もし家でゴキブリを見つけてしまったらどうしますか?「私はスリッパの裏で戦います!」なんて人もいるかもしれませんね。でも実はそれ、やってはいけない方法かも!?そこで今回は、正しいゴキブリの駆除方法や予防策について解説していきます。
目次
ゴキブリの駆除方法には大きく分けて5つの方法があります。それぞれの駆除方法とメリットを簡単な表にまとめました。
種類
駆除方法
メリット
殺虫スプレー
殺虫成分を直接吹きかける
・すぐにゴキブリを退治できる
ベイト剤
毒が入ったエサを食べさせる
・ゴキブリを見ずに駆除できる
・卵にも効果がある
罠タイプ
罠を使ってゴキブリを捕獲する
・捕獲効果を確認できる
くん煙剤
殺虫成分が入った煙を使って駆除する
・隠れたゴキブリも駆除できる
待ち伏せスプレー
殺虫成分を撒いて駆除する
・効果が1ヶ月持続する
それぞれの駆除方法を理解して、ご自身に合った方法を試してみてください!自分で駆除するのが難しい、ゴキブリを見たくないという方はプロに頼んで駆除してもらいましょう!
まずは殺虫スプレーを使ったゴキブリ駆除方法を紹介します。殺虫スプレーは、ゴキブリに吹きかけたその場で殺虫効果を発揮するので、ゴキブリとの一対一の戦闘時に即戦力となります。目の前のゴキブリをすぐに退治したい時に使いましょう!それでは、殺虫スプレーを使う際のポイントを紹介します。
ゴキブリは基本的に前進する生き物。ゴキブリが苦手という方は背後からスプレーをしましょう。ゴキブリにスプレーをかけてゴキブリがひっくり返ったら、お腹部分にも一度スプレーをしてトドメを指します。ゴキブリはお腹にある呼吸器が急所です。ゴキブリが完全に動かなくなったら、駆除完了です!
いざという時にゴキブリを逃さないようにするため、殺虫スプレーはすぐ手に取れる場所やゴキブリをよく見かける場所に置いておくようにしましょう。
殺虫スプレーには様々なタイプがあります。その特徴をそれぞれ紹介していきます。
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殺虫剤に含まれているイミプロトリンやフェノトリンといったピレスロイド系の成分が、ゴキブリを処分してくれます。数秒で退治できるので、活発に活動しているゴキブリに使うといいでしょう。
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冷却タイプの駆除スプレーは、殺虫剤成分を使用していないところが特徴。小さいお子さんがいて、強い殺虫成分の使用が気掛かりという人も使えるでしょう。ただ、殺虫効果については薄いという点は否めません。ゴキブリが完全に動かなくなるまでしっかりとスプレーを噴射しましょう。
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泡を使って、ゴキブリを窒息させることで退治するスプレーもあります。泡で包み込まれるので、ゴキブリの姿をどうしても見たくないという方におすすめです。しかし、殺虫能力自体は強くないので、他の殺虫スプレーと一緒に使うとより効果的です!
