生ごみをそのまま流すことができ、料理の時に重宝するアイテム、ディスポーザー。
三角コーナー要らずでとっても便利ですよね。
でも、なんだか生ごみのにおいが気になる…!
ってこと、ありませんか?
ディスポーザーは生ごみを扱うため、どうしてもにおってしまうことが。
そんなイヤーなにおいをなくすためには、普段のディスポーザーのお掃除がカギを握っています。
そこで今回は、ディスポーザーのお掃除についてご紹介していきます。
ディスポーザーをきれいにして、におい・つまりとおさらばしちゃいましょう!
目次
日本ではまだまだ認知度が低いディスポーザー。
一体なにものなのでしょうか!
まずはその正体を暴いていきましょう!
ディスポーザーとは、簡単に言うとシンク下に設置可能である生ゴミ粉砕機です。
その中でもおすすめなのがこちら。
ディスポーザーの普及率が高いアメリカのメーカーの中でトップシェア!
お値段も3万円もせず、無難に使いやすいと人気のアイテムです!
なんとなくどんなのかは分かったけど、その仕組みは未知数な方も多いと思います。
使い方の流れとしては、下のようになっています!
生ごみがシンクに溜まらないので衛生面はばっちり。
ゴミの量も減るため、環境にも優しい便利なアイテムこそが、このディスポーザーなんです!
ディスポーザーがどんなものかは理解できましたね!
ですが、そのお手入れ方法を知っていますか?
お手入れをしないと寿命を縮めてしまうだけでなく、嫌なにおいが広がってしまうことも。
さっそく実践していきましょう!
生ごみが残っていない空の状態にすると通りがよくなります。
掃除する前にディスポーザー内に水を流し、きれいにしておきましょう。
ディスポーザーの中に氷を半分入れます。
ぬめりをなくすため、その上から食器用中性洗剤を数滴たらしましょう。
生ゴミを処理するときと同じように、ディスポーザーを回して氷を流します。
砕かれた氷が中の汚れを落としてくれるので、内部がきれいになるんです。
仕上げに、ディスポーザーの蓋を外して洗います。
蓋には粉砕された生ごみがつくので、食器用中性洗剤をつけたスポンジで汚れを落としましょう。
ディスポーザーの内部を清潔に保っていないと、故障の原因に繋がります。
氷を入れるだけという簡単な作業なので、やってみましょう!
ディスポーザーには使ってはいけないモノがいくつかあります。
詳しくは後述しますが、その中の一つが漂白剤。
汚れを落とす実力は素晴らしいのですが、金属部分を傷める危険性があります。 そんな数ある問題を考えた時、ディスポーザーのお掃除におすすめなのが重曹です!
氷では落とせないような汚れも、この重曹を使ってきれいにしていきましょう♪
◎重曹を使うメリット
・金属部品を傷めない
漂白剤とは違い、重曹であれば金属部品を傷める心配がありません。 プロのお手入れ方法でも、重曹は推奨されているんですよ♪
・シンクと同じ汚れ
ディスポーザーに溜まる汚れも、シンクと同じ酸性汚れ。 油汚れや焦げを落とすには、やっぱりアルカリ性の重曹が必要です!
・においが取れる
ディスポーザーに発生する悩みの一つ、悪臭。 生ごみを粉砕しているので、仕方ないですね。
そんなにおい問題にも、重曹は効果的。 重曹がもつ静菌効果で、生ごみが腐るのを抑えてくれます。
また、水分を吸着する働きもあるので、菌自体が増えるのも抑えてくれるんです!
それでは具体的なお掃除方法の紹介です。
とても簡単なので、ぜひ覚えておきましょう!
上の手順と同じですね。 こびり付いた生ごみを流しておきましょう。
ディスポーザーに重曹を振りかけていきます。 量は汚れ具合に合わせて調整してください。
ザックリで大丈夫ですよ♪
重曹が汚れにしっかりとなじむよう、30分ほど放置します。
あとは上のお掃除工程と同じです。 氷を入れて回し、重曹といっしょに汚れを落としていきましょう。
重曹&クエン酸の合わせ技も! もうワンランク上のお掃除方法もご紹介しましょう!
併せて使いたいのがクエン酸。 重曹と併せて使うことで、更なる効果を発揮しますよ♪
◎重要なのは泡
重曹だけでも強力ですが、クエン酸を加えると泡が発生します。 この発泡作用が効果的で、頑固な汚れも浮かせてくれるのです!
◎ぬめりを取る働きも!
クエン酸には、あのぬめぬめを取る働きもあります。 生ごみを取り扱うディスポーザーにはうれしい効果ですよね。
もはや説明はいりませんね!
クエン酸と重曹を、それぞれ小さじ2杯ほど入れます。
気になる汚れがあれば、量を増やしても大丈夫です。
すぐに流しては効果が薄いので、30分ほど放置します。
同じように、氷をいれて回したら完了です。
重曹だけでは落ちない汚れがある時に、活用してみて下さい♪
あれ、水が流れない…。
お手入れはちゃんとしているのに、流れなくなってしまった。
ディスポーザーは細かい生ごみが堆積してしまうため、使い続けているとつまってしまうことがあります。
そのつまりは、配管の中で冷えて固まった油に生ごみが引っかかってしまうことが原因です!
ここからは油を落とす方法を紹介していきますね!
シンクの中の水分を拭きとりましょう。
上からのぞいて見えるごみはできるだけ取り除きます。
手の届かない場所は、箸を使ってきれいにしておきましょう。
先ほどの注意点で紹介したとおり、熱湯だと排水管が変形してしまう恐れがあります。
そのため60℃くらいのお湯を用意し、流すことで油を取り除きます。
1時間ほど放置した後に水を流し、つまりが直ったかどうかチェックしてみてくださいね。
ちゃんと掃除したはずなのになんだかくさい!
排水口から嫌なにおいがする場合は、柑橘類の皮を使います!
柑橘系の皮に含まれているリモネンという成分には、雑菌の繁殖を抑えるだけでなく消臭効果があるんです。
こちらを使った掃除方法は簡単。
水を流し、ディスポーザーの中に皮を入れます。
最後に蓋をし、スイッチを押すだけ!
柑橘系の皮を使って簡単に解決できるので、ぜひ一度試してみてください!
においがしなくなった!これでディスポーザーのお手入れはばっちり!
と思いがちですが、お掃除場所はまだありますよ。
今まではディスポーザーの内部についてでしたが、今度は配管がある下部分です。
水と粉砕した生ごみを入れるタンクの底面を拭き掃除しましょう!
月に1回を目安に磨くようにしてくださいね。
布を水で濡らし、しっかり水を切ります。
濡らした布を使い、タンク底面を拭きましょう。
汚れがひどい場合は、食器用中性洗剤を少しつけて拭くと綺麗に拭き取ることができます!
ちなみに、この作業をしているとタンクの排出口に生ごみが溜まり、詰まっているように見えますが…そのままで問題ありません!
新しい生ごみが入ってくると、溜まっていた生ごみが押し出されます。
安易に取り除いてしまうと、処理機本体からタンクへ水が逆流してしまうこともるのでご注意を!
ここまではディスポーザーのお掃除方法について紹介してきました。
しかし、ディスポーザーは常に清潔でいたいもの。
そのためにはディスポーザーの注意点を守ることが大切です!
気を付けないと、故障の原因にも…。
これから注意事項を紹介していくので、しっかり頭に入れましょう!
生ごみは水とともに下水道に流れるので、水がないと通りが悪くなってしまいます。
ディスポーザーの中に生ごみを入れたら、蛇口をひねりましょう!
ご飯などは粘着性が強く単体で粉砕すると、排水管につまってしまいます。
そのため野菜や果物など組み合わせてみましょう!
漂白剤を使えばすぐにきれいになる!と思って使用すると、漏水してしまう危険性が!
金属部を腐食してしまうので注意して下さいね。
ディスポーザーの注意点についてはバッチリですね!
しかし、注意点さえ守っていれば何でも流してもいいという訳ではありません。
実は流してはいけないものがいくつかあるんです!
それらを流してしまうと、最悪の場合業者さんを呼ばなければならないことも。
そんな悲劇を防ぐためにも、ここではディスポーザーの中に流してはいけないものをご紹介します!
牛・豚の大骨、サザエ・牡蠣・あわびなどの大きな貝殻、大きなカニの殻はとても固いため、粉砕できず噛みこんでしまったり、内部の部品を壊してしまう危険性があります。
ディスポーザーではなく生ごみの袋に入れましょう。
ディスポーザーは生ごみをすりつぶす構造です。
とうもろこしの皮、たけのこの皮などの繊維質はそのまま残ってしまい、排水溝のつまりを引き起こすことがあります。
生ごみとして廃棄しましょう。
金属・プラスチック・ガラス・キッチンペーパー・輪ゴムなど、ディスポーザの刃で砕けなそうなものは粉砕できず、つまってしまう可能性があります。
うっかりと流してしまう可能性があるので、気を付けてくださいね。
多量のサラダ油、大量のてんぷら油などを流してしまうと、ディスポーザー内部にあるゴムの部品が劣化しやすくなります。
流す場合は冷ましてからにしましょう。
多量の洗剤、多量の薬品、溶剤を流すと排水管をつまらせたり、排水処理槽のバクテリアに悪影響を及ぼす危険性があります。
絶対に流さないでください!
ディスポーザーのお掃除方法について紹介しましたが、いかがだったでしょうか?
ディスポーザーの掃除は週に1回行いましょう!
氷を入れるだけなのでラクチンですよね。
また、流してはいけないものもあるので今一度確認してくださいね。
快適なキッチンで、お料理がもっと楽しくなるはず!