日本人ならば必ず一家に一台あるもの。
それはやっぱり、炊飯器ですよね。
出来上がり音が鳴って、蓋をパカっと開けると…
ピカピカでふっくらしたお米といいにおい。
日本に生まれてよかった。そんな気がしませんか?
ところで皆さん。炊飯器、ちゃんと掃除してますか?
毎日欠かさず使うものだからこそしっかりいたわってあげましょう。
お米を研ぐ前や、炊いたご飯を全て出し終えた後に、洗剤を使って簡単に洗うことは誰もがしていることと思います。
使った後に洗うことは当たり前のようにしているけど、わざわざ他にお手入れをする必要があるのでしょうか。
実は、炊飯するときにお米のでんぷん質が蒸気と混じって炊飯器の上蓋や通気口に付着してしまうんです。これを放置しておくと、でんぷん質がエサとなって雑菌が繁殖し、嫌なニオイの原因になることも。
一見必要なさそうに見える炊飯器のお手入れ。実はとっても大事なんです。口に入れるものを調理する炊飯器。できるだけ清潔にしておきたいですよね。面倒かもしれませんが、定期的に掃除しましょう。
「そもそも炊飯器って、お米を炊く度に加熱しているから安全じゃないの?」「今のところ、何も問題ないけれど……。」
そう思われる方、結構多いのではないでしょうか?
水を沸騰させてご飯を炊くわけですから、雑菌やカビは熱で死んでしまうし、普段の掃除で十分……。
安直に考えていると、思わぬ落とし穴があるかもしれません!
さて、先ほどもご案内したとおり、炊飯器の汚れの主たる原因は、お米に含まれる「でんぷん」。
でんぷんは、身体を動かすパワーになるものですから、栄養たっぷりですよね。炊飯器の周辺は基本的に湿度が高いので、でんぷんがカビや雑菌の栄養になってしまうんです。
炊飯したときに出る水蒸気の中にもでんぷんが混じっていて、湯気の中には見えないながらも、炊飯器の上蓋や通気口にくっついています。
このときできた茶色いヌメヌメが、放っておくと嫌なにおいやカビの原因になってしまったりするんです!
意外と注意したいもう1つのポイントが、「水蒸気」。
お米を炊くときに水を沸騰させていますが、そのとき発生する水蒸気は、炊飯器の中から外へと出てきますよね。
その水蒸気の中に汚れの原因になる成分が入っていたら、炊飯器全体に汚れが行き渡ってしまいます。
それに、お米のぬかには熱に耐性のある菌が付着していたりしますので、加熱したからといって、すべての菌が死ぬわけではありません。
汚れたままの炊飯器だと、水蒸気によって、全体に汚れが広がってしまう恐れもあるのです…!
美味しくて安全なご飯を食べたいなら、やっぱり炊飯器のこまめなお掃除が大切になってくるんですね。
実は、炊飯器を掃除するのはとっても簡単。10分もあればすぐに終えることができます。
用意するものも一般的に家庭にあるものなので、新たに何か買い足さなくてはいけないなんてこともありません。
炊飯器の外側を消毒用エタノールを染み込ませた布巾で拭きましょう。強く拭きすぎると外装が剥がれてしまうこともあるのでサラッと優しく拭くようにしましょう。
外側のお掃除、そういえばしてなかった!なんて方もいるかもしれませんね。
蒸気の排出される通気口には、でんぷん質が付着していることがあるので消毒用エタノールに浸した綿棒などで溝の部分もしっかり拭き取ります。
ここは特に雑菌が繁殖しやすい場所なので念入りに掃除しましょう。
水分が残ってしまうと故障の原因になることもあるので、布巾などで乾拭きをしましょう。硬くなった小さなご飯の残りカスなどがあれば取り除きましょう。
使うたびに内釜の中は洗うと思いますが、意外と忘れがちなのが内釜の外側。ホコリなどが付いている可能性があるので布巾などで乾拭きをしましょう。
水拭きをしても良いですが、水分が残らないように最後に乾拭きを。
内蓋は水蒸気が入り込むため、細菌が繁殖しやすい環境になっています。食器用洗剤で洗ってから、乾いた布巾やテッシュなどで乾拭きしましょう。
その後でエタノールを染み込ませた布巾でさらっと拭いていきます。
この部分を濡らしてしまうと故障の原因にもなるので、乾拭き程度に留めて起きましょう。
どうしてもエタノールで消毒したい場合は、最後に乾拭きをして水気を残さないようにしてください。
炊飯器をちゃんと掃除したのに、まだニオイが気になる場合は、炊飯器に水だけをいれて炊飯してみましょう。水蒸気を使って汚れを浮かせることができます。
2つの方法を紹介します!
クエン酸ひとつで家中のありとあらゆる場所を綺麗にできるので、持っていて損はありません!
炊飯器の内釜に、クエン酸20gもしくはスライスしたレモン数枚と水を7〜8分目まで入れます。ニオイが強い場合は、水ではなく38℃前後のお湯を入れてください。
おすすめのクエン酸がこちら。
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800gの容量なので、たっぷり使えるのがこちらのクエン酸。
クエン酸は、キッチン周りの水垢落としにもポットの湯垢落としにも使えるのです♪用途の多さを考えると、コスパも◎なので一家にひとつ置いておいてもいいのではないでしょうか?
手荒れの心配がある方は、ゴム手袋をして作業してくださいね。
白米メニューを選択したら、炊飯ボタンを押してください。
炊飯が終わったら保温を切ります。
炊飯器の熱が冷めてから、内釜、内蓋、蒸気キャップを取り外します。スポンジに食器用の中性洗剤を数滴垂らし、各パーツを洗浄します。
スポンジで洗いきれない部分は、使わなくなった歯ブラシを使うのがおすすめ。奥にたまった汚れもきれいに落ちますよ。
洗い終わったパーツは水できれいに洗い流し、風通しの良い場所に置いて自然乾燥してください。
各パーツが完全に乾いたら元に戻せば、ニオイ取りが完了です。
クエン酸は消臭・殺菌効果に優れているため、定期的に行うと炊きたてご飯へのニオイ移りを予防できますよ。
ここでは防臭効果の高い重曹を使って嫌なニオイをとる方法をご紹介します。
炊飯器の内釜1〜2合目あたりまで、重曹小さじ半分と水を入れます。
実は、重曹は茶渋などの汚れを落とすことができるのみでなく、防臭効果もあります。
お家に1つはあると便利です!
炊飯器に水を半分ほど入れて炊飯します。
お手入れモードがついている炊飯器もあるため、その場合はお手入れモード。
ついていない場合は早炊きモードで炊飯しましょう。
炊き上がったら1時間ほど放置しましょう。余熱を使って汚れを浮かせることができます。
蓋や釜は熱くなっているので火傷をしないよう十分注意しながら掃除して行きましょう。ゴム手袋をはめると安全です。
炊飯器の熱が冷めたら、内釜、内蓋、蒸気キャップを取り外して各パーツを洗います。スポンジに食器用の中性洗剤を数滴垂らし、隅々まできれいに洗いましょう。
洗ったパーツは風通しの良い場所に置いて自然乾燥させたら完了です。
炊飯器の内側は、米粒やのり状に固まったものが付着しているため、想像以上に汚れています。
本体の表面はアルコールスプレーをふきかけてきれいに汚れを取りましょう。内側の洗い方を紹介します。
お掃除の前にクエン酸スプレーを作っておきましょう!
まず電源コードは抜いておきましょう。
続いて炊飯器の内釜、内蓋、蒸気キャップなど、取り外しが可能なパーツは全て分解します。
ゴム手袋をはめ、食器用の中性洗剤をスポンジに2〜3滴垂らします。
取り外したパーツを洗っていきましょう。パッキンの間にたまった汚れを落とすのも忘れずに。
水で洗い流したら、風通しの良い場所で自然乾燥させてください。
炊飯器の本体で汚れが詰まっている部分に、作ったクエン酸スプレーを吹き付けます。
細かいところは綿棒でこすりながら、詰まった汚れを掻き出しましょう。
水で濡らして硬く絞ったふきんで拭き、各パーツを取り付ければ完了です。
いかがでしたか?
炊飯器って意外と汚れがたまっているんです。
今回、炊飯器の汚れの原因として
の2つを紹介しました。
口に入れる炊飯器だからこそちゃんと綺麗にしておきたいですよね。
炊飯器の掃除は10分ほどで簡単に終わらせることができるので、定期的に掃除をして美味しいご飯を食べちゃいましょう♪