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次に紹介するのはベイト剤(毒エサ)を使ったゴキブリ駆除方法です。フィプロニル(フェニルピラゾール系)の成分が含まれた毒エサをゴキブリに食べさせることによってゴキブリを駆除します。毒エサを食べたメスの卵にまで成分が及ぶので、ゴキブリの根本駆除を狙えます。
また、毒エサを食べたゴキブリのフンや死骸を他のゴキブリが食べることによって、連鎖的なゴキブリ駆除に繋がります。毒エサを食べてすぐに死ぬのではく、巣に帰ってから死ぬことがほとんどなので、ゴキブリを直接見る心配も少なりくなります。
ベイト剤はゴキブリがよく通る場所を狙って置くと効果的です。ゴキブリが通りやすい場所はこんな感じ。
特に、一度ゴキブリを見かけた場所はゴキブリの通り道になっている可能性が高いので、ゴキブリを見かけたらその場所に設置すると効果的です。
ゴキブリの誘惑となる食べカスなどを取り除き、毒エサだけに集中できる環境をつくれば、効率的にゴキブリを駆除できますよね。また、ベイト剤の使用後はゴキブリの死骸が巣に集中して残っていることがあります。その場合は、巣の死骸を片付けなければならないのですが、その時に注意が必要です。
これを守って、ゴキブリの菌に絶対触れないように気をつけましょう。
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昔ながらのゴキブリホイホイなど、罠を使ってゴキブリを捕まえ、駆除する方法もあります。ゴキブリを直に捕まえるので、駆除したことを確認できる安心感があります。
侵入経路に設置しておけば、室内にゴキブリが入ってくることを防ぐこともできます。設置場所はベイト剤と同じように部屋の隅やキッチンのシンク下、一度ゴキブリを見かけた場所などにすると効果的です。
次に紹介するのは、くん煙剤を使って殺虫成分を部屋中に撒き、ゴキブリを駆除する方法です。煙を使って部屋全体に殺虫成分が届くので、隠れたゴキブリも駆除することができます。
一度くん煙剤を使ってから、2〜3週間後にもう一度くん煙剤を使うと最初に駆除できなかったゴキブリや卵から孵ったゴキブリも駆除できるので2回以上使うことをおすすめします。くん煙剤には煙タイプ、水タイプ、霧タイプの3つの種類があります。それぞれ紹介していきます。
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オーソドックスな煙タイプのくん煙剤です。フタをとって擦るだけで煙が出はじめ、ゴキブリを駆除します。くん煙剤を使う際には、部屋を締め切って、煙が部屋全体にしっかりと行き渡るようにしましょう。
煙タイプや次に紹介する水タイプのくん煙剤を使用する際は火災警報器が鳴らないようにしっかりとカバーしてください。火災警報器が反応してしまうと、消防署やマンションなどの集合住宅の場合は近隣の家に連絡が入ってしまい、大きな迷惑をかけてしまうことになります。
市販のくん煙剤には火災警報器カバーがついていることがほとんどなので、それを使うようにしましょう。複数の火災警報器があり場合はビニール袋などで代用してください。また、くん煙剤の使用後は忘れずにカバーを外すようにしましょう。
くん煙剤は所要時間を守って使用し、使用後は必ず30分以上の換気を行ってください。また、換気のために入室する際には、タオルやハンカチを使って鼻と口を押さえ、薬剤を吸い込まないように注意してください。
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次に紹介するのは水タイプのくん煙剤です。容器に水を入れるだけでスタートするためとても簡単です。煙タイプよりも噴出力や拡散力は劣りますが、煙が少なく、臭いも控えめなのでおすすめです。注意点は煙タイプと同様に火災警報器をカバーすること、換気を行うことです。注意点をしっかりと守って安全に使用しましょう。
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最後に紹介するのは、霧タイプのくん煙剤です。こちらは火災警報器が反応せず、ボタンを押すだけで簡単にスタートできます。煙ではなく、霧が出るのでマンションなどの集合住宅でも隣の家を気にすることなく使うことができます。
霧タイプのくん煙剤の場合、火災警報器は反応しませんが、ガス警報器が反応する可能性があります。霧タイプのくん煙剤を使う際には、ガス警報器をカバーしてから使うようにしましょう。
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最後に紹介するのは、待ち伏せスプレーを使ったゴキブリ駆除方法です。ゴキブリがいそうな場所や通りそうな場所にスプレーをしておくと、ゴキブリを追い出し、駆除してくれます。
効果目安は約1ヶ月。使い方もとても簡単です。商品によっては、ゴキブリに直接噴射しても殺虫効果があるものもあるので、殺虫スプレーとして手に取りやすい場所に置いておくのもいいですね。
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いざプロにゴキブリ駆除をお願いするとなっても、どれくらいで効果が出るのかわからないですよね。そこで「ユアマイスター」では、ゴキブリ駆除・退治のプロに「 ゴキブリは施工後すぐにいなくなるのでしょうか?どれくらいで効果が現れるのか教えてください。」と聞きました!
株式会社さくら防除センターさん(千葉県)
工程によって多少の違いはあるようですが、2〜7日くらいの期間が目安のようです。即効性タイプの殺虫剤ですぐに駆除してくれる業者さんもあるそうなので、一度相談してみて判断するといいかもしれませんね。
「ユアマイスター」では、もっとたくさんのプロに、他にもいろいろな疑問に答えてもらっています。そんなプロの声を「プロが答えてお悩み解決!アスクマイスター」に集めました。自分でゴキブリを退治するときも、駆除をお願いするときも、役に立つこと間違いなしです!ぜひ参考にしてみてください!
ゴキブリを見つけたらほうきや丸めた新聞紙で叩いてすぐに退治する、そんな駆除の方法をしている方もいるかもしれません。でも実は、それやってはいけない駆除方法なんです。ここでは、できるだけ避けたいゴキブリの駆除方法について解説していきます。
先述したとおり、ゴキブリを見つけたら叩いてゴキブリを退治しているという方も多いのではないでしょうか。でも実はその方法、逆に被害を拡大する恐れがあるためあまりおすすめできません。
ゴキブリは下水などの不衛生な場所を通って室内に侵入してくるため、体に菌がたくさん付着しています。そんなゴキブリを叩いてしまうと、潰れることで菌を撒き散らすことになり、私たちに危害を加えることになる可能性があります。すぐにゴキブリを退治したい場合は、殺虫スプレーを使って駆除するようにしましょう。
ゴキブリを見たくないから掃除機で吸い込んで駆除しているという方もいるのではないでしょうか。実はその方法もあまりおすすめできません。掃除機でゴキブリを吸い込んでしまうと、掃除機内部でゴキブリがバラバラになり、汚れや臭いの原因となってしまいます。
また、卵が生き残っていた場合、掃除機からゴキブリが出てきてしまう可能性もあるので、むやみに掃除機でゴキブリを吸うのはやめましょう。ゴキブリの姿をどうしても見たくないという方は、泡タイプの駆除スプレーを使うか、プロに頼むことをおすすめします。
ここまでゴキブリの駆除方法について紹介してきましたが、そもそもゴキブリが出ないようにすれば駆除する必要もなく安心ですよね。そこでここからは、ゴキブリが出ないようにするための予防策について紹介していきます。
ゴキブリが出ないようにするには、ゴキブリが侵入して来ないようにするのが一番ですよね。まずはゴキブリが侵入してきやすい場所を知りましょう。ゴキブリが侵入してきやすい場所はこんな感じ。
玄関などは人が出入りする場所なので、完全に塞ぐことは難しいですが、排水口やサッシ窓なら、ある程度は防げそうですよね。これらの侵入経路にベイト剤や罠を置いておくことで効率的にゴキブリを駆除することもできます。
私たちの家への出入りや換気などがあるので、ゴキブリ侵入を完全に防ぐ環境はつくれませんが、ドアはずっと開けっぱなしにしない、サッシ窓を開けるにしても網戸までは開けないなどの心がけでゴキブリの侵入を防ぐ対策はできます。特にゴキブリが侵入してきやすいサッシ窓と排水口の隙間対策について紹介していきます。
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サッシ窓に関しては、開けっぱにしないようにするだけでなく、専用の隙間テープを使ってサッシ窓の下の隙間やドアの隙間に貼り、ゴキブリの侵入を防ぎましょう!
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ゴキブリが侵入してきやすい排水口の隙間は、パテを使って隙間を埋めることで侵入を防ぎましょう。使い方は簡単で、隙間がある部分をパテを使って覆うだけ。排水口以外にもエアコンのホースの接続部分など様々な場所に使えます。
ゴキブリが室内に侵入してくるのは、そこにエサがあるから。また、隠れる場所があると室内にいやすくなってしまいます。ゴキブリが出ないようにするにはエサをなくして、できるだけゴキブリが隠れられないようにすることが重要です。エサと隠れ場所をなくすには、以下の点に注意しましょう。
それぞれ解説していきます。
基本的にゴキブリはエサがない場所にはあまり住み着きません。家の中を清潔に保ち、ゴキブリのエサとなるようなものなくすのが基本。ゴキブリは食べこぼしやホコリをエサとして食べているので、そういったものがないようにこまめに掃除をするようにしましょう。
食べ残しや食器についた汚れをそのまま夜まで放置していると、それがゴキブリのエサになってしまいます。また、ゴキブリが食品や食器を動き回ると、菌が付着し、それを口にしてしまうと食中毒などを引き起こす可能性もあります。自分の健康を守るためにも食品や食器は放置せず、片付けるようにしましょう。
ゴキブリは狭い場所を好んで生息しています。段ボールの隙間の幅はゴキブリにとってちょうど良く、保温性もあるのでゴキブリにとって快適な住みかとなってしまいます。要らなくなった段ボールは放置せずに、すぐ処分するようにしましょう。
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最後に忌避剤を使ってゴキブリが出て来ないようにする方法を紹介します。忌避剤の使い方は簡単で、先ほど紹介したゴキブリが侵入しやすい場所やゴキブリが通りそうな場所に置くだけ。
ハーブやオレンジなど、ゴキブリが嫌な臭いや成分でゴキブリが近づいてくるのを防ぎます。効果の目安はだいたい1〜2か月なので、この期間に交換をするようにしましょう。
ゴキブリの駆除には、ゴキブリの種類や特性を理解しておくことも重要です。ゴキブリの種類や特性を知って、効果的に駆除していきましょう!
種類
クロゴキブリ
チャバネゴキブリ
ヤマトゴキブリ
ワモンゴキブリ
色
黒褐色
薄茶色
黒茶褐色
光沢のある茶褐色
体長
約30~40㎜
約12~15㎜
約25~35㎜
約30~45㎜
生息地域
日本全国
日本全国
北海道~近畿
九州~沖縄
生息場所
木造の日本家屋・コンクリート造りのアパートなどの住居
暖房設備の整ったオフィス飲食店など
農家や木造の日本家屋
暖房設備の整った都市域
普段私たちが目にするゴキブリは主に、クロゴキブリ、チャバネゴキブリ、ヤマトゴキブリ、ワモンゴキブリの4種類。その中でもクロゴキブリとチャバネゴキブリは日本全国に生息しているため、多くがこのゴキブリである可能性が高いです。
ゴキブリの種類を知ったところで次にゴキブリの特徴を紹介していきます。ゴキブリの特徴はざっとこんな感じ
ゴキブリは雑食性でなんでも食べるので、とにかくエサになるようなものを放置しておかないことが大切です。また、ゴキブリが隠れやすい、暗くて狭い場所や隙間をなくすことで家の中にゴキブリが生息できないようにしましょう!
1匹のゴキブリが出ると、家の中に100匹のゴキブリがいると言われているように、ゴキブリの繁殖能力はとても高いです。ゴキブリを見つけたら、できるだけ素早く対処して、ゴキブリが増えるのを防ぎましょう!
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ゴキブリって見た目が気持ち悪いだけで、人間に被害はないんじゃないの?そんな風に思っている方もいるかもしれません。しかし、実はゴキブリが室内にいることによって、私たちに様々な被害をもたらす可能性があるんです!
ゴキブリは下水などの不衛生な場所を通るため、人に害のある様々な菌を運んできます。こうした菌が食器や食品に付着して、それを人が口にすると、食中毒などの症状を引き起こす可能性があります。
また、ゴキブリのフンや死骸が原因でアレルギーや喘息の症状が出てしまう可能性もあります。このようにゴキブリによって人の健康に様々な被害を及ぼす可能性があるので、ゴキブリは放置せず、見つけたらすぐに駆除するようにしましょう。
ゴキブリは雑食でありとあらゆるものを食べたり、かじったりします。そのため、本や貴重な絵画などを食べて汚してしまう可能性があります。また、電気コードをかじることによってショートを引き起こし、最悪の場合、火事につながってしまう可能性もあります。
いざゴキブリ駆除を始めよう、ゴキブリ駆除をプロにお願いしようとなっても、いつ行えばいいのかわからないですよね、そこで「ユアマイスター」では、ゴキブリ駆除・退治のプロに「 ゴキブリ駆除をするのに最適な季節はいつでしょうか?」と聞いてみました!
合同会社サンワテックさん(愛知県)
ゴキブリ駆除は夏になる前の3〜5月あたりにやるとより効果的なようですね。チャバネゴキブリなど、ゴキブリの種類によっては季節に関係なく駆除が必要な場合もあるので、ゴキブリ駆除をお願いしたいとなったら、一度業者さんに確認すると良さそうですね。
今回はゴキブリの駆除方法や予防策についてご紹介していきました。できればゴキブリは見たくないですよね。今回紹介した駆除方法や予防方法を使ってゴキブリが出ない快適な生活を送りましょう!どうしてもゴキブリが無理な方はプロにお願いするようにしてくださいね♪
※本記事の内容は、本記事作成時の編集部の調査結果に基づくものです。
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