柔軟剤の使い方ひとつで香る香りも香らない!?入れるタイミングが命

■柔軟剤は繊維のコーティング剤。手触りも持ちも良くなる
■敏感肌の方は要注意。使いすぎは吸水性の低下の原因にも
■柔軟剤の使い方は「すすぎ」の時に適正量を入れるが◎

RELIVERS編集部

2017年04月26日

いつもなんとなく使っている柔軟剤。

柔軟剤を使うと、手触りがふわふわになって気持ちがいいし、いい香りもしていいことばかりだな。なんて思っていませんか?

もちろん、柔軟剤にはいいところも沢山あります。一方で、デメリットもあるのです。

使い方によっては、メリットよりもデメリットが強くなってしまうこともあります。
正しい使い方を知らないまま、柔軟剤を使い続けるのはもったいないです。

というわけで今回は、柔軟剤とはそもそも何なのか、柔軟剤を最大限生かす使い方はどんなものなのか、を解説しました。

そもそも柔軟剤って必要なの?

柔軟剤とは、トリートメントに含まれるカチオン界面活性剤を使用して作られたもの。洗濯をする時に柔軟剤を使うことにより、衣類の表面に薄い膜ができます。
そして、繊維同士の摩擦を防いで静電気を防ぎ、衣類がふっくらして手触りが良くなるのです。これはトリートメント前後の髪を触ったことがあれば、なんとなーく分かるんじゃないでしょうか。

さらに、柔軟剤には防臭効果があるため衣類についた食べ物やタバコの臭いが気になる場合にとても効果的。また、摩擦を防いでくれるから衣類の持ちを良くする役割もあります。要するにコーティング剤なのです。

まあ実際それだけなので、付けなくてもさほど問題はないんですけどね。

 

柔軟剤のメリット・デメリット

タオル

宣言しましょう、タイトル詐欺をします。だってメリットは上の段落に書いたのでほぼ全部なんですもん。実際は『柔軟剤のデメリット』ですね。

 

先ほどもお話した通り、柔軟剤には繊維の表面に膜を作って衣類の摩擦を防ぐ働きがあります。しかし、大量に入れたり入れるタイミングを間違えたりすると、衣類の吸水性がどんどん低下してしまうのです。
ハンカチやタオル、ブラウスやキャミソールみたいな、汗を吸収する衣類の場合は特に注意が必要です。


また、肌の弱い人や敏感肌の人の場合は、柔軟剤の成分が刺激になることも。小さな子どもの服に使うのもNGです。

理由はすばりカチオン界面活性剤。そう、前の段落で話した、柔軟剤の成分です。シャンプーなんかがマイナスイオンで作られている界面活性剤なのに対して、柔軟剤は『プラスイオンで出来た界面活性剤』です。で、なにが問題かというと『プラスイオン』であること。

柔軟剤には殺菌効果があります。仕組みを簡単に説明すると

  • 細胞の中は、セルロースというマイナスの電気をもつものが多い
  • プラスイオンは、マイナスの電気に磁石が如く吸い寄せられる
  • 界面活性剤は、タンパク質やセルロースを変質させる効果がある

ここまで書けば分かってもらえたでしょうか? そう、細菌も人間の皮膚も作りでいえば同じ細胞。肌が強くないと普通に殺菌されてしまうのです。

 

ところで近年「スメハラ」といって、柔軟剤に限らずタバコや香水の臭いが不快感を与えるハラスメントも存在します。香りの強い柔軟剤によって、自分が気がつかないだけで周囲を不快な気持ちにさせてしまう可能性も秘めているのです。

というかそもそも、『におい』を感じる仕組みからして…… という感じはしますね。鼻の臭いを感じる部分に物質が引っ付いたときにそれを『におい』として感じているわけです。つまり柔軟剤のにおいっていうのは化学物質が鼻のなかに付着して……。

このように、衣類の持ちを良くしたり、静電気を防いだり、肌触りをよくする一方でマイナス面もあるということを心に留めておきましょう。

 

……ちょっと脅しすぎましたかね?

 

柔軟剤を入れる正しいタイミング

柔軟剤

それでは、柔軟剤の正しい使い方について見ていきましょう。
洗剤と一緒に洗濯槽に入れる、という人がほとんどなのではないでしょうか?

柔軟剤を入れる正しいタイミングはすすぎのときです。洗濯の手順をおさらいしながら、説明します。下記の通りです。

   手 順  

1. 洗濯物を入れる

洗濯機の中に洗濯物を入れます。フリルやレース、ファスナーが付いている洋服はそれぞれ洗濯ネットに入れましょう。

 

2. 洗剤を入れる

洗濯物の量、水の量に合わせて洗濯洗剤を計量し、注入します。

 

3. 柔軟剤をセット

スタートボタンを押す前に、柔軟剤専用の投入口に柔軟剤をセットしましょう。

最後のすすぎのタイミングで、洗濯槽の中にセットした柔軟剤が自動的に投入されます。また、セットする柔軟剤の使用量は、商品に記載された分量を入れてください。

お洋服を柔らかく仕上げると共に、静電気も防ぐことができます。
防臭、抗菌作用があるため、お洋服にタバコの臭いがつくのも防げます。フルーティーナ香りが好きな方に、特におすすめ。

 

4. コースを洗濯

洗う衣類の素材や量にもっとも適したコースを洗濯し、洗濯をスタート。

 

5. 干す

洗濯が終了したら、すぐに洗濯槽の中から衣類を取り出しハンガーに吊るして干しましょう。そのまま放置しておくと、雑菌が繁殖して臭いやカビの原因となります。

 

あとは風通しが良い場所でしっかり乾かしましょう。

ちなみに、ブラウスやスタッズがついたTシャツなどを手洗いする場合は、汚れを落とし終わってすすぐ際に洗面器の中に柔軟剤を1〜2滴垂らしてください。

すすぎ終わったら軽く絞ってタオルで水分を飛ばし、ハンガーに干して乾かしましょう。

 

柔軟剤を使う時の注意点

メモ

柔軟剤の本来の効果を最大限発揮するためには、この5つの注意点を守りましょう。

 

柔軟剤の量を守る

商品のラベルに記載された量を守りましょう。柔軟剤の量が多いからといって、香りが強くなるわけではありません。

むしろ、入れすぎによって繊維や素材が傷ついて衣類の持ちが悪くなる可能性があります。また、吸水性が悪くなったり肌触りが悪くなってしまうことも……。

また、毎日柔軟剤を使うのもあまりよくありません。お洗濯3~5回に1回ぐらいの頻度で使うようにするのがおすすめです。

 

柔軟剤と洗剤を一緒に投入しない

上でもお話をしましたが、柔軟剤と洗剤は一緒に投入しないようにしましょう。一緒に投入することにより、互いの効果を打ち消しあってしまうからです。

洗剤は衣類の汚れを落とし、柔軟剤は衣類同士の摩擦を防ぐというそれぞれに役割があります。

 

すすぎ1回での使用は避ける

すすぎの回数は2回に設定しておきましょう。すすぎ1回だけでは、どうしても衣類の汚れが落としきれなかったり、洗剤が残っている場合があるからです。

 

脱水をかけすぎない

脱水をかけすぎると、柔軟剤の成分がどんどん排出されて効果が薄れてしまう可能性があります。脱水は1回までに留めておきましょう。

悪天候が続いてどうしても我慢ならない場合は、タオルに包んで水分を吸収させると良いでしょう。

 

洗濯物を詰め込みすぎない

私がよくやりがちなのですが、洗濯物の詰め込みすぎは避けましょう。汚れが落ちにくくなるだけではなく、柔軟剤の成分が全体に行き渡らずムラができてしまう可能性があるのです。

 

柔軟剤の香りを持続させたい

タオル

誰しも、良い香りに包まれたい、人にいい香りがする人だと思われたいと思うもの。柔軟剤の香りを持続させる一番手っ取り早い方法は、ズバリ1回の洗濯量を少なめにすることです。

繰り返しとなりますが、1回の洗濯物の量が多いとどうしても柔軟剤が行き渡らずムラになります。要は、洗濯物の量が少なければその分、全体に行き渡る柔軟剤の量が安定するため、香りが定着しやすくなるというもの。

また、汗の臭いや汚れが気になる衣類は予洗いしておくと良いでしょう。事前に洗っておくことで菌の繁殖を防いで柔軟剤の香り効果が格段にアップします。

まあそれが良いことだとは、口にしませんがね?

 

まとめ

柔軟剤は繊維をコーティングしてくれるのですね。そのおかげでいろいろな嬉しいことがあります。
静電気を防止したり、手触りが良くなったり。さらに、衣類の持ちも良くなるのです。

一方で、吸水性が悪くなるというデメリットも。
敏感肌の人は、柔軟剤の成分で肌荒れしてしまうこともあるので注意してくださいね。

柔軟剤を使うときは、すすぎのときに適正量を入れるようにしましょう。
いまどきの洗濯機は、専用投入口が用意されていると思うので、そこを使えばOKです。
手洗いをするときは、「すすぎのときに入れる」ということを忘れないようにしましょう!

洗濯物の量は少ないほうが、柔軟剤の香りが長持ちするのでおすすめですよ。

あ、今まで使い方間違っていたかも、という方はこの機会に使い方を見直してみてください。
柔軟剤も上手く使いこなせれば、お洗濯ももっと楽しくなるはず。柔軟剤を最大限に生かして、お洗濯しましょう。

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