。

費用は同じくリサイクル料金+収集運搬料金で、家電をお店に持っていく必要はなく、引き取りに来てくれますよ!

料金はかかりますが、家電リサイクル法によって定められているので、断られることはありません。

指定取引先に持っていく

こちらは、各地域にある指定取引先に自分で家電を持っていくという方法。

引越し先で処分したいものが出たときや、どこで買ったか忘れてしまった、なんて時にはこんな方法があります。

事前に郵便局で「リサイクル券」というものに必要事項を記入し、控えを発行してもらいます。この時にリサイクル料金も払います。

その後、指定取引場所に控え処分したい家電を持っていくと受け取ってもらうことができるんです。

自分で持ち込むため、運搬料金がかからず、リサイクル料だけで済むのも嬉しい点ですね!

不良品回収業者に引き取ってもらう

リサイクルは手間と時間がかかって面倒…という方には、民間の不良品回収業者さんに引き取ってもらう方法もあります。

私たちに変わって梱包や運搬など全て正しい方法でやってくれるので、とにかく楽なんです。

料金は業者さんによって異なりますが、上の2つに比べると高額になります。

回収業者はネットで探すことができますが、無許可の不良品回収業者さんには注意が必要なんです。

チラシを配布していたり、空き地で不良品回収をしている業者さんは無許可で行なっている可能性が高いです。

不法投棄や環境汚染を助長したり、最悪の場合、後から高額な料金を請求されるかもしれないので、選ぶ時は慎重に!

一度市区町村に問い合わせるのがオススメ!

ここまで家電の処分方法を紹介してきましたが、正しい処分方法や料金は、住んでいる地区ごとに異なるんです。

なので、家電を処分したいと思った時は、まずはじめに市区町村に問い合わせることをオススメします!

正しい処分方法を教えてくれたり、提携している取り扱い業者さんを紹介してもらえる場合がありますよ。

ぜひ一度相談してみてください!

家電はゴミ捨て場で捨てられるの?

家電は家の近くのゴミ捨て場に捨てられるのでしょうか?

まず、家電4品目に指定されているテレビ・冷蔵庫・洗濯機・エアコンは捨てられません。最初に説明した通り、リサイクルが義務付けられているんです。

そのほかの比較的小さい家電については、市町村の粗大ゴミのルールに従えば、捨てることができます。

サイズや回収日、可能なものは何かなど、細かく指定されているので、一度チェックしてみてください!

家電を無料で処分する方法

お金がかかってしまうのって、やっぱり嫌ですよね。

少しでも節約したいというのが本音だと思います。

そこで今回は、無料で家電を処分する方法もご紹介します♪

少なくとも、2000円近くかかってしまう費用が抑えられればうれしいですよね。

方法も難しくないので、ぜひ参考にしてみて下さい。

それでは見ていきましょう。

買い取ってもらおう!

最も簡単で、お金のかからない方法がリサイクルショップの買い取りです。

こちらの方法であれば、逆にお金をもらうこともできます。

不要な家電を片づけてお金まで貰えてしまう買い取り。

利用しない手はありませんね♪

それでは、簡単に流れも見ておきましょう。

手順
 
1
インターネットで申し込み
 

エアコンなど持ち込みが困難な家電は、出張買取を利用しましょう。

専門業者が家まで来て、手順を説明しながら進めてくれます。

これなら初心者でも安心ですね。

持ち込み可能な家電の場合は、各自リサイクルショップへ持っていけばOKです。

手順
 
2
その場で査定
 

専門業者が家に来た場合、お願いしたい家電を指定するだけで査定が始まります。

査定価格の掲示や、現金受け渡しもその日に行ってくれますよ!

振り込みを希望する場合は、その旨を担当者に伝えればOKです。

手順
 
3
家電の持ち出し
 

査定など一通りの作業が終わると、今度は家電を運び出します。

この作業も専門業者がすべて行ってくれるので、立ち会うだけでOKです。

最後に見送ったら、全工程終了ですね。

お疲れさまでした。

買い取りの注意点

方法と流れが分かったところで、注意点も知っておきましょう。

失敗を避けることで、より良い処分になるはずです♪

・査定価格
同じ商品でも、状態によって査定額は大きく変わります。

お店側が見ているポイントは以下の通り。

・家電の種類
・製造年月
・傷の有無
・カラー
・汚れ  など

他にもいろいろありますが、ザックリまとめるとこんな感じ。

自分が買い手となった時、欲しいと思えるかどうかも大切なポイントです。

期待したよりお金にならないことも多いので、捨てることを大前提としましょう。

査定額が低かったとき、ショックを受けるケースも少なくないのです。

100円くらいの気持ちで行きましょう!

・買い取りできない
家電の状態によっては、買い取り不可とされる場合もあります。

主なケースは故障品です。

相手も売ることを想定しているので、壊れた家電は買い取ってもらえません。

このことから、家電を処理するなら壊れる前がベスト!

買い換えなどを検討している方は、買い取ってもらえるうちに処分しましょうね。

まとめ

いかがでしたか?

家電の処分って、決まりごとが多くて難しいですよね。

でも、一歩間違えると法律を破ってしまうこともあるんです。

「知らなかった」で損をしないために、きっちりしっかり処分したいですね!