世の中には数えきれない種類の虫がいます。その中でも、1番身近で怖いのが「蜂」。警戒心の強い蜂は集団で生活をし、少し刺激すると攻撃してきます。蜂によっては刺されると死に至るケースも…
そんな蜂が家に巣を作った時には、一家で大騒ぎ。しかし、自力で駆除する方法がわからない。そんな人のために今回、種類別の特徴・注意点、蜂に巣を作られたときに役立つグッズを紹介します!
蜂には様々な種類があります。
スズメバチ
アシナガバチ
ミツバチ
体長
17~40mm
21~26mm
12mm前後
活動的な時期
8月〜10月
6月〜7月
5月〜8月
巣の特徴
ボール状の形
お椀を逆さにした半円状の形
平らな板のような形
危険度
攻撃性が強い
刺激を与えると攻撃される
刺激を与えなければ攻撃されない
日本で生息する蜂は主にこの3種類です。
これらの蜂は、全て巣を作り、女王蜂を中心に集団行動をします。では、これらの蜂にそれぞれどのような特徴があるか、見ていきましょう。
日本に生息する蜂の中でも、最も獰猛なのがスズメバチ。1つの巣で1,000匹以上が生活をし、最も活動が盛んになるのは8月から10月。幼虫は他の虫の幼虫を捕食し、成虫は幼虫の体液や花の蜜を餌としています。
そんなスズメバチは警戒心が特に強く、警戒範囲の中に入ってきたものに対しては容赦なく攻撃してきます。スズメバチが攻撃してくるまでには、3段階のステップが。侵入者の周りを飛び回る「警告」、顎を大きく打ち合わせて鳴らす「威嚇」、それでも立ち去らない侵入者を針で「攻撃」。
スズメバチが針から放つ毒液に含まれるフェロモンは、仲間を呼び寄せ、集団攻撃へと進化を遂げます。このようなステップで、スズメバチは警戒範囲に入ってきた侵入者を針で刺します。
スズメバチと違って、少し大人しいのがアシナガバチ。その名の通り、足が長く、身体が細いのが特徴。1つの巣で生活するのは100匹程度。6月から巣作りが始まり、7月には本格的に巣が出来てくるため、活発なのは6月から7月頃。
スズメバチよりも巣の規模が小さいため、少しのスペースに巣を作ってしまいます。そんなアシナガバチは、巣への帰巣本能がとても強い。冬眠を終えた女王蜂は一度元の巣に戻ってきます。
また、巣を作っている途中で駆除してしまうと、同じ場所にもう一度巣を作ることがあります。殺虫剤などを撒いて巣が作れなくなっても、その近くで密集していることがあるので、油断は禁物です。
他の2種類と比べて遥かに大人しいミツバチ。ミツバチは女王蜂だけではなく、全ての蜂が冬を超えます。冬に備え最も活発になるのは5月から8月頃。そんなミツバチ最大の特徴は、「針」。
幼虫の餌を探すために狩りをすることはないので、針で刺すのは天敵から身を護るためです。ミツバチは他の蜂と違い、一度針で刺すと死んでしまいます。
そのため、自分達が体格で劣る相手には集団で包み、自分たちの体温上げることで発せられた熱で殺そうとします。人間などの敵を針で刺すときは命と引き換え、まさに最後の手段なのです…
お家で蜂の巣を発見したら、できるだけ早く駆除を依頼したいですよね!しかし、プロに依頼しても絶対にすぐ来てくれるとは限りません。そこで自分でも蜂の巣を撃退できる方法をご紹介していきます。
その前に、蜂の巣を駆除する前に注意して欲しい点がいくつかあるので、これを読んで安全に蜂の巣の駆除を行いましょう。
場所や大きさによって蜂の巣の駆除のし易さは異なってきます。手が届く高さの開放的な場所にできた、直径15センチ以下のミツバチの巣であれば自分で駆除が可能です。
だいたい大人の手に収まる程度の小さいミツバチの須田と覚えておきましょう。15センチ以上の巣になってくると働き蜂の数が多いため、駆除する際に襲ってくる可能性が高いです。
暗くなると蜂は活動が鈍るため、夕方から日没後の2~3時間の間に駆除を行いましょう。この時間帯なら働き蜂も巣に戻っているため、まとめて撃退することができます。
ただし、暗いと巣がよく見えなくなってしまうため、日中の間に巣の位置関係を把握するなどして、駆除しやすいように準備をしておきましょう。
蜂は非常に香りに敏感な生き物です。そのため、香りに刺激されて攻撃してくるケースも多いので、整髪料や香水など香りが強いものは身に付けずに作業を行いましょう。
また、蜂は汗の臭いにも反応するので、駆除前に体の汗をシャワーで流しておきましょう。なお、シャワーを浴びる際にボディソープやシャンプーなどは使用しないでください。
刺されたら最悪の場合死に至る蜂。駆除する時にはどうすればいいのか。どのようなことに注意すればいいのか。その方法を種類別に紹介します!
スズメバチは駆除するのにかなりの危険を伴います。
まず気をつけなくてはならないのが、防護服。暗い色が好みの蜂には白っぽい服を着用し、スズメバチの場合はその下に服を重ね、厚着しておくと安全でしょう。
最後まで気を抜かずに、細心の注意を払って駆除に臨んでください。
アシナガバチは臆病な蜂。殺虫剤を吹きかけると驚いて出てきます。しかし、襲ってくることはないのでビビらずにそのまま駆除を進めましょう。
また、アシナガバチは駆除できても安心できません。先ほども言ったように、もう一度同じ場所に巣を作られることも。
ミツバチの最大の特徴は「蜜」。蜜が残っていると、アリやその他の害虫が発生します。そのため、床に落ちた蜜も丁寧に掃除しましょう。
ミツバチは蜂の巣を駆除したあとが肝心なのです。
駆除の時に役立つ便利グッズをご紹介!さらに、駆除だけではなく、そもそも巣を作らせないためのアイテムも一緒に紹介します♪お手頃な価格のものもあるので是非購入を検討してみてください。
おすすめ 商品
家に蜂の巣を作られたら厄介ですよね。それなら、蜂の巣を作られなければいい話。そこで登場するのが、スプレータイプの殺虫剤なのです!
蜂が近くを飛んでいるなと思ったら、それは危険信号。「ハチジェットプラス」はそんな蜂を退治し、それ以降の発生を予防します。蜂にシュッと吹きかけるだけ。巣を作られそうな場所にシュッと吹きかけるだけ。この2つで簡単に蜂を追いやることができます。
獰猛なスズメバチには、少し危険かもしれません。蜂に直接吹きかける時は、噴射後速やかに現場から離れてください。
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ついに巣を作られてしまった…しかも、まったく届きそうにないような場所に…そんな時に役立つのが燻煙タイプの殺虫剤!
「アースレッドプロα」は、高所にできた巣の入り口に近づけて煙で蜂を追い出すためのもの。近い距離で殺虫剤を吹きかけたりするのが危険なスズメバチに効果的。
蜂を追い出すことができたら、脚立を使い、一気に除去!1匹も蜂のいない巣なんて、怖くもなんともないですよね。
除去する際には長い棒で落とすように除去しましょう。煙を焚いて、蜂が出てくる時は注意が必要です。
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蜂をより安全に駆除したいという方には使い捨てタイプの殺虫剤がおすすめ!
「ハチ駆除剤激取れ」は木に吊るすと、蜂を誘引し、捕獲して退治してくれます。春先に飛び始める女王蜂を退治できれば巣づくりも予防できます。さらに、食品成分のみで作られているため殺虫成分がゼロです!特殊誘引剤で蜂が好む匂いを出して容器の中に誘い込みます。
環境によって異なりますが、夏だと約20日〜30日間、春・秋だと約30〜40日間も効果が持続します。蜂の駆除で手間がかからないのは嬉しいポイントですね!
やはり自分で蜂の巣を駆除するよりもプロに依頼した方が確実で安全です。蜂の巣を駆除した後の予防もしてくれるので安心できますよね!そこで、プロの蜂の巣の駆除の様子を見てみましょう。
では、プロによる蜂の巣の駆除の流れを見ていきましょう。
どのような被害があったか、どのように駆除するのが適切かをヒアリングして作業方法はどうするかを確定させます。より細かい内容をプロに伝えて正確に駆除してもらいましょう。
合同会社サンワテックさん(愛知県)
薬剤を散布して蜂を死滅させます。お家にペットがいる方は薬剤を散布した場所に近づけないように注意してください!
巣の中や周辺の蜂が死滅したのを確認してから、巣を取り除いていきます。蜂の巣の駆除後はもう巣を作らせないように忌避剤を撒いてくれるプロもいます!
蜂の巣の駆除をプロに頼むメリットは、主に2つです。
蜂に刺されてしまうと最悪死に至る場合があるため、蜂の駆除を自分でやろうとするととても危険です。不用意に刺激してしまうと蜂が近隣に飛び回ってしまう恐れもあります。経験豊富なプロと専用の道具で、安全・適切に蜂の巣を取り除いてもらいましょう!
せっかく蜂の巣を駆除してもらっても、同じ場所にまた作られてしまうこともあります。蜂を寄せ付けないために忌避剤などを撒いてくれるので、蜂の巣の予防に効果的です!
エビオス株式会社さん(広島県)
蜂の巣の駆除はやはりプロに頼んだ方が安心ですが、お金がどれだけかかるのかも気になりますよね。蜂の駆除は主に自治体か専門事業者に依頼することになります。それぞれの違いや蜂の巣の駆除の相場などをご紹介していきます。
お住まいの自治体によっては無料または格安で蜂の巣を駆除してくれるところもあります。ただし、財政面の問題から蜂の巣の駆除のサービスを行なっている自治体は年々減ってきているようです。一度お住まいの自治体に問い合わせてみましょう。
また、自治体がボランティアを募って駆除を行う場合があるため、駆除の精度が低く、また巣を作られてしまうなどというケースもあります。
さらに、自治体にサービスを依頼しても書類の不備や平日のみの窓口対応などにより駆除するまでに時間がかかってしまう恐れもあります。緊急性が高い場合は、専門事業者に直接相談しましょう。
専門事業者は蜂の巣の駆除のプロ!費用はかかりますが、豊富な経験と高い技術力で蜂を徹底的に駆除してくれます。
プロは状況を詳しくヒアリングしたうえで、他にも蜂の巣ができそうな場所を探してくれます。また、蜂の巣再発防止の対策もしてくれるので安心です。
専門事業者に依頼する場合は、蜂の種類や巣の大きさによって料金が異なりますが、おおまかな料金相場は以下の通りです。
スズメバチ
アシナガバチ
ミツバチ
料金
10,000〜50,000円
6,000〜30,000円
10,000〜40,000円
実際に料金の不明点についてプロに話を聞いてみましょう!
「ユアマイスター」では、蜂の駆除のプロに「ハチの種類によって、プロのハチ駆除の料金は変わりますか?また、その理由を教えてください。」と聞きました!
べんり屋そうじゃ家さん(岡山県)
蜂の巣の駆除は安全のために、早めに予約を取りましょう。依頼をしようと思ったら、ぜひ「Yourmystar(ユアマイスター)」をご利用ください!口コミ数も160,000件を突破していて、あなたにあったプロが見つかります。
今回、蜂の駆除方法について紹介しました。種類によって全然違う特徴を持っている蜂。種類に合わせた対策や駆除をしないと、とても危険です。
日頃から意識することで、簡単に蜂から身を守れます。駆除も自分でできることは沢山ありますが、無理はせず、厳しいと思ったらすぐプロに依頼を。蜂は意外と怖いだけじゃないというのも忘れないでくださいね♪