春から夏の暑い時期にかけて、ゴキブリが多く発生するようになります。ゴキブリは1匹発見すると、家の中に100匹はいると言われるほど、繁殖性の高い害虫です。ゴキブリを発見したときには、正しく駆除をし、また繁殖させないように対策をすることもゴキ対策をする上では欠かせません。今回は、そんなゴキブリの正しい駆除方法やゴキブリを寄せつけない対策についてもご紹介します!
まず最初にゴキブリが突然現れた際のゴキ対策についてみていきましょう。突然現れたゴキブリを退治する方法として最も有効なのが、スプレータイプの殺虫剤を用いたゴキ対策です。
スプレータイプには、「ピレスロイド系殺虫剤」「冷却殺虫剤」「剤泡殺虫剤」の3種類のタイプがあります。
最も即効性が高いのは、ピレスロイド系殺虫剤で、追い出し効果(フラッシングアウト)があり、家具の後ろに隠れているゴキブリにスプレーを噴射すると、表に飛び出してきて死ぬため、家具の裏に隠れたゴキブリなどにも有効です。
冷却殺虫剤は、殺虫毒成分を使用していないため即効性は劣りますが、小さなお子さんやペットのいるご家庭でも安心して使える点がメリットと言えます。
剤泡殺虫剤は、泡でゴキブリの動きを封じ、窒息させることで退治するタイプの殺虫剤です。泡に包まれた状態で、ティッシュに包んでそのまま捨てることができるので、ゴキブリをなるべく見たくないという方にオススメのゴキ対策です。
表にでてきたゴキブリを退治したら、見えないところにいるゴキブリへの対策も忘れてはいけません。見えないゴキブリへは、設置型の駆除アイテムを使ったゴキ対策がオススメです。
設置型の駆除アイテムには、粘着シートを使ってゴキブリを捕獲する方法とゴキブリが好きな臭いでおびき寄せ、殺虫効果のある餌を食べさせて駆除する方法の2種類があります。
粘着シートの方が安価に購入することが可能ですが、殺虫効果のあるタイプであれば、殺虫剤を食べて死んだゴキブリの死骸を、他のゴキブリが食べることでさらに多くのゴキブリを退治することができるので、より効果を高めたい方にはオススメです。
家の中にゴキブリが発生していない場合であっても、家にゴキブリを寄せ付けない対策をしておけば安心です。家の中にゴキブリを寄せ付けない方法には、忌避剤を設置する方法や霧や煙で部屋全体をガードする方法があります。それぞれの方法について、特徴を見ていきましょう。
忌避剤は、ゴキブリが嫌がる臭いを発生させることで、ゴキブリを寄せ付けなくする方法です。ゴキブリの侵入が多いベランダや開口部などに設置しておくだけで、ゴキブリの侵入を防ぐことができ、また殺虫成分が入っていないため安心して使用することができるのも嬉しいポイントです。
また、ゴキブリはハッカやミント、クローブや柑橘系の香りを嫌うため、これらのエッセンシャルオイルを持っている方は、ティッシュや布巾にエッセンシャルオイルを数滴たらし、侵入の多い窓サッシなどの開口部を掃除するだけでも、ゴキブリを寄せ付けない対策をすることができます。
霧・煙噴射タイプは、殺虫効果のある霧や煙を部屋全体に行き渡らせることで、外部からのゴキブリの侵入を防ぐアイテムです。フェノトリンやメトキサジアゾンといった殺虫成分を含むものを使用する場合には、食品や食器類に成分が付着しないように注意が必要です。
そのため、入居前などの食品や食器類に触れる心配がないシーンでの使用が特にオススメです。また、霧・煙タイプを使用する場合には、火災報知器が作動しないように注意が必要です。
火災報知器用のカバーが付属されているものや、煙のでないタイプのものもあるので、特にアパートやマンションにお住まいの方は、火災報知器の作動の心配がないタイプのものを選ぶようにしましょう。
「徹底的にゴキ対策してゴキブリの発生を抑えたい」「ゴキブリを見るのもいやで自分でゴキ対策をできない」そんな方は、プロの業者に依頼してゴキ対策を行うことがオススメです。
ゴキブリ駆除を請け負う業者は数多くありますが、実績や口コミを参考にして何社か比較して検討をするようにしましょう!特に飲食店などでのゴキ対策の実績がある業者は、信頼が高くオススメです。
また、ゴキ対策の見積書をとる場合には、項目が明確になっているかどうかを確認し、再発した際のアフターフォローがあるかどうかも確認してから依頼を行うようにしましょう。
ゴキブリが発生したときの正しいゴキ対策やゴキブリを寄せ付けない方法についてご紹介しました。ゴキ対策をするには、「ゴキブリが発生したときの対策」「隠れたゴキブリを駆除する対策」「ゴキブリを屋外から侵入させない対策」が大切になります。今回ご紹介した内容を参考に、ゴキブリを見なくても済む環境作りをおこなってくださいね!