洗濯で柔軟剤を使うと、手触りがふわふわで、いい香りもしていいことばっかり。なんて思っていませんか?もちろん、柔軟剤にはメリットが沢山ありますが使い方によっては、メリットよりもデメリットが強くなってしまうこともあるんです。というわけで今回は、柔軟剤を最大限生かす方法を解説します。
柔軟剤には香りをつけるだけでなく、いろんなメリットがあるんですよ。改めて主なメリットを紹介しますね。
柔軟剤を使うと衣類の表面が柔軟剤成分でコーティングされ、繊維の凹凸がなくなります。なめらかに仕上がった結果、繊維同士の摩擦が減って、静電気が起きにくくなるんです。
柔軟剤の中には消臭成分が含まれているものもあり、洗濯すると繊維に消臭成分が染み込みます。体臭をはじめ、タバコや食べ物についたニオイを消してくれる効果があります。特に、汗をかきやすい時期におすすめです♪
抗菌作用があると記載されている柔軟剤であれば、菌の繁殖を防いでくれます。そのため部屋干しをするときに出る特有のニオイなどを抑えることができるんですよ♪
柔軟剤を使うと繊維がコーディングされ絡まなくなり、間に空気が入りやすくなります。結果、衣類の水切れが良くなり、脱水後の衣類の水分量が少なくなるので早く乾くという仕組みとなっています。
何度も着用してごわごわになった衣類でも、柔軟剤の柔軟成分によって表面がコーティングされ肌触りが良くなります。さらには洗濯によるシワも軽減することが出来ます。
ここまで柔軟剤の効果を確認してきました。ここからは早速使い方を見ていきましょう。
まずは、皆さんも気になるであろう、柔軟剤の入れるタイミングについてご紹介していきます。具体的な手順に入っていく前に、抑えておくべきことをおさらいしましょう。
柔軟剤の極意は、ずばりこれです!何回かすすぎをするなら、一番最後のすすぎに入れるということですね。後にも説明しますが、柔軟剤はいわばコーティング剤のようなもの。せっかくつけたコーティング剤も何回かすすぎをしてしまうと、簡単に取れてします。そのため最後に入れるようにしましょう。
これを覚えていれば使っている洗濯機がどんな型のものでも、正しいタイミングで使えますよ!ではここからは乾燥まで含めた全自動洗濯機・ドラム式洗濯機・二層式洗濯機での使い方を紹介していきます。
全自動洗濯機、ドラム式洗濯機は基本的に使い方は同じです。これから紹介する手順に従って、柔軟剤を使ってみてください。
洗濯機の中に洗濯物を入れます。フリルやレース、ファスナーが付いている洋服はそれぞれ洗濯ネットに入れましょう。
洗濯物の量、水の量に合わせて洗濯洗剤を計量し、入れます。
スタートボタンを押す前に、柔軟剤専用の投入口に柔軟剤をセットしましょう。最後のすすぎのタイミングで、洗濯槽の中にセットした柔軟剤が自動的に投入されます。セットする柔軟剤の使用量は、商品に記載された分量を入れてくださいね。
洗う衣類の素材や量にもっとも適したコースを選択し、洗濯をスタート。
洗濯が終了したら、すぐに洗濯槽の中から衣類を取り出しハンガーで吊るして干しましょう。そのまま放置しておくと、雑菌が繁殖して臭いやカビの原因となります。あとは風通しが良い場所でしっかり乾かすだけ。
ちなみに、ブラウスやスタッズがついたTシャツなどを手洗いする場合は、汚れを落とし終わってすすぐ際に洗面器の中に柔軟剤を1〜2滴垂らしてください。すすぎ終わったら軽く絞ってタオルで水分を飛ばし、ハンガーに干して乾かしましょう。
温風乾燥機機能が付いている場合は、温度によって柔軟剤成分を広める柔軟剤シートも使えます。30分以上の感想を目安に衣類と共に柔軟剤シートを乾燥機に入れて回すだけでふっくらした仕上がりになるので、こちらもいいですね。
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投入口の無い二層式洗濯機では、洗浄をした後の2回目のすすぎの水に自分で柔軟剤を入れます。2回はあくまで目安ですが、洗剤があると柔軟剤の効果が薄くなってしまうので、綺麗なすすぎ水に入れるようにして下さいね。
柔軟剤を入れ終わったら数分間、洗濯機で回します。その後に脱水を行います。
手洗いの場合は、洋服の素材に合わせてまずは優しく洗います。2回程すすぎをおこなったら3回目の水に柔軟剤を投入します。こちらも二層式洗濯機と同様に回数は目安ですが、すすぎ水が綺麗になってから柔軟剤を入れるようにして下さいね。
柔軟剤を入れ終わったら衣類をそこに浸して3分ほど押し洗いをします。そして最後に軽く脱水し、洋服にごとの干し方に沿って干します。
洗濯の強い味方の柔軟剤を正しく使って、効果的なお洗濯をしましょう!続いて、より効果的に柔軟剤を使う方法7つをご紹介。
商品のラベルに記載された量を守りましょう。柔軟剤の量が多いからといって、香りが強くなるわけではありません。むしろ、入れすぎによって繊維や素材が傷ついて衣類の持ちが悪くなる可能性があります。また、吸水性が悪くなったり肌触りが悪くなってしまうことも……。それから毎日柔軟剤を使うのもあまりよくありません。お洗濯3~5回に1回ぐらいの頻度で使うようにするのがおすすめです。
上でもお話をしましたが、柔軟剤と洗剤は一緒に投入しないようにしましょう。一緒に投入することにより、互いの効果を打ち消しあってしまうからです。洗剤は衣類の汚れを落とし、柔軟剤は衣類同士の摩擦を防ぐというそれぞれに役割があります。
すすぎの回数は2回に設定しておきましょう。すすぎ1回だけでは、どうしても衣類の汚れが落としきれなかったり、洗剤が残っている場合があるからです。
脱水をかけすぎると、柔軟剤の成分がどんどん排出されて効果が薄れてしまう可能性があります。脱水は1回までに留めておきましょう。悪天候が続いてどうしても我慢ならない場合は、タオルに包んで水分を吸収させると良いでしょう。
私もよくやりがちなのですが、洗濯物の詰め込みすぎは避けましょう。汚れが落ちにくくなるだけでなく、柔軟剤の成分が全体に行き渡らずムラができてしまう可能性があるのです。
洗濯できる衣類であれば、どんなものでも柔軟剤を使っても大丈夫です♪ただし、洗濯のしわを軽減するタイプの柔軟剤を使うときは、しわ・凸凹加工の衣類には使わないようにしましょう。せっかくの加工がとれてしまいます。
古い柔軟剤は液がドロッとしたり、白い粒が出たりします。そんなに長い期間でなくても、保管場所が悪ければ、同じような状態になってしまいます。こうなってしまうと、柔軟剤の効果が半減してしまいます。購入したら、早めに使い終えるようにしましょう♪
また、古い液が残っているとよくないため、柔軟剤は使い切ってから詰め替えるようにします。ちなみに、詰め替え時に、容器を水洗いするのは避けましょう。洗うことで容器の中に菌が増殖してしまうかもしれないからです。
柔軟剤を使う上で細かい疑問点もいくつか見ていきたいと思います!
中身は洗わず、使いきった状態で同じ製品を詰め替えましょう。水で中を洗ってしまうと菌が増殖してしまう恐れもあるので、洗うことなく詰め替えをおこないましょう。
柔軟剤が理由で黄ばむことはないので、長期間保管する場合でも柔軟剤で洗濯してOKです。ただ皮脂などの汚れが残ってしまうと黄ばんでしまう原因になるため、しっかりと洗いましょう。
柔軟剤には赤ちゃん用のものもあり、赤ちゃんの衣類にも使用することができます。大人と同じものを使うと肌トラブルを引き起こす可能性もあるので、洗濯は別にして柔軟剤を使用しましょう。また成分が残りすぎないようにしっかりとすすぎも行いましょう。
においというものは、慣れるとだんだんと感じなくなってくるものです。家のにおいなんかがそうですよね。最近柔軟剤の香りが弱くなってきたと感じても、それは慣れによるものかもしれません。しかしその一方で本当に香りが弱いことも…。ここからはそんな柔軟剤の香りをしっかり付けたいという方に、その方法4つを伝授いたします。
柔軟剤の香りを持続させる一番手っ取り早い方法は、ズバリ1回の洗濯量を少なめにすることです。繰り返しとなりますが、1回の洗濯物の量が多いとどうしても柔軟剤が行き渡らずムラになります。要するに洗濯物の量が少なければその分、全体に行き渡る柔軟剤の量が安定するため、香りが定着しやすくなるというものです。下では大まかに、洗濯物の量に対する適切な柔軟剤の量を載せたので、参考にしてみてください!
洗濯量
水量
柔軟材の量
1.5kg
30L
10ml
4.5kg
55L
30ml
6.0kg
65L
40ml
柔軟剤の香りがしないのは、汗臭など嫌なにおいでかき消されていることがあるかもしれません。その場合には、つけ置き洗いなどで徹底的ににおいを落としましょう。その際には、濃いめの濃度の洗剤液でつけ置きします。さらに液体の酸素系漂白剤を入れてみると、頑固なにおいもしっかり落ちてくれますよ!
好きな柔軟剤と水を混ぜて作った柔軟剤スプレーを使用するという方法もあります。作り方は簡単で、柔軟剤15~25mlに水道水500mlを用意してスプレーボトルに混ぜるだけ。適度に薄まっているので香水のように香りづけをすることができ、柔軟剤の香りを再びつけることができますね。
柔軟剤は直射日光が当たる場所や、高温多湿な場所に置くと、品質が落ち、香りの効果が半減してしまいます。また、子供の手が届かない場所に置きましょう。誤って子供が柔軟剤を飲んでしまうことを防ぐためです。
柔軟剤は繊維をコーティングしてくれる洗剤。柔軟剤を使うときは、すすぎのときに適正量を入れるようにしましょう。洗濯物の量は少ないほうが、柔軟剤の香りが長持ちするのでおすすめですよ♪柔軟剤も上手く使いこなせれば、お洗濯ももっと楽しくなるはず。柔軟剤を最大限に生かして、お洗濯しましょう!