朝イチバンの仕事前。
熱いコーヒーを飲まないと、体が動かないし、力が入らないという方も多いのではないでしょうか?
これを飲んだら仕事を始めよう。
マグカップを口に近づけたその瞬間。ついつい、TVのニュースに気を取られて、ビシャ!
黒いコーヒーが、洗濯したての真っ白なシャツにみるみる浸透…。コーヒーの染みって気になりますよね。
そこで!今回は、超簡単なコーヒーの染みの抜き方を紹介します!
目次
実際に染み抜きをする前に、まずは、コーヒーの染みがどのような成分なのかを知っておきましょう!
染みの成分には、いくつか種類があります。例えば、水に溶ける汚れである水溶性、油に溶ける汚れである油性、水にも油にも溶けない汚れである不溶性、などなど。
コーヒーの染みは、この中で、水溶性に当てはまります。水溶性の汚れは、水に溶けるので、早い段階であれば水と洗剤で落とすことができるんです!
しかし、染みをそのまま放置していくと、服の繊維にまで色素が浸透してしまい、水と洗剤だけでは落としにくくなります。
なので、なるべく早く応急処置をすることがキレイに染みを落とすための鍵となりますよ♪
どうしても落ちない場合は、漂白することでほとんど落とすことができるので、順番に解説していきます!
コーヒーの染みの成分がわかったところで、染み抜きをする前の注意事項を確認しておきましょう!
注意事項はズバリ、
この2つです。
洗濯表示を確認するのはとっても簡単。
水洗いができるか洗濯表示をチェックするだけです。
基本的に普段洗濯している服なら大丈夫ですが、シルクやウールなどデリケートな素材は自分で洗うのが難しいので、無理せずクリーニングに出すことをおすすめしますよ♪
染み抜きを行う前に、服の目立たないところに洗剤をつけて、色落ちしないか確認することも注意事項の一つです。
もしこれで、色が褪せてしまったり、変色してしまった場合は、自分で洗うのはおすすめしません。
しかし、中性洗剤を使う場合は基本的には大丈夫なので、不安な場合は行いましょう。
コーヒーの染みができてしまった直後。
服の繊維にコーヒーの茶色が染みこんでいくその前に。応急処置として、水と洗剤で洗いましょう。
この応急処置が、コーヒーの染みをキレイに落とすためにはとっても大切なんです!
・タオル(2~3枚)
・中性洗剤
「ジョイ」などの「弱アルカリ性洗剤」も、コーヒーの染み抜きに向いていますが、服に負担をかけてしまうので、「キュキュット」などの中性洗剤がおすすめですよ♪
まずは、なるべくコーヒーの水分を減らすために服にタオルを挟んでポンポンと拭き取っていきます。
この時染みを広げないように、優しくたたくのがポイントですよ!
中性洗剤を染みの上にのせて…。
染みの部分をもみほぐすように、洗います。
こうすることで、どんどんコーヒーの染みを浮かせることができるんです。
染みが薄くなってきたら水、またはお湯で流しながら洗いましょう。
お湯の方が効果は大きいですが、色落ちや型崩れの原因にもなってしまうので基本的には水で十分です。
この時点で、染みを完全に抜くことができたら、ここまででOK。乾いたタオルでポンポンふいて、乾かします♪
もしも、まだ染みが残った状態であれば、2と3の手順を何度か繰り返しましょう!
出先などで、洗濯が出来ない場合はここまでの手順で大丈夫です。
3までの手順が終わってもまだ汚れが気になるようでしたら、いつもの洗濯と同じように洗濯機で洗いましょう。
これで完了です!ほとんどのコーヒーの染みはこれで解決しますよ♪
コーヒーの染み抜きをきれいに落とすためには、洗濯機を使いましょう。
液体酵素系の漂白剤を染みの部分につけて洗うと、綺麗に染みが落ちやすくなります。
ミルク入りのコーヒーやカプチーノなどをこぼして染みになってしまった場合は、洗濯する前に脂肪分とタンパク質を分解させた方が綺麗に汚れが落ちます。
液体酵素系の漂白剤を汚れた部分につけて、絞った温かいタオルを当て、ラップで包むとタンパク質を分解することが可能です。
その後、洗濯機で洗うことにより綺麗に染みが落ちるのでぜひ試してみてください。
中性洗剤を使ったコーヒーの染みの抜き方を紹介しましたが、それでも落ちない…。なんてことも。
これはコーヒーの色素が服の繊維にまで浸透してしまったことが原因です。
そのような場合は、漂白剤を使って染みを落としましょう!
漂白剤には、2種類あります。
塩素系漂白剤と、酸素系漂白剤。
とってもカンタンに言うとこの2つは、成分が異なっていて、塩素系のほうが漂白力が強く、酸素系のほうが弱いのです。
くわしいこの2つの漂白剤の違いは、「漂白剤の使い方を種類ごとに徹底解説!お掃除・お洗濯の最強アイテム」をご覧あれ!
さて、染み抜きの話に戻ります。
というのも塩素系漂白剤は漂白力が強いぶん、服の色や柄が落ちたり、白いものに使っても、洋服自体が変形してしまう可能性があるため染み抜きにはNG。
酸素系漂白剤には、液体タイプと粉末タイプがあるので、合わせて解説していきますよ♪
・酸素系漂白剤
・漂白剤を入れられる容器
・お湯(粉末の漂白剤を使う場合)
・綿棒または小さめのタオル
おすすめ 商品
色や柄のあるお洋服に、染みがついてしまった時。
コーヒーに限らずありますよね。
そんな時は、洋服自体の色や柄を落とさないために、こちらを使いましょう。漂白剤独特のにおいも、あまりきつくないのでおすすめです。
粉末タイプの酸素系漂白剤は、一般的には水2リットルに対して大さじ1杯(15g)の割合で薄めるのが目安です。
液体タイプの漂白剤の場合は、種類ごとに薄めるもの、そのまま使うものそれぞれあるため、パッケージに従いましょう。
今回は液体タイプを使いました♪
薄めた漂白剤を、綿棒などの先につけます。
染みが大きい場合は汚れてもいい、小さめのタオルなどでOK。
漂白剤をつけた状態で、染みの部分をポンポンと叩いて漂白しましょう。
染みが落ちるまで何度かくりかえしてOKです。
染み抜きが終わったら、漂白剤をつけた部分を水ですすぎましょう。
すすぎ終わったら、洗濯表示を見て陰干しor日なた干しをして完了です。
キレイに落とすことができました!
この作業で、コーヒーの染みはほとんど落ちるはずです♪もしも、落ちなかった場合は、プロのクリーニング屋さんの染み抜きにお任せしましょう。
漂白剤は根本から色素を分解してくれるが、食器用の洗剤を使うよりも多少繊維への負担は大きいです。
特に塩素系の漂白剤を使用する場合は気をつけておきましょう。
染みができてすぐの場合は、漂白剤よりも食器用の中性洗剤の使用をおすすめします。
漂白剤は根元から色素を分解しますが、食器用の中性洗剤はシミを浮かせて剝がします。
そのため、染みができてすぐに対処する場合は綺麗に落ちやすいです。
カーペットあるあるで、新しく敷いて、ほっとしてお茶を飲もうとした瞬間にこぼしてしまうが、ありますよね。
染みができたら…すぐに、染み対策です。
染みにもいろんな種類があります。ここでは、大きく分けて、水性の染みの取り方と、油性の染みの取り方の2つをご紹介しますね。
雑巾に台所用中性洗剤をつけて馴染ませます。そして、染みになってるところを叩き落とします。
目視できれいになったことを確認したら、洗剤が残って別の染みにならないうちに、水拭きを繰り返します。ちょっと濃い目の染みの場合は、液体洗剤を使ってみるのもいいかもしれません。
液体ワイドハイターなど酸素系漂白剤20mlに、重曹大さじ1(15g)混ぜた洗浄液を作ります。そして、しぼった雑巾に電子レンジをかけて、蒸しタオルを作ります。
染みの上に洗浄液をかけて放置します。最後に蒸しタオルで叩いて、少し湿った雑巾で拭けば完了です。
ここまで染みの落とし方について、いくつかの方法をご紹介してきました。
何度も言うようですが、コーヒーの染みは時間との勝負です!
手順が正しくても、時間の経った汚れは落とすことが難しくなっていきます。
では、こうして落ちなかった染み汚れはどう対処すれば良いのでしょうか? そんな対処法についても載せておきますね。
お金の問題もあり、できれば自分で解決したくなるものです。
しかし、必要以上に擦ったり、洗剤を付けたりするのは単に劣化を早めます。
家あるものでキレイにするのは、なかなかに難しいでしょう。
そんな時は、洗濯のプロであるクリーニングへ出してしまいましょう!
洗濯にかける時間をお金で買ったと思えば、そこまで負担にも感じませんよ♪
さらに、お店には専用の洗剤や道具が取り揃えられています。 自宅では出せない仕上がりとなるので、一度試しに使ってみるのも全然アリです!
クリーニングに出した場合の料金相場は気になる所。
一般的なクリーニング店なら以下の通りです。
・小さな染み 1,000~3,000円程度
・大きな染み 3,000~5,000円程度
他にも、通常クリーニングで落とせる範囲は『無料』としているところもありました。
これは、通常クリーニング料金に『含まれている』といったニュアンスですね。
ついでに染み抜きもお願いしたい、などの場合は便利かもしれないサービスです。 細かい料金設定はお店ごとに異なります。
ですので、もし店舗が決まっていれば一度問い合わせてみるのが良いでしょう。
先程説明したのは、一般的なクリーニング店の場合。
実は染み抜きには、専門のクリーニング店があるのをご存知ですか??
使う上でのメリットも大きいので、この際ですからついでに知っておきましょう♪
すでにクリーニングへ出したことがある人は、ご存知かもしれませんね。
実はクリーニングに出しても、染みがヒドイ場合は『対応不可』とされるケースがあります。
また、洗濯はしたものの『これ以上は落ちません』とシミが残っている場合も。
そういった失敗リスクを下げるためにも、染み抜き専門のクリーニング店はオススメです!
全く落ちなかった場合に返金してくれるお店もあるので、ぜひ一度チェックしてみましょう。
地域によっては、染み抜き専門店が近くに無いことも考えられますね。 ご安心ください。
時代の流れと共に、クリーニングも宅配が可能となりました!
送料は掛かるものの、『〇〇円以上なら無料』等のサービスが主流になっています。
これを機に他の染み汚れを探して、一緒に頼んでしまうのも手かもしれませんよ♪
普段からよくコーヒーを飲むという方は覚えておいてください♪
うっかり染みができてしまったときに、いつでも対処できるように。
コーヒーの染み抜きは
1. 中性洗剤で水洗い
2. 酸素系漂白剤で漂白
染みがついたらできる限り早く落とす、が鉄則です!
染みがついてから、うーん、めんどくさいし後からでいっか、ということだけは避けてください。
大事な服だったり、自分で染みを落とすことができなかったら、その場合は迷わずクリーニング屋さんに持っていきましょう!