お雑煮やおしるこなど、冬に食べることが多いお餅。
保存食のイメージが強いですが、気づいたらカビが生えていた、という経験をしたことがある方が多いのでは?
冬は寒く乾燥しているのでつい油断してしまいますが、きちんと保存することが大切です。
今回は、カビが生えたお餅は食べられるのか、カビはどうやって生えるのか、カビが生えにくいお餅の保存方法など、役立つ情報をたっぷりとご紹介しますよ。
以前は、お正月には多くの家庭で餅つきをして鏡餅を作り、1月11日に鏡開きをして食べていました。
そのとき多少カビが生えていても、そこだけ除いて食べることもありました。
縁起物ですし、日本人には「もったいない」精神がありますものね。
でも、カビが生えたお餅を食べても本当に問題はないのでしょうか?
結論から言うと、カビが生えたお餅を食べるのは危険です!
カビから発生する毒を長期間摂取すると、健康被害が起こる可能性があるからです。
おなかが痛くなる程度の話ではないですから、怖いですよね。
「もったいない」気持ちはやまやまですが、思い切って捨てるようにしましょう。
カビという名前は俗称で、キノコや酵母の仲間の真菌類です。
お餅に生えるカビとしては、クロカビ、コウジカビ、アオカビ、アカパンカビ、ケカビ、カワキコウジカビなど多数の種類が知られています。
カビは、2/1000~10/1000mmほどの大きさの胞子を空気中に飛ばすことによって拡散します。
胞子が付着すると、糸のような菌糸を伸ばすことで生育します。
その菌糸が集まった菌糸体が目に見えるほど大きくなってはじめて、私たちは「カビが生えた!」と認識します。
つまり、肉眼で見える部分だけを取り除いても、目に見えないカビが残っているということです!
では、お餅を焼いたり煮たりして中まで火を通したらどうでしょうか?
ほとんどのカビは熱に弱く、カビ自体の殺菌は可能です。しかし、カビが作り出すカビ毒は熱に強く、一般的な調理の温度(100℃~210℃)や時間(60分以内)では、ほとんど分解することはできません。
だから、「火を通せば大丈夫」は間違いなんです!
カビ毒には、発がん性、急性毒性、慢性毒性をもつものがあります。
近年、カビ毒の大量摂取による死を伴うような急性中毒の事例は希で、食糧事情がかなり悪い場合に限られています。カビ毒の健康被害のほとんどは慢性中毒によるものです。
カビの生えたお餅を食べたその場では、体内に入るカビ毒が微量なので症状が出ないかもしれません。
でも、長い間に渡って何度もカビ毒を摂取し続けると、健康を害する慢性毒性があることが分かっています。
ですので、これまで健康上の問題がなかったとしても、カビが生えたお餅は食べてはいけません。
カビが生えたお餅は食べられないので、カビが生えないようにするにはどうすればいいのか考えていきましょう。
生物が生きるためには、温度、水分、酸素濃度、栄養などの環境の条件がありますが、カビにも同じことが言えます。では、カビに都合の良い環境とはどのようなものでしょうか。
1.酸素
カビは好気性微生物なので、発育には酸素が必要です。
2.温度
カビの最適な発育温度は20~25℃ですが、多くのカビは10℃以下の低温でも発育します。
3.水分
カビは湿度70%と細菌より低い水分でも発育できるため、乾燥した食品にも生える場合があります。
4.栄養源
カビは、餅、パン、菓子類などのでん粉や糖分を含んだ食品を特に好みます。
カビは、酸素、温度、水分、栄養の4つの要素がそろうと増殖します。
条件がそろえば、2~3日で目に見えるようになり、1週間で胞子を作ってまき散らします。
カビは高温多湿だと生えるイメージがありますが、低温で少ない水分でも育つのは意外ですよね。
また繁殖スピードにも驚きます。でも逆に、この環境を作らないことで、カビの発生を抑えることができるわけです。
それでは最後に、カビが生えにくくなるお餅の保存の仕方をご紹介します。
市販のお餅は、脱酸素剤が入っている場合がほとんどなので、常温で保存できます。これは脱酸素剤が袋内の酸素濃度を0%にするためです。だから、個包装されていても外袋を開けたあとは冷蔵庫で保存し、早めに食べましょう。
密封容器や保存袋に小分けにして保存します。また、からし、わさび、唐辛子などを一緒に入れておくと、カビを防ぐ効果がありますよ。
冷蔵庫内が汚れていると、それを栄養として増殖するので、冷蔵庫を清潔にしておきましょう。また、冷蔵庫内の水分を拭き取るのも大切です。
なるべく空気を抜きながらお餅を1つずつラップで包み、保存袋に入れて冷凍します。
カビの発生のみならず、乾燥による劣化などもあるので、おいしく食べるには1ヵ月をめどに食べましょう。
ちなみに、数時間で自然解凍できますし、レンジでも1分弱で解凍できます。また、煮て食べる場合なら冷凍のまま鍋に入れてOKです♪
「もったいない」とは、モノのもつ本来の価値をなくしてしまうことが惜しいという意味で、仏教用語に由来しているとか。
「もったいない」と思うなら、餅にカビを生やさないように丁寧に保存して早めに食べるように心がけましょう。
お料理サイトなどでお餅のアレンジレシピが紹介されていますから、そちらを参考にしてみるのもいいですね。
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