子どもが部活から帰ってきたら、ユニフォームが泥だらけ…
一生懸命練習した成果だけど、毎回洗濯しなければならない親御さんは大変ですよね。
特に野球のユニフォームは、スライディングやノックの練習などで泥だらけになりやすく、洗濯するのも一苦労ですね。
そんな野球のユニフォームも、正しい洗濯方法を覚えておけば、きれいに汚れを落とすことができますよ!
今回は、そんな野球のユニフォームの洗濯方法やおすすめの洗剤についてご紹介します。
まず、最初に野球のユニフォームには、どのような汚れが付いているのかを見ていきましょう。
ユニフォームには、大きく分けて3種類の汚れが付いているので、それぞれの汚れの種類に合わせた洗濯をすることが大切です。
ユニフォームに付いている汗は、水溶性で水に溶ける汚れなので、水で落とすことができます。
しかし、汗には皮脂などの汚れも混ざっており、水洗いだけだと目に見えない汚れが残ってしまうため、次に紹介する、油溶性の汚れを落とす方法で洗うことが必要です。
ユニフォームに付いている皮脂などの油溶性の汚れは、水には反応しない汚れのため油汚れ用(アルカリ性)の洗剤を使用して落とすことが必要です。
また、界面活性剤の入っている洗剤は、油汚れを浮かして、汚れをはがしてくれるので油溶性の汚れを落とすときに効果的です。
ユニフォームに付く泥汚れは、不溶性の汚れのため、水にも油にも溶けません。
泥は、汚れてすぐに水洗いすると、かえって汚れが広がってしまうため、しっかりと乾かした状態で、ブラッシングをして泥を落としてから洗濯することが必要です。
それでは、実際の野球のユニフォームの洗濯方法をご説明します。
ユニフォームを洗濯する前に、ユニフォームが乾いた状態で、泥や砂を事前にはたいて落としておきましょう。
はたき落としたら、シャワーの水圧で泥を落とすように生地に沿って水をかけます。
また、生地の裏からも、シャワーあてて、泥を浮かして押し出しましょう!
汚れが強い部分に、洗濯用の弱アルカリ性の固形せっけんや液体洗剤を塗布し、もみ洗いします。
上着は、裏返して洗濯ネットに入れ、ズボンは、ファスナーを締めて洗濯機へ入れます。
洗濯機に入れる際には、洗濯機の一番下に入れると、洗濯機の底板の凸凹に直接当たって、汚れが落ちやすくなりますよ。
ユニフォームを入れたら、洗剤と酸素系漂白剤を入れて洗濯機を回します。
脱水後は、すぐにユニフォームを取り出して干すようにしましょう。
ユニフォームのズボンは厚手のため、筒状にして風通しをよくして干すことがおすすめです。
基本の洗い方だけでは、落としきれない頑固な汚れには、つけ置き洗いや煮洗いがおすすめです。
つけ置き洗いは、40~50度のお湯をひたひたになるくらいに入れ、一晩つけ置きしておき、軽く水洗いして、洗濯機の一番下に入れて洗濯をするだけでOK!
煮洗いをする場合は、基本の洗い方と同様に、泥や砂を事前に落とし、水1ℓに対し、粉末洗剤と重曹を大さじ1ずつを入れた鍋に、ユニフォームや靴下を入れて、30~40分ぐつぐつ煮ます。
30~40分煮たら、なるべく熱いうちに軽くもみ洗いをし、その後、水洗いをして、洗濯機の一番下に入れて洗濯をすれば、煮洗いの完了です。
使用する洗剤は、汚れを落とす力が強い、粉末洗剤がおすすめですよ♪
汚れの強い野球のユニフォームを洗うには、落ちやすい洗剤を選ぶことも大切なポイントです。
ユニフォーム専用の洗剤は、蛍光剤や漂白剤が配合されていることが多く、多少値段は高くなりますが、簡単な作業で汚れをきれいに落とすことができるのでおすすめです!
蛍光剤は、紫外線を吸収して青白い光に変えることで、衣類を白く見せる効果があり、色ものは、色落ちしたり、白っぽくなったりするので注意が必要です。
一方、漂白剤は、汚れや染みを作り出している色素を科学的に変化させて無色にすることで、衣類を白くしています。
衣類の白さを際立たせたいなら「蛍光剤」、汚れや染みを取り除きたいなら「漂白剤」の入っている洗剤を選ぶことがおすすめです。
野球のユニフォームの洗濯方法やおすすめの洗剤についてご紹介しました。
泥だらけのユニフォームで帰ってくると、洗濯の手間を考えて、ついつい嫌な顔をしてしまいがちですが、ユニフォームの汚れは、子どもが頑張って練習をした証拠!
今回、ご紹介したユニフォームの洗濯方法を実践して、きれいにユニフォームを洗って、子どもの頑張る姿を応援してあげたいですね♪