ラベンダーの剪定は梅雨に花と枝の2段階で!育て方のポイントも紹介

■ラベンダーは、最大の敵である暑さと蒸れを乗り切るために剪定する
■新芽の上で花と茎を切り、枝の数も減らして、新芽の開花を待とう!
■剪定した花は、ドライフラワーにして香りを楽しむのがおすすめ!

ダリカ

更新日:2020年05月27日


とても良い香りで、その香りにはリラックス効果もあると言われているラベンダー。
嗅ぐと落ち着きますよね♪

ラベンダーは、育てるのは難しいと思われがちです。
確かに、少し難しいかもしれませんが、コツをつかめば良い香りに包まれながら生活ができるのですよ……!
夢のような話じゃないですか!?

植物を順調に育てるには、剪定が欠かせません。
特にラベンダーにとって、剪定はとても大切になってきます。

今回は、ラベンダーの剪定の時期や仕方を紹介していきますよ♪

ただ、ラベンダーの中には、本当にいろいろな種類のものがあります。
ここでは、ラベンダー全般に当てはまるような情報を伝えます。

ラベンダーってどんな植物?

ラベンダーは、植物の中でもかなり有名!
知らない人はいないと思います。
とっても良い香りがするので、アロマやポプリ、ハーブティーなんかにも使われていますよね。

ラベンダーの香りは、リラックス効果が期待できます。
ストレスを溜めやすい人には、ぴったりのハーブです。
寝る前などにラベンダーのハーブティーを飲むと良いとも言われています。

その人気さゆえにラベンダーは「ハーブの女王」とも呼ばれています。

ラベンダーの開花の時期は5〜6月

ラベンダーを育てるのは、ハーブの中では簡単なほうで、初心者でも安心♪
寒さに強い植物で、中にはなんと0℃まで耐えられる品種も。
すごいですね!

しかし、蒸れ暑さには弱い植物です。
湿気が多い日本の夏は、ラベンダーにとって手強い季節ですね。

手強い季節ですが、「あること」をきちんとすれば、ちゃんと乗り切ってくれます。
その「あること」というのが「剪定」なのです。

これから紹介する方法をしっかり覚えて、うまく育ててあげましょう!

ラベンダーの剪定の時期

ラベンダーは蒸れ暑さに弱い植物だと言いました。

でも日本の夏は乗り越えられない、と諦めモードには入らないで!
剪定をしっかりすれば大丈夫。
剪定をすることで通気性が良くなって、ラベンダーも気持ち良く育ってくれます。

日本特有の湿気がすごい時期、といえば梅雨
梅雨がラベンダーにとっては厄介なのです。
雨で蒸れるし暑いし、当然ですよね。

そのため、梅雨の時期に剪定をして、スッキリさせましょう。
つまり、5月下旬〜7月上旬に剪定を行います。

この時期の剪定をほったらかしにしておくと、株にも負担がかかってしまって、あまり花が咲かなくなってしまうので、忘れないように!

ラベンダーの剪定ってどうやるの?

いよいよ剪定の方法を紹介します!

ラベンダーの剪定は2段階あります。
花の剪定枝の剪定です。

剪定は花が終わってしまう前に行うので、咲いてるのにもったいない!と思う人もいるかもしれません。
でも、切ったラベンダーは、ドライフラワーなどにして香りを楽しむこともできます。

今後、たくさん花を咲かせるためにも、しっかり剪定しましょう!

花の剪定

まず、花の剪定の仕方から紹介します。

花の剪定だけは、忙しくて剪定なんて面倒!と思う人も省いてはダメです。
花の剪定を行うだけでも通気性はぐんと良くなります。

通気性が命のラベンダーにとって、この作業はとっても大切です。

方法は単純。
新芽を傷つけないように、花を茎ごと切っていきます
必ず新芽の上で剪定するようにしましょう。

枝の剪定

花の剪定が終わったら、枝の剪定もしましょう。

これは、生えている枝の数を減らして通気性をよくする、というものです。
枝の剪定を行えば、ラベンダーも心地よく梅雨を乗り切ってくれるでしょう♪
それから、根元まで日光が当たるようにもなるので、しっかり育ってくれるようにもなりますよ。

用意するもの

・剪定ばさみ

   手 順  

1. 葉っぱの汚れを落とす
葉っぱなどについてしまっている泥などの汚れを、落としていきましょう。
汚れがついたままだと、害虫などの被害にあう恐れもあります。

2. 地面に近い枝を剪定する
地面にくっついていたり、地面に近かったりする枝を切っていきます。

これで、まず下の方がスッキリしますね。

3. 枝を減らす
枝の数を減らしていきます。
基本的に、古い枝を剪定していって、新芽は残すようにしましょう。
株元から切ることで通気性もアップします♪

少し寂しいかな、くらいのスカスカ感に仕上げます。
風通しが良く、ラベンダーが涼しそうに夏を過ごせるくらいにしましょう。

育てるときに知っておきたいこと

ここではラベンダーを育てるときに注意してほしいポイントを紹介します。
そんなに大変なことはなくて、みんなができるようなことなので、安心してくださいね!

水やり

土が乾いたら水やりをしましょう。
鉢の下から流れ出るまでたっぷりとあげます。
水をやるときは、花にはかからないようにしましょう。

湿気が苦手なので、夏には水をあげすぎないように、でも乾燥させすぎないように気をつけてくださいね!
こまめに土の乾き具合をチェックしてお手入れしてみましょう。

雨にも注意です!
鉢植えなら、屋根の下などに移動させて雨を回避させてくださいね。

肥料

肥料はあげすぎると逆に上手く育たなくなってしまいます。
春と秋にそれぞれあげるくらいで大丈夫です。

たくさんあげすぎてしまうと花が咲かなくなってしまうので、注意!
ラベンダーの周りに10cm程度の深さの穴を円になるように掘って、そこに肥料を埋めます。

最近では、土の中でもラベンダー用というものが出ています。
そういった土を使ったほうが安心して育てることができます。

ラベンダー用がなくてもハーブ用の土を使うようにしましょう。


こちらがラベンダー専用の土です。専用であれば、ラベンダーがよく育つように土がブレンドされているわけですから、育て方を間違えなければグングン育ってくれますよ。花もとってもよく咲いてくれること間違い無し!さらに、この商品なら、効果がゆっくり出て長続きする、ラベンダーにぴったりの肥料も入っているので、肥料をわざわざ買う必要もありませんよ。

ちなみに、多くの植物が弱酸性の土を好むのですが、ラベンダーの場合は違って弱アルカリ性の土を好みます。もともとラベンダーの生息地となっている地中海の土が弱アルカリ性だから、と言われています。
そのため、ラベンダー用の土は弱アルカリ性になっていて、ラベンダーがよく育つのです!

梅雨の対策

ラベンダーの剪定は、梅雨時期が最適だと分かりました。

剪定が終わると、

「夏を迎える準備ができたからOK!」

とつい気が緩みがちなのですが、梅雨の雨は長く降り続きます。

この雨にラベンダーが負けてしまわないように、梅雨対策も合わせて行っておきましょう。

できる対策は?

・水はけのよい環境を作る

お水は好きだけど、水はけが良くないと根腐れしてしまうラベンダー。

梅雨時期を乗り切るためにも、水はけが良い環境になっているかを確かめてみてください。

お庭に植えている場合は、盛り上がった土の上に植えるイメージがベストです。 鉢植えの場合は、水はけのよい土や鉢を選び、土中に水分が溜まり過ぎないようにしましょう。

・雨が当たらない場所へ移動する

鉢植えのラベンダーの場合は、梅雨時期は屋根のある場所へ移動してあげましょう。 1日、2日程度であれば構いませんが、雨が降り続く中、そのままにしていては湿度でやられてしまいます。

外で育てている場合は、家庭用のビニールハウスを使うと、楽に雨から守れます。 お庭のサイズに合った商品を探してみましょう。

「タカショー ビニール温室」


タカショー ビニール温室 フラワースタンド用

・水やりは毎日続ける

梅雨時期で湿気があるから……とラベンダーの水やりを止めてしまう方がいますが、これはNG! ラベンダーは酸素が含まれた新しい水を、常に求めています。

水はけの良い環境なら、梅雨時期でも毎日水やりをして大丈夫!

土の中の水が、常に新鮮な状態で保たれるようにしてあげましょう。

・葉に水がかからないようにする

ラベンダーへ水やりをする際、葉にもかかるように水やりしていませんか?

梅雨時期でも水やりが欠かせないラベンダーですが、葉に水がついてしまうと、そこから腐ってしまう原因になるんです。

梅雨時期の水やりは普段以上に注意して、土にだけ水がかかるようにしましょう。

・枯れ葉や枯れた花はきれいに掃除

ラベンダーの鉢やお庭のあちこちに、ラベンダーの枯れ葉や枯れた花が落ちていませんか?

これらの葉や花は梅雨時期のじめっとした環境で、どんどん腐ってしまいます。

腐った葉や花がそのままになっていると、ラベンダーの生育にも影響が出てしまうため、普段からきれいに掃除する習慣をつけておきましょう。

・肥料は与えない

ラベンダーが無事に梅雨を越せるように、肥料を与える方を時々見かけますが、この時期はあえて、肥料を避けるようにしましょう。

湿度で弱っているところへ肥料を与えてしまうと、より弱ってしまう可能性があります。 梅雨時期は、そのままの状態で見守るのが正解です!

・ナメクジにも気をつけて

梅雨時期はナメクジが活発に活動する時期。 花や葉をどんどん食べてしまうため、見かけたら早めに対処しましょう。

「住友化学園芸 不快害虫殺虫剤 ナメ退治ベイト」


住友化学園芸 不快害虫殺虫剤 ナメ退治ベイト

ナメクジ退治用の商品を使うのが手っ取り早いのですが、中には花を枯らしてしまうものもあります。庭や芝生を傷めない成分の商品を選んでくださいね。

まとめ

剪定はラベンダーにとって、本当に大切な作業です。
少し面倒くさいと思ってしまうかもしれませんが、剪定しないと来年、再来年にはどんどん花が減っていってしまうかも……。
そんなの嫌ですよね。

5月下旬〜7月上旬の間に少なくとも花の剪定、できれば枝の剪定まで行って、すくすくと健康的なラベンダーをどんどん咲かせましょう♪

剪定している間は、ラベンダーの香りに包まれていられますよね。
これってちょっと幸せじゃないですか?
こんな風にポジティブに捉えて、剪定も楽しんで行いましょう!