幸運をもたらしてくれる観葉植物として有名な、パキラ。
鋭く尖った葉と、太い幹。上に向かって伸びていく姿は生命力の象徴と言われています。
初心者でも、簡単に育てることができるので、とても人気のある観葉植物の一つです。
そんなパキラをより美しく保つためには、正しく剪定することが大切なんです!
そこで今回は、パキラを剪定するタイミングやポイント、パキラを剪定した後どうしたらいいかなど、パキラの剪定についてまるっと解説していきますよ♪
目次
そもそも剪定とは、枝を切り、形を整えることです。
パキラを剪定するメリットはズバリ、見栄えをよくし、成長を促進することです。
成長の早いパキラを、そのまま放置しておくと、必要以上に葉っぱが生い茂り、十分に光が行き届かなくなってしまいます。
でも、剪定を行うことで、見た目のバランスも取れて、それぞれの葉っぱに光が届くことでさらに成長する、といういいことづくし。
また、風通しも良くなり、害虫や病気から守ることもできるんです!
なので、パキラを長期的に、美しく保つためには剪定が必要不可欠と言えます。
パキラを正しく剪定するためには、タイミングをきちんと見計らうことが大切です。
具体的には、
などがあげられます。
それぞれに分けて、詳しく解説していきますよ♪
パキラを剪定する時に1番大切なのが、成長スピードを見分けること。
見分けるポイントとしては、
この4つがあげられます。
これらのうちのどれかに当てはまる場合は、剪定をするタイミングと言えます。
パキラの剪定に最も適した時期は、5~6月です。
理由は、パキラは7月(初夏)に最も成長するため、その前に全体を整えておくと新芽がぐんぐん伸びて、成長を促すことができるためです。
パキラは、比較的成長が早い観葉植物なので、基本的にいつ剪定を行っても大丈夫ですが、なるべくこの時期に剪定することをおすすめします♪
パキラを剪定するための知識を抑えたところで、実際にパキラを剪定する様子を見ていきましょう!
剪定の仕方やポイント、注意点など、パキラの剪定方法を紹介します!
まずは、全体を見て、どこを剪定するかを決めます。
写真のように、極端に突出している枝があるとバランスが悪いので、このような場合は切っちゃいましょう!
新芽は成長点から生えてくるので、なるべく成長点の少し上を剪定バサミで切ります。
成長点…写真のように、節目状のもののこと。ここから新芽が生えてくるので、全て切り落としてしまうとしばらく成長しなくなってしまうこともあるので、注意しましょう!
完成です。バランスがよくなりましたね!
剪定をして切り落とした枝。捨ててしまうのはもったいないです!
切り落とした枝は、挿し木にすれば、より観葉植物を楽しめるんです♪
挿し木のやり方は、
この2種類があります。
どちらもとっても簡単なので、サクッと紹介していきます!
切り落とした枝を、新たに土に植えて育てるのが挿し木です。
園芸屋さんなどで売っている、挿し木用の鉢に植えてから、たっぷり水をやりましょう。
挿し木用の鉢の土は清潔で、切り口から雑菌が入って腐ってしまう恐れが少ないのでおすすめです。
水挿しも、土に植える場合とほとんど同じです。
ガラス性のグラスに水質浄化剤を入れておき、水を貯めたところに切り落とした枝を挿すだけです。
水質を清潔に保つために、4~5日に1回は水を交換することが大切です。
大きく育ってきたら、土の鉢に戻すのではなく、ハイドロカルチャーにして育てると、根腐れしてしまうのを避けられます。
せっかく剪定してキレイにしたパキラを、より早く新芽を出して、成長させるためにはどうしたら良いでしょう?
成長を促すために大切なことは、
この2つです。
剪定した後は、きちんと日当たりの良いところに置きましょう。
日陰にしか置けない…という場合は、太陽の光に1日3~4時間くらい当てて、日光浴させましょう!
パキラは耐陰性もあるので、日光を当てなくても育ちますが、こうすることでより早く成長させることができますよ♪
でも、真夏の直射日光に当ててしまうと、葉っぱが焼けてしまうこともあるので、レースのカーテン越しくらいの日光に当てるのがおすすめです!
成長を促すためには、日当たりともう一つ、風通しの良さが大切です。
風通しの悪い閉め切った部屋では、パキラは十分に成長しません。
逆に葉っぱが生い茂りすぎても風通しは悪くなってしまうので、その際は再び剪定を行いましょう!
パキラは剪定しやすい植物ですが、
「自分で作業して失敗してしまったら……」
という不安もありますよね。 そんな時にはプロへお願いしてみましょう。
「観葉植物に対応しているプロなんているの?」
そう思っている方が多いのです、自分でのお手入れが大変だったり、忙しかったりする人のために、観葉植物の剪定を行っている業者もあります。
プロに依頼するメリットや、剪定の費用、必要な時間も合わせてご紹介いたします!
それではまず、プロへ依頼するメリットをみてみましょう。
「しっかり剪定してもらえる」
パキラのお世話をプロに任せるメリットは、なんといっても高い技術で、美しい仕上がりにしてもらえる点です。
先ほどパキラの剪定についてお話しましたが、いざハサミを手にすると、
「本当にここで切って大丈夫?」
と不安になりますよね。 その点プロなら、一番適切な部分を選んで剪定してくれます。 迷った時には、プロへ頼むのが一番です。
「剪定以外の作業もお願いできる」
パキラのお世話は、剪定だけではありません。 害虫がつかないようにしたら、葉のお掃除をしてあげたり、肥料を与えたり。
でも、どの作業をどのタイミングで行ったら良いのか、正直よく分かりませんよね。 そんな時は、まとめて業者へ依頼してみましょう。
「家庭内で育ってしまい窮屈になってしまった……」
というパキラの植え替えにも対応していますので、元気に成長してもらいたいなら依頼してみてください。
中には、育てられなくなったパキラを引き取るサービスや、新しい観葉植物を持ってきてくれるサービスもあります。 パキラの剪定や、育て方で悩んでいるなら、近くの業者を探してみましょう。
パキラをはじめとする観葉植物の剪定をプロへ依頼する場合、1本あたり1,000円程度が相場です。
植え替えの場合は、3,000円程度。 剪定だけであれば、かかる時間は1時間程度です。
剪定自体の費用はそれほど高くないのですが、近くに業者がない場合、出張費が必要になります。 造園業者や庭師と比べ、観葉植物を専門とする業者は多くないため、地元のお店を見つけにくい場合もあるでしょう。
このような場合は、造園業者さんに直接問い合わせてみる、という手段もあります。 お庭専門業者の人の中には、観葉植物の知識を持っているプロが少なくありません。
「ネットで検索しても見つからない……」
と諦めてしまう前に、近所の造園業者、庭木のお手入れ業者などへ、相談してみましょう。
今回は、パキラの正しい剪定方法を紹介しましたが、いかがでしたか?
パキラは育てるのがとっても簡単で、成長も早いので観葉植物の中でも特に人気があります。
観葉植物を育てるのに必須とも言える剪定も簡単なので、おすすめですよ♪
パキラを美しく保てば、運気も上がって清々しく過ごせるかも?