レジオネラ菌対策に次亜塩素酸ナトリウムでの洗浄が適していない理由【お掃除業者さん必見の洗剤技】
こんにちは! 茂木和哉です。
浴場施設の関係者の皆さん、清掃業者の皆さん。
少しでもコストを抑えたい気持ちは分かります。
でも、浴槽施設でレジオネラ菌対策を目的とした配管洗浄に、次亜塩素酸ナトリウムを使うのはおすすめできません。
なぜおすすめできないのか?
その理由は3つあります。
1つ目は、バイオフィルム除去の効果が低いからです。
次亜塩素酸ナトリウムなどの塩素系酸化剤は、非常に除菌効果が高いです。
でも、レジオネラ菌の住み家となる配管内のバイオフィルムを除去することは、難しいのです。
2つ目は、サビやすいからです。
次亜塩素酸ナトリウムなどの塩素系酸化剤は、腐食性がとても高い薬剤です。
その次亜塩素酸ナトリウムを高濃度で循環するわけです。
循環経路内の金属部材の腐食のリスクが、非常に高まります。
3つ目は、アルカリ温泉で除菌力が激減するからです。
塩素系酸化剤は、アルカリ環境下で残留塩素の除菌効果が激減します。
特に次亜塩素酸ナトリウムは、製品自体がアルカリ性です。
浴槽に入れることで、さらにアルカリ側に傾けてしまいます。
これらの点からも、浴槽施設でレジオネラ菌対策を目的とした配管洗浄には、過炭酸ナトリウムなどの酸素系酸化剤がおすすめです。
過炭酸ナトリウムを少しでも安く購入したいのなら、25㎏入りの袋で工業用として出回っているものを購入することをおすすめします!
私も原料で大量に使用しているので、安く購入してますし、常に在庫があります。
もし、量が多くても少しでも安く購入したい方は、原料在庫から販売しますので、ぜひご相談ください!
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