長くかばんを使っていると壊れてしまうことがありますね。大きく破損してしまう場合、使えなくはないけれど不便な程度の破損…さまざまな不具合があります。金具が壊れてしまうと、使い勝手が悪いばかりでなく見た目にも良くありません。今回は金具の種類や修理の方法、修理の依頼の仕方について解説します!
かばんの金具の修理方法や費用は、壊れた個所、素材や構造・壊れ方によって異なります。まずは、どこの金具が壊れたのかを確認しましょう。
・ナスカン
ショルダー部分とかばん本体をつなぐ金具
・カン類(Dカン・丸カンなど)
紐やベルトを通す部品
・バックル
ベルト部分の部品
・アイレット
紐等を通す穴の金属の補強部分
・スナップボタン(バネホックボタン・ジャンパーホック)
かばんを閉じるボタン
・ロック金具
つまみ型のかばんを閉じるボタン
・差し込み金具
差し込み型のかばんを閉じるボタン
・ひねり金具
つまみをひねりロックがかかるボタン
・マグネット
開閉部分のマグネット
・引手
ファスナーを引っ張る部分
・スライダー
ファスナーを開閉する部分
・カシメ
持ち手やポケット部分などを補強するときに、使われる鋲状の金具
・底鋲
かばん底の鋲
元の金具に破損がなく、外れてしまった場合や緩んでしまった場合にはそのまま付け直しができるケースがあります。元のパーツが使えるため、費用は比較的抑えることができます。
元の金具が破損してしまった場合、紛失してしまった場合には部品を新しいものに交換します。
金具がスムーズに動かない場合、固まってしまった場合などには調整をして動くようにします。パーツの交換がない場合は費用を抑えられることもあります。
代わりとなる金具がない場合、同等の金具を全て作製し復元させます。1からの作製となると費用がかかる場合があります。
かばんの金具の修理は「購入したメーカーやブランド店」または「かばん修理店」に修理を依頼することができます。それぞれにメリット・デメリットがあるので、理解をした上で納得のいく修理をしましょう。
メーカー品やブランド店で購入したものは、購入した店舗やカスタマーセンターなどを通じて修理を依頼することができます。
購入したメーカーやブランド店に修理を依頼をすると、元と同じデザインの金具を使用して修理をしてもらえるので、購入時とほぼ同じデザインに仕上がります。
メーカーやブランドが自社製品のデザインを守って修理をしてくれるので安心して修理を依頼できます。
メーカーやブランド店の場合、すぐに見積りや修理ができないことが多いです。金具を海外から取り寄せたり、海外に発送して修理をするケースもあるので、修理が完了するまでに時間がかかる可能性があります。
また、メーカーやブランドの純正金具を使い、購入時のかばんと同等になるように修理をするため、費用がかかります。特にハイブランド品はブランドが認定した職人が作業を行うため高額になることもあります。
修理費用が高額の場合は、新規購入した方がよい場合もあります。
使用頻度の高いかばんなどは、手元にない期間が長いと不便なこともあります。仕上がりの早い業者に依頼することも検討しましょう。
かばん修理店ではメーカーやブランド品のほか、ノーブランド品の修理も行っています。
かばん修理店では修理価格が明確に表示されている場合が多く、修理価格の相場の確認ができます。金具もメーカー品やブランド品でないため、比較的安く仕上げることが可能です。
インターネットで見積もりを依頼できるケースなどもあり、仕上がりまで期間についても相談できます。また、かばん修理店では幅広い修理に対応しているので、メーカーやブランド店で修理できないものも修理を依頼できることもあります。
メーカー品やブランド品の場合、メーカーやブランドのオリジナルの金具を使うことができないため、類似の金具で仕上げることになります。元の金具がない場合や、特殊な金具の場合は店舗の職人の判断で取り付けられることもあり、購入時と異なる仕上がりになる可能性があります。
修理店により修理方法や価格が異なります。修理店に依頼をする場合、複数の業者へ見積もりを依頼して比較しましょう。
金具が破損していたり、紛失している場合には類似の金具をつけることとなります。どの金具を使用するのか、どのように取り付けるのか、自分のイメージと合っているかを確認しましょう。
修理店により修理技術が異なります。その店舗で実際に修理をした例を見たり、口コミ評価を確認して安心できる業者を選びましょう。
かばんの金具の修理を考えたら、「購入したメーカーやブランド店」または「かばん修理店」に見積もりを取ってみましょう。修理費用と修理方法を確認してから依頼してくださいね!
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