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更新日 :2023年02月15日

腕時計のガラスって交換できる?ガラス交換の料金の相場や依頼先は?

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お気に入りの腕時計。使っているうちにガラスにキズがついてしまったり、ヒビがはいってしまったという経験はありませんか?腕時計の前面についているガラス(風防)は、針や文字盤を保護するためのものです。キズやヒビが入ってしまうと、時計の機能にも影響を与えてしまうこともあります。今回は腕時計のガラスが交換できるのか、交換の相場や交換する際の注意点について解説します。

腕時計のガラス交換を行うタイミング

腕時計には割れにくいガラスや衝撃に強いガラスなどが使われていることが多いのですが、毎日使っていると表面が擦れ、細かなキズがついてしまったり、割れてしまうこともあります。

腕時計のガラスは針や文字盤、時計の機能を守るための重要な部品です。腕時計のガラスが次のような状態になったら交換を検討しましょう。 

割れてしまった

腕時計のガラスは「衝撃」や「落下」などで割れてしまうことがあります。また、ガラスに「大きな負荷」がかかることも割れる原因につながります。割れてしまった場合は、針や文字盤などの時計の機能が守れなくなるので、すぐに交換が必要です。

深いキズやヒビ入ってしまったとき

時計の表面に大きなキズができてしまったりヒビが入ってしまうと時計が見にくくなることもあります。また、キズやヒビから水分が侵入してガラスが曇ったり、時計の故障につながる場合もあります。キズやヒビに負荷がかかると、大きな割れにつながる恐れもあります。

細かなキズがたくさんついている

腕時計を日常的に使っていると、気付かないうちに細かなキズがついていきます。長く使っているうちにキズが増え、文字盤が読みづらくなってきたら交換が必要です。

変色してしまった

腕時計のガラスは材質によっては、紫外線などにより変色することがあります。文字盤が読みづらくなったり、見た目汚れて見えてきたら交換をおすすめします。

腕時計のガラスは交換できる?

腕時計のガラスは全てのガラスが交換できるわけではありません。時計のタイプ・製造時期などにより交換が難しい場合があります。一般的に流通している時計であれば、ガラス交換ができる可能性が高くなります。

ただし、防水性の高い時計は元の防水機能を保つことが難しく、ガラス交換が難しいケースもあります。また、アンティークの時計や古いモデルの時計などは部品が手に入らず、交換できないこともあります。

ガラス交換をしなくても直るケース

「表面上だけに浅いキズ」などは、研磨を行うだけでキズがきれいになることもあります。ただし、キズの深さは見た目だけではわかりにくいことが多く、自己判断せず専門店などで判断してもらうことをおすすめします。腕時計のガラスを交換したい場合は、まず専門店などでプロに確認してもらいましょう。

腕時計ガラス交換(ガラス修理)の料金

ガラス交換の料金は、材質により修理料金が異なります。ガラスには主に3種類の材質が使われています。

アクリルガラス(有機ガラス)

プラスチックや有機樹脂を素材として作られるアクリルガラス。軽くて加工がしやすく、薄くて割れにくいというメリットがありますが、キズが付きやすいという特徴を持っています。

また、紫外線に当たると黄色く変色を起こす材質でもあります。アクリルガラスは、浅いキズであれば表面を研磨しキズをなくすことも可能です。修理にかかる費用は、研磨だけの場合は3,000円台~、交換は8,000円台~が相場です。

クリスタルガラス(無機ガラス)

窓ガラスやコップなどで使用されているガラス素材を加工して作られるクリスタルガラスは強度や透明度などが増した素材です。アクリルガラスより硬いので表面にキズが付きにくく、見た目も美しいというメリットがありますが、衝撃に弱く、ヒビが入ったり、割れやすいという特徴をもっています。

アクリルガラスのように研磨することはできませんガラス交換の費用は20,000円台~が相場です。

サファイアガラス

サファイアガラスは、サファイアを原料にして製造された人工ガラスです。硬度が高くキズが付きにくいのが特徴です。表面もなめらかで、透過性に優れているので見た目にも美しく高級時計に使用されることも多い素材です。

衝撃に強いものの、衝撃が加わると欠けてしまうこともあります。表面の研磨はできず、加工が難しいので他の素材に比べ高価になりますガラス交換の費用は、20,000円台~が相場です。

腕時計のガラス交換依頼先

腕時計のガラス交換などの修理は、メーカーやブランド、購入店、一般の腕時計修理店に依頼することができます。一般の時計の修理店ではネットでの受け付けや見積もりを行っています。

ガラス交換費用にはガラス料金に加えてパッキンなどの部品、技術料などが加わるケースもあります。また、ガラスが割れてしまった場合などは時計内部にガラスが侵入していることもあり、オーバーホールを進められることもあります。まずは見積もりをとって、料金を確認しましょう。

まとめ

腕時計のガラスのキズやヒビを放置すると時計の故障につながる恐れがあります。気になるキズやヒビがあった場合は、自己判断せず、早めにプロに相談することをおすすめします。