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更新日 :2020年02月17日

ジョイントマットの下がゴミの宝庫になる前にしておくべき掃除とは?

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我が子の誕生を目前に控え、ベビーカーやベビーベッド、ベビー服など用意することは山ほどあります。それと同時に忘れてはならないのが、ジョイントマットの準備。

また、
・床に傷がつくのを防ぐため
・音が他の部屋や上下階に響くのを防ぐため
という理由でジョイントマットを敷いているという方もいると思います。

実はめくるとカビやダニだらけ、ということが結構多いのです。愛する我が子のためにも我が家の健康のためにも、清潔な状態を維持したいもの。

今回は、そんなジョイントマットの掃除方法についてご紹介します。

ジョイントマットの種類

ジョイントマットには種類があり、もっとも代表的なのがEVA樹脂素材コルクマット

EVA樹脂素材とは、弾力性柔軟性が衝撃を吸収する働きがあります。また、優れたはっ水性で、赤ちゃんが水をこぼしても床が濡れる心配がありません。
さらに、環境ホルモンを含まない素材を使用しているため、赤ちゃんが舐めても健康に害を及ぼす心配がないという安全性が高く評価されています。

一方でコルク素材とは、クッション性に富んだEVA素材の上に、天然素材のコルクシートが張り付いているタイプ。さらっとした肌触りで、夏はベタつきをおさえ冬は足元の冷えを防止する効果があります。また、防音効果にも優れています。

ジョイントマットの下ってどうなってるの?

ジョイントマットをめくると、細かな白い粉や髪の毛、ホコリ、食べカスなどゴミだらけ。ジョイントマットとジョイントマットのつなぎ目は、ゴミの宝庫と言っても過言ではないくらい大量のゴミにまみれています。

また、黒い斑点のようなものが付いている場合もあります。年に1度の大掃除のとき以外、ジョイントマットは敷きっぱなし、もしくは表面を軽く水拭きする程度という人も多いのではないでしょうか?

白い粉、黒い斑点が一体何なのか、見ていきましょう。

 

細かい白い粉の正体って?

ジョイントマットの下に広がる白い粉は、ダニの死骸です。ジョイントマットの裏側を見ると、大量のカビで真っ黒くなっています。

床に落ちた髪の毛やホコリ、カビによってダニが大量に発生。やがて、生き絶えたダニたちが死骸となって白い粉に変化し、ジョイントマットの下に広がってしまうのです。

 

黒い斑点の正体は?

続いて黒い斑点の正体はカビ。カビの主な原因とされているのが、ジョイントマットの上に布団を敷いて寝るという行為。

人は寝ている間にひと晩で、おおよそコップ1杯分(200〜300ml)の汗をかくと言われています。布団を通して汗の湿気がジョイントマット伝わり、カビが発生してしまうのです。

また、購入してからずっと敷いたままにしておくことも、カビの原因となります。

育児や家事の忙しさにかまけて、手入れを忘れるというのは致し方ありません。
しかし、パンドラの箱状態になってからでは遅いのです、、、。

 

EVA樹脂素材のジョイントマットの普段の掃除方法

それでは、EVA樹脂素材のジョイントマットを清潔に保つための普段の掃除方法について見ていきましょう。

 用意するもの 

・掃除機
・床用お掃除シート
・使わなくなったタオルor雑巾

   手 順  

1. 掃除機をかける
部屋の掃除機をかけるついでに、ジョイントマットの上から掃除機をかけます。

 

2. 汚れを落とす
床用のお掃除シートを取り出し、ジョイントマットの上を滑らせて汚れを落とします。

 

3. 水拭き
使わなくなったタオル、もしくは雑巾できれいに水拭きをしましょう。もし余裕があれば、さらに乾拭きをすると汚れが落ちてさらにきれいになります。

 

2〜3カ月に1度の掃除

続いては、2〜3カ月に1度の掃除方法を紹介します。
重曹水をスプレーしてゴシゴシこすってきれいにしましょう。

 用意するもの 

・ゴム手袋
・重曹
・空のスプレーボトル
・使わなくなったタオル or 雑巾

   手 順  

1. 重曹スプレーを作る
空のスプレーボトルに重曹小さじ1とぬるま湯を100mlを入れましょう。もっとたくさん必要な方は、重曹とぬるま湯の割合は変えず、量を増やしてください。
重曹がダマにならないよう、上下左右に30回ほど振って溶かします。

 

2. ジョイントマットにスプレー
ゴム手袋をはめ、ジョイントマットを分解して裏と表の両方に重曹スプレーを吹き付けます。

 

3. タオル or 雑巾で拭く
いらなくなったタオル or 雑巾を水に濡らして軽く絞り、スプレーした箇所の汚れを落としましょう。

やや面倒な作業ではありますが、ジョイントマットを1枚1枚きれいにはがして裏と表の両方の汚れをしっかり落としましょう。

また、床に白い粉(ダニの死骸)や黒い斑点(カビ)が散乱しているようであれば、そこにもスプレーをして汚れを落としてください。これにより、カビの繁殖を防いでよりきれいな状態をキープできます。

床とマットでタオルや雑巾を使い分けると良いでしょう。

 

年に1度は水洗いをする

年に1度は、必ず水洗いをしましょう。1枚1枚すべてはがしてバスルームに持っていき、水洗いをしてください。シャワーの水圧で大半の汚れは落ちます。
もしマットの裏にカビが大量に発生している場合は、先ほどと同じ重曹スプレー(重曹小さじ1とぬるま湯を100mlを混ぜたもの)を吹き付けてこすれば、きれいに落とせます。

水洗いが終わったら、風通しのよい場所に置いて自然乾燥させましょう。日当たりの良い場所で干すと、日光による殺菌・消臭効果が期待できます。

 

マットを洗って終わりではありません!
ジョイントマットを敷いていた床は、とても汚れています。
床もお掃除が必要なのです。

フローリングの床の方は「フローリングのお掃除は「乾拭き、時々、水拭き」でベタベタ床にさよならを!」を参考にお掃除してみてください!

うちは畳に敷いてるよ、という方もいますよね。
もちろん畳の方も大丈夫!
【絶対注意】畳のカビの水拭きはNG!正しい除去方法と予防の仕方を解説」を読めば、安心です。

 

床のお掃除もして、マットが完全に乾いたら、元の状態に戻してお掃除が完了です。

 

コルクマットの場合の掃除方法

コルクマットの掃除の方法も同じで、水拭きが基本。ただし、表面に凹凸があり掃除をしにくく、溝に汚れが溜まりやすいというデメリットがあります。

普段の掃除方法としては、掃除機をかけてから水拭き。1週間に1度はコルクマットをすべて分解して水洗いしましょう。

これにより、表面の溝に詰まった食べ物のカスや髪の毛、ホコリもきれいに落ちます。洗ったあとは日当たり・風通しが良い場所で自然乾燥させてくださいね。

 

まとめ

ジョイントマットは

・定期的に分解する
・裏と表の両方の汚れを取る
・マットは水洗い、床は水拭きをする

などして家族がより快適な時間を過ぎせるように衛生面にも気を配りたいものです